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花の下にて春死なむ

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,680 円
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    「花の下にて春死なむ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0


      「花の下にて春死なむ」は、北森鴻が第52回日本推理作家協会賞の短編および連作短編集部門を受賞し、短編の名手という地位を不動のものとした作品だ。

      商店街の細い路地の突き当たりに、ひっそりと存在するビアバー「香菜里屋」。
      度数の違うビールを四種類揃え、その時の客の気分によって適当な度数のビールが奨められる。

      ヨークシャーテリアが間違って人間になってしまったかのような風貌のマスター・工藤哲也の料理の腕は一級で、大事に通う店として常連たちに愛されている。

      だが、このマスターには、もうひとつ、推理能力に長けているという才能があり、常連客が持ち込む謎を、カウンターの奥にいながらにして解き明かしてしまう。

      つまりこの作品は、"日常の謎派"の安楽椅子探偵ものの逸品なんですね。
      そして、ことさらにトリッキーというわけではないのも、実にいいんですね。

      表題作の「花の下にて春死なむ」は、肺炎にかかって衰弱死した老俳人の隠された人生を、その俳人を愛していたフリーライターが探るというストーリーで、哀感に満ちた解決が、この連作短編集の特質を、良く示していると思う。

      謎解きの行為によってキャラクターを浮かび上がらせるという、良質な本格ミステリの形が、ここには示されていると思いますね。

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      2018/09/13 by

      花の下にて春死なむ」のレビュー


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