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コロボックルそらをとぶ (児童文学創作シリーズ)

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 佐藤 さとる村上 勉
定価: 1,296 円
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    「コロボックルそらをとぶ (児童文学創作シリーズ)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      「そらにはさかいがないものな」

      「だれも知らない小さな国」のコロボックルシリーズ。
      大好きな村上勉&佐藤さとるの黄金コンビの絵本です。
      かわいらしいコロボックルの挿絵がカラーの大きな絵で満喫できる。ファン必読の書!
      絵本はコロボックルの子どもの「トコちゃん」を主人公にしたシリーズで全4冊出ています。
      絵本単独でも楽しめますが、「だれも知らない小さな国」の続編なのでぜひ本編を読んでからお読みいただきたです。
      「だれもしらない」と「豆つぶほどの小さな犬」の2冊を読んでいれば、コロボックルの国がどんな国なのかわかった上でこのお話を楽しむことができます。
      できればこの2冊をお読みいただけるといいと思います。

      トコちゃんの本名は「トネリコのヒコのトコ」です。
      好奇心ではちきれそうな元気な男の子です。
      おむすびを転がしたような小さなコロボックル山の中じゅうくまなく探検して回っているのですが、ある日、傷ついて飛べなくなった文鳥を発見します。

      ストーリー的にはお察しの通りの物語展開で、いかにも子どもが楽しめるお話しになっていますが、大人に伝えたいメッセージもきちんと折り込まれています。

      それは大人が子どもにどう接すればいいのか?という、とても基本的で大切な部分なのです。

      コロボックルの大人たちは子どもにルールを教えます。
      その上でその範囲内でやりたいことは止めたりしません。
      ただしいつも誰かが見守っているのですよ。
      それも子どもには気づかれないようにそっと高みから見下ろすだけです。
      もしも危険があったならすぐに助けにいく体制が整っているんですね。
      危ないからと取り上げる事も価値観を押し付けられることも親がひっついて監視することも無しです。
      ただしルールは絶対であることを、自分も社会の一員であることを、子どもも理解しています。
      大人の大きな愛に包まれつつ、子どもは自分の意志と自由な行動で自らを成長させるのです。

      もう一つはコミュニティそのものの在り方です。
      彼らは長老をリーダーに据えていて尊敬と権限を与えていますが、その長老がとっても素敵です。
      何を護り、何を禁じるかの判断だけではありません。
      新しい文化や挑戦を取り入れる決断も、長老の役目です。
      そして迷わずフレキシブルに振舞えるコロボックルの長はとっても素晴らしい。
      民主的な社会及びリーダーはこうあるべきではないでしょうか。

      きっと作者には本当に見えていたんでしょう。幸福な国の姿が。
      >> 続きを読む

      2016/12/28 by

      コロボックルそらをとぶ (児童文学創作シリーズ)」のレビュー

    • 「だれもしらない」を読み終えたばかりということもあり、すぐさま手に取りたい気分です。この挿絵、本当にあたたかくて可愛くて良いですよね。

      そして育児中なので、子供にどう接すれば良いかの部分もとてもとても興味あります。

      >危ないからと取り上げる事も価値観を押し付けられることも親がひっついて監視することも無しです。
      >ただしルールは絶対であることを、自分も社会の一員であることを、子どもも理解しています。
      >大人の大きな愛に包まれつつ、子どもは自分の意志と自由な行動で自らを成長させるのです。

      これ、本当に理想です。伸び伸びさせたい、多少怪我してもよいからあれはダメこれはダメって言いたくないと心から思っているのに、なかなか現実はうまくいかず、ビニールをむしゃむしゃ食べてしまったり、歯ブラシとかくちに入れたまま歩いたりして、危なくて取り上げて娘は泣く…みたいになってます。。コロボックルの大人たちに教えを乞いたい。。
      >> 続きを読む

      2016/12/29 by chao

    • chaoさん
      私が子育てを通して悟ったことがあります。私のような若輩の者に人間一人の命と成長の全責任を持つことなんて無理。ってことです。
      子育ては大人がよってたかってやるものだと思うんです。
      コロボックルの国では数多くの大人が愛をもって子供達一人一人を見守って、
      必要とあれば声をかけ、子どももそれを自然なものとして安心して受けています。
      コミュニティの機能がしっかりしていれば放っておいても子どもは育つのでは?
      「私が抱っこしててあげるから、あんたはその間に洗濯でもしておいで」なんて言ってれるおばちゃんがいたらありがたいですよね。
      そこで私は「子供は地域が育てるもんだ」と放言し、学童保育に子育てお願いしていました。学童いいですよ~~。ホント、コロボックルの大人と子供の関係みたいなんですから。
      >> 続きを読む

      2016/12/29 by 月うさぎ


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