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沈底魚

3.0 3.0 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,680 円
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第53回 江戸川乱歩賞

大物の沈底魚が、日本に潜っている。亡命中国外交官による衝撃情報。流出した国家機密。「眠れるスパイ」は実在するのか。公安刑事たちの極秘捜査が始まった!乱歩賞史上、もっともスリリングな公安ミステリー、堂々登場!第53回江戸川乱歩賞受賞作。

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    「沈底魚」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0


      第53回江戸川乱歩賞受賞作の曽根圭介の「沈底魚」を読了。

      警視庁公安部の刑事を主人公に据えて、スパイの正体を探っていくという、江戸川乱歩賞史上でも珍しいタイプの作品だと思う。

      ある新聞のスクープ記事が発端だった。現職の国会議員が、中国に国家機密情報を漏洩していると、米国へ亡命した中国人外交官が証言したとすっぱ抜いたのだ。

      警視庁公安部外事ニ課の刑事である不破は、警察庁外事情報部の凸井理事官が率いる捜査班に組み入れられた。

      やがて、潜伏中のスパイ(スリーパー=沈底魚)である国会議員が、政界のサラブレッドであり、将来の首相候補と評判の芥川健太郎であるという情報が伝わってきた。

      中国の外交に批判的なタカ派の芥川は、もっともスパイに似つかわしくない人物だった。
      そんなおり、不破の同級生で、芥川の秘書を務めていた伊藤真理が、失踪してしまう。

      不破はスパイ摘発と、各組織の思惑が絡み合う複雑な事件の渦中に巻き込まれていくのだった-------。

      派手な展開のない地味なプロットを支えているのが、抑制の効いた文体と簡潔で的確な会話であると思う。
      また、個性的な刑事たちをはじめとしたキャラクターの造型も、とてもうまいと思う。

      その堅牢な枠組みの中で、二転三転するプロットが展開されるのだが、結局は芥川がスパイであるか否かという、表裏一体の謎が反転するだけなので、驚きが持続しないのが少し残念な気がします。

      とはいえ、読んでいる最中は、物語の中にグイグイと引き込まれていき、かなり筆力のある期待できる作家だなと感じましたね。

      >> 続きを読む

      2018/08/27 by

      沈底魚」のレビュー

    • 評価: 3.0

      江戸川乱歩賞受賞のスパイミステリーです。

      公安警察を扱った作品としては、NHKでドラマ化もされている「外事警察」が面白かったですが、あちらは国際テロ組織との攻防のイメージが強く、この作品は国家機密がメインなところに違いが有ります。

      「沈底魚」の異名を持つ謎のスパイを追いつめていく内に、信じて良いのは誰なのかさえわからなくなって来る混迷度合いが秀逸です。

      普段、私たちの目には触れないところで活躍されている公安警察は、当然実態も分からない組織です。
      きっと脚色されているところも多いのだとは思いますが、公務員としての給料しか得ていない彼らの生命や社会的な立場を賭けた活動には頭が下がりました。

      中盤までは集中して読めたのですが、最後は無理やり終わらせたかのような尻すぼみ感が有ったのが残念でした。

      私は、断然、外事警察の方が良かったです。
      >> 続きを読む

      2012/12/04 by

      沈底魚」のレビュー

    • スパイが出てくるミステリって楽しそう♪

      2012/12/04 by MissTerry

    • 何年か前に、公安の自宅住所付きの職員名簿がネットに流出した事件が有りましたよね。

      この国は大丈夫なのか・・・と不安になったのを覚えています。 >> 続きを読む

      2012/12/05 by makoto


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