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つづきの図書館

カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,575 円

「本をさがすんですよね。」「いやいや。本をさがしてもらいたいのではない。青田早苗ちゃんのつづきが知りたいんじゃ。」「本ではなくて、青田早苗ちゃんのつづきですか?」桃さんには、さっぱりわけがわからない。田舎の図書館でおこった、不思議なできごとに、司書の桃さんはいやおうなしに巻きこまれてしまいますが...。

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    • 評価: 評価なし

       主人公の桃さんは、40歳すぎの女性です。
      離婚して、両親はもう亡くなり、しかも一年前に勤めていた会社が倒産。
      パート、アルバイトで食いつないでもアパート代も払えない、仕事も40歳すぎではもうない・・・ということがこの本の冒頭に書いてあります。

       この物語は子ども向けなのですが、普通、児童文学というと主人公は読み手にあわせて子ども、またはティーンエイジャーなのに「40すぎの独り身の女性」
      ここからして、「む。ただものではない」と感じました。
      自分がそうだったのですが、子ども、10代の頃というのは40すぎなんて想像もつかない「おばさん領域」です。

       桃さんは、生まれ故郷の四方山市の図書館の小さな別館の司書になります。
      桃さんは、図書館の仕事中に声をかけられる。

      「つづきが知りたいんじゃ」
      「本をさがすんですね?」
      「青田早苗ちゃんのつづきが知りたいんじゃ」・・・出てきたのはパンツ一枚の「はだかの王様」。

       絵本から出てきたのだといいます。自分の本を読んでくれていた女の子のつづきが知りたいと言う。今までこの図書館に勤めた人は皆、驚いて逃げてしまったらしい。

       しかし、はだかの王様は無事、つづきがわかっても次は・・・狼。
      『おおかみと七匹の子やぎ』!!!やはり読んでくれていた男の子のつづきが知りたい。
      絵本人たちが、なぜ、つづきを知りたいのか?それは心配しているからです。
      だから、絵本を読んだ子どもたちは、親が離婚、病気など普通の健康で両親そろった家の子たちではなかったりします。

       本のつづきが読みたい、と思うことはあっても本の中の登場人物から読んでいる人のつづきが知りたい!という逆転の発想の面白さ。そして、挿絵の山本容子さんの怖いものは怖く描く、という子どもに媚びない素敵な絵。そして鮮やかな赤い表紙。

      いや、いい話だったなぁ。感想が「いい話」て本当に安易で申し訳ないです。
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      2018/05/31 by

      つづきの図書館」のレビュー


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