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羊をめぐる冒険

3.9 3.9 (レビュー8件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 500 円

あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。その後広告コピーの仕事を通して、耳専門のモデルをしている二十一歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。北海道に渡ったらしい“鼠”の手紙から、ある日羊をめぐる冒険行が始まる。新しい文学の扉をひらいた村上春樹の代表作長編。

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    「羊をめぐる冒険」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      鼠3部作の3作目です。

      鼠からの手紙から作品は始まります。
      どうやら鼠は青森→北海道と転々としているようです。
      "私"は妻と離婚し、そして耳の美しい新しい彼女が出来ます。ある宣材写真で見かけた"耳"が気になって、その"耳"の人を探してやっと見つけたのが彼女です。

      ところで、ある日私を訪ねてくる男がいました。
      そのいかめしい男は私が広告製作に使った写真に写る"背中に星模様の羊"を探してくれといいます。「羊を探せないと君を社会的に抹殺する」みたいなことを言われ、私は仕方なく思い腰をあげてその羊を探すことにします。
      仕事をやめ彼女と北海道に旅に出ます。
      上巻はここで終わりです。

      妻と離婚し、羊を探すため仕事もやめてしまった私ですが、すべての事から解放され、これから羊を探すひろい草原のような空間、つまり希望がみえるようなそんな感じがします。

      下巻ではどんな展開になるのか、楽しみです。

      それにしても依頼人の運転手はいいキャラです。私と彼女との3人でのやりとりが面白いです。その一節。

      "「じゃあたとえばサウジアラビアで作られた車にはアラーが入り込んでいるわけだね」「サウジアラビアでは車は生産されておりません」「本当に?」と僕。「本当です」「じゃあアメリカで作られてサウジアラビアに輸出されて車にはどんな神様が入っているのかしら?」とガールフレンドか訊ねた。むずかしい問題だった。"

      運転手、私の猫に"いわし"なんて名前をつけたりもして。
      >> 続きを読む

      2017/12/05 by

      羊をめぐる冒険」のレビュー

    • 評価: 5.0

      『ピンボール』の最後に、鼠が街を去ることで錆びついていた時計の歯車がまわり始める。黒服の男、宗教的な運転手、いるはずのない羊…。なんだかハードボイルド。

      『風の歌』と『ピンボール』は、日常の中の非日常を書いたものだった。例えば夏休み、例えばピンボールに夢中になること。

      『羊』ではこれが180度回転する。一ヶ月でたった一匹の羊を見つけ出さなければ、すべてを失うことになるという。つまり、デッド・エンド。
      ぱりぱりの一万円札の束を渡され、新宿に降ろされた「僕」は、バーでビールを飲み、サンドウィッチを食べる。そして女の子と寝るのだ。非日常の中の日常。

      しかし、村上さんは女の子をかわいく書くのがどんどん上手になるなあ。前作の双子もかわいかったけど、完璧な耳を持つ女の子はふしぎな魅力にあふれている。

      鼠と羊の行方はまだ知れない。下巻につづく…
      >> 続きを読む

      2017/11/28 by

      羊をめぐる冒険」のレビュー

    • 日常の中の非日常→なんだかハードボイルド→なんだかファンタジー
      になっていきますね
      この3作は時系列的な流れがあるようでいて、それぞれ異なっていますね。
      この奇妙な世界観が心にひっかかって結局次々に読んでしまったのでしたっけ。
      >> 続きを読む

      2017/11/29 by 月うさぎ

    • ファンタジーみたいでハードボイルドですよね。

      「僕」と共に年を取っていくような、過ぎる季節を惜しむような、せつなさがあります。
      下巻もたのしみ!
      >> 続きを読む

      2017/11/30 by あやこ

    • 評価: 5.0

      「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」で村上春樹さんの世界観に感動して、次に選んだのがこれです。

      読み終わってから気が付いたのですが、こちら、三部作の1番最後なんですね。失敗しました。今からでも「風の歌を聴け」から読もうかなと思っています。

      いきなり三部から読んだ私ですが、読み始めたら止まりませんでした。

      現実ではありえない設定もあるのですが、なぜかファンタジーと割り切ることもできない不思議な世界観でした。

      読み終わるのが勿体なかったです。
      >> 続きを読む

      2014/04/03 by

      羊をめぐる冒険」のレビュー

    • >こちら、三部作の1番最後なんですね。失敗しました

      ヨシヨシ。元気出して♪w

      2014/04/04 by makoto

    • 「世界の終わりと・・・」が大好きなので、ぜひ読んでみたいと思いました!!
      三部作になっていることをここで知れてよかったです、、笑 >> 続きを読む

      2016/07/28 by えりこ

    • 評価: 4.0

      三部作と呼ばれている「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」に続く「羊をめぐる冒険」。

      今回もなんだかバラバラしたイメージの話が散らばっているような印象を受けたが、後半になるにつれて急に話が集まってきたような感じ。世界観を楽しむだけでなく、この先の展開が気になる。前2作よりずっと物語になっている。

      鼠くんはどこにいるの!
      あの羊は一体なんなの!
      見つかるの!?

      あと、今回確信に変わったのは、私は村上春樹の文体そのものを読むことが好きなんだということ。
      他の作家では感じたことのない心地よさを感じる。
      村上春樹にハマルとは、自分でも意外だったなぁといまだに思う。

      「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」を読んでいないと面白さは半減しそう。
      >> 続きを読む

      2014/02/16 by

      羊をめぐる冒険」のレビュー

    • 3部作なんですねー!
      私もいろんな作家さんの本を読みたいけど
      ハマってる時ってついつい買う本が集中しちゃいますよね。 >> 続きを読む

      2014/02/17 by starryeyed

    • ようこそ、春樹ワールドへ(^^)
      〉私は村上春樹の文体そのものを読むことが好きなんだということ。
      私も最初っからそれにハマってしまったのでした。
      彼の文章が読めるなら、外国文学も楽に読めるはずです。
      しかし、春樹さんはアンチの人が言うように「文体だけの作家」なんかではないです。
      日本の作家で文体を軽んじている作家が多すぎるだけです。
      むしろ彼の本質は世界をひっくり返して見せる物語性と作家の姿が投影されていると思わせる
      作品ごとの連続性にあります。
      chaoさんのおっしゃる通り。続けて読むと面白さが増しますよ~。
      >> 続きを読む

      2014/02/17 by 月うさぎ

    • 評価: 4.0

      前の2作に比べるとよくわからない感がだいぶなくなってきたのは、本作が少し毛色の違うものだからなのか、それとも自分が村上春樹作品に慣れたからなのか。

      3作を続けて読んでいるので、全部ひとまとめで読んだという感じ。
      よく分からないところからどんどん盛り上がってくる感じで、読み終わって面白かったなぁと思えたので、この先も村上春樹作品を読み続けていけそうだ。

      とは言え、最初に抱いた"みんな何が面白いと思って読んでいるのか?"という疑問はまだハッキリ答えが出ない。
      確かにこういうテイストの小説って読んだことなかったんだけど、余りにもサラッと流れていってしまうので、深く考えている暇もなかった。

      もう何冊か読んでいけばわかるのかなぁ?
      分からなかったとしても、結果ハマって再読するようなことになるのだろうか?
      >> 続きを読む

      2013/11/15 by

      羊をめぐる冒険」のレビュー

    • どなたかヤギもめぐってあげて下さい・・・w

      2013/11/15 by makoto

    • は~い。面白いと思って読んでいる人です(^^)/

      日本の私小説蔓延な文学界において他にないテイストだったのは確かですが、
      翻訳作品中心の読書をしていた私にはとても文体が馴染みやすかったのです。
      海外作品にはこのようなシュールさやら理屈っぽさやら人物の非特定性というか普遍性をもった作品がいくらでもあります。
      日本文学における彼の最初の魅力は「文体」と現実と非現実のあやうい透明性にあると思います。
      ストーリーでしか本を読めない人は受け付けないでしょうね。
      >> 続きを読む

      2013/11/15 by 月うさぎ

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