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時生

3.5 3.5 (レビュー7件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 790 円

不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―。過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。

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    「時生」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      時生と名付けた息子が難病で余命わずかの時、父親の拓実は実は過去に息子と会っていたと妻に明かす。

      ここから拓実の過去となり、時生との出会いから、同棲相手の千鶴。
      その後の騒動から舞台は名古屋、大阪へと変わっていく。

      基本的には未来は変えられない。
      その過程で言うのなら、過去の結末は想像がついてしまう。
      度々時生の懇願が明らかに意味深であり、拓実の鈍感さにも多少モヤモヤする。

      いわゆる輪廻転生なのだが、予想内で落ち着く中身には物足りなさが残る。
      >> 続きを読む

      2018/09/09 by

      時生」のレビュー

    • 評価: 4.0


      あらゆるジャンルの傑作ミステリを次々と書き続ける作家・東野圭吾。多才の人とは、まさしく東野圭吾のことを言うのかもしれない。

      この作品は、名作「秘密」で披露したSF的趣向を取り入れた、切ない父子の物語だ。

      最愛の息子・時生の死を目前にして、宮本拓実は、妻の麗子にこれまで秘密にしていた過去を語り始めた。

      二十数年前、親を恨み、世を拗ねて、大口ばかり叩き、仕事もままならない二十三歳の拓実の前に突然、現われた青年は、"トキオ"と名乗った。

      拓実のもとを去った恋人の千鶴が、ヤクザに追われていることを知った二人は、その後を追い、大阪に向かうのだった。

      とことん愚かで暴走しがちな拓実の手綱を締めながら、トキオは千鶴の行方探しと、余命いくばくもない拓実の実母と拓実との関係修復に奔走する。そして、大阪での冒険を経て、未来の子供の力を借りた未熟な青年は、一人前の男に成長していく。

      そして、親と子の絆を問いかけつつ、生命が繋がっていく奇跡と、この世で生を受けることの素晴らしさを、将来、遺伝的な病で若くして世を去るトキオの言動を通して謳いあげるんですね。

      そこから導かれる"人生への肯定"こそ、発病の可能性がある中で子供を産むことを選択した両親が抱き続けた疑問への答えでもあり、この作品のテーマでもあると思いますね。


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      2018/04/05 by

      時生」のレビュー

    • 評価: 4.0

      読んだのは高校生の時でした。
      記憶は少し曖昧になってしまっていますが、とにかく面白くて友人に貸したのを覚えています。

      印象に残っている言葉は、
      ”明日だけが未来じゃない”、これ気に入ってLINEの一言にしてました。笑

      読み終わった後、時生っていい名前だなーと思い、将来子供ができたら時生って名付けようとも思いました。今は思っていませんが。。。 >> 続きを読む

      2017/10/07 by

      時生」のレビュー

    • 評価: 3.0

       若かりし宮本拓実の前に、どこからともなく現れたトキオと名乗る少年、トキオは、拓実に何を伝えるために現れたのか…

       東野圭吾さんの『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を読了した後、読書メーターに感想・レビューをを投稿した。 私の感想にナイス!をくださった方の感想や、その感想に寄せられたコメントを読んでいたところ、「東野圭吾さんのタイムスリップものなら『時生』も良い作品ですよ」というようなコメントを見つけたので、既に入手してあった『時生』を読み始めた。

       不治の病を患い最期を迎えつつある息子は、生まれる前からこうなる可能性を抱えていた。宮本拓実と妻の麗子は、麗子が妊娠した時に、この日が来ることの覚悟をしたはずだったが、息子である時生が、自分の運命をどの様に受け止めているのかということだけは、重く圧し掛かってくるのであった…

       子供にとって良かれと思った選択肢が、子供に恨まれる原因になることもある。どのような結果がもたらされたとしても、受け止める覚悟をしていたつもりでも、現実は予想を上回ることがある。親を恨んで生きれば傷を広げるだけだが、運命を受け入れて生きれば希望はもたらされるのだ。どのような星の下に生まれて来ようとも、生まれて来て良かったと思えるか思えないかは、自分の生き方次第である。

       2002年刊行の作品だが、生きる事の意味、命を繋いで行くことの意味を見出しにくくなってしまった今だからこそ、多くの方に読んでいただき考える切っ掛けにして欲しい。
      >> 続きを読む

      2014/12/07 by

      時生」のレビュー

    • 評価: 4.0

      昔の父親のあさはかさ!!
      時生の利発さ!!
      ちょっと父親が猪突猛進すぎですよね。その後きっかけがあり、自分を見返したとしてもああ落ち着くかな?
      全くの別人を見てるみたいでした。
      若気の至り???

      「明日だけが未来じゃない」
      「配られたカードで精一杯勝負するしかない」
      「あの子に訊きたい。生まれてきてよかった?」

      タイムスリップした息子との生活で見えてくるのは、これら言葉のアンサーでした。
      時生が父に一生懸命、命について訴えること、そして全てを思い出した父の息子へのメッセージ・・・泣けます。

      ・・・けど、冒頭でも書いた通り父の人間性がイマイチ現代とつながらなかったので、おもしろかったけど素直に受け入れがたい物語でした。
      >> 続きを読む

      2014/11/19 by

      時生」のレビュー

    • iceさん
      私も家族ものには、めっちゃ涙腺弱いです・・・!

      2014/11/20 by あすか

    • 空耳よさん
      読み終わった本は、どんどん記憶が薄らいでいきます:;(∩´﹏`∩);:
      でも印象だけは残るんですよねぇ。
      >> 続きを読む

      2014/11/20 by あすか

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