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ぼくの・稲荷山戦記

3.0 3.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 580 円

先祖代々、裏山の稲荷神社の巫女を務めるマモルの家にやって来た奇妙な下宿人。腰まで届く長髪に和服の着流しの美青年・守山初彦は、山と古墳をレジャーランド開発から守るために動き出す。守山に連れられ、マモルがまみえた太古からの“存在”とは?第32回講談社児童文学新人賞受賞の著者デビュー作。

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    • 評価: 3.0

      環境保護をテーマにした純和風ファンタジー。
      第32回講談社児童文学新人賞受賞の著者デビュー作。
      小学生向けに書かれたものだが幅広い層に読んでもらおうと、
      ライトノベルとして文庫で再出版されました。

      【開発=自然破壊vs自然保護】
      という対立図式の物語ではあります。
      しかし、逗子での高校時代の実体験を基に、
      「20年の時を経ても忘れられなかった当時のくやしさ」をもって
      熟成された作品なので、その結論は思いのほか深いのです。
      (意外なことに著者は女性です)

      もともと児童文学ですから、会話文は子供っぽく、ストーリは単純化しています。
      また、「純和風美形」の青年守山初彦のキャラクターで惹きつけるなどの
      少女マンガチックなアレンジはしていますが、嫌味のない程度です。

      何といっても、日本の伝統のお稲荷様とお使い狐が登場するお話しです。
      信仰以前に、自然の中に神性を信じる心が日本人には染みついているので
      非科学的ですが、真っ向から全否定する人はあまりいないでしょう。

      ところで、我々の多くは神社に行けば自然に手を合わせ参拝しますが、
      ではご神体は何なのかといえば、あやふやであったりします。
      お稲荷様といったら、キツネが神様だと信じている人が実は多いんじゃないでしょうか?
      そういう方は、ぜひこの本を読みましょう(笑)
      日本人の古来の自然観、お稲荷さんを正しく理解できます。


      実話をもとにしている以上、正義は必ず勝つ!とは簡単にはいきません。
      この話もいわば挫折を描いているとも言えます。
      しかし、主人公の守は共闘した大人のひとり、鴻沼秀二と共に
      より大きな真実にたどり着きます。

      「自然を守ろうとか世話しようとなんて考えは、思い上がり」
      「どこまで行っても、人間は自然に守られて生きている存在」だという真実。


      もっと謙虚にならなければならない、人間の小ささに。

      軽く読めるお話しの形式をとりながら(特にラストはかわいすぎる気もしますが…)、
      大人が読んでも意味深いお話しに仕上がっています。

      青臭いだけじゃない、秀作です。
      >> 続きを読む

      2012/05/23 by

      ぼくの・稲荷山戦記」のレビュー

    • chaoさんへ 私もこの表紙を見ただけなら買わないな(笑)

      先日レビューを書いた「グッドラック」という本を薦めてくれた
      ブロ友さんに紹介されて読んだ本です。
      (趣味の合う方のご意見は素直に聞く私です)

      メッセージはストレートで真面目ですし、
      ファンタジー嫌いでなければオススメだと思います。
      お稲荷さんのことも勉強になりました。
      お使い狐はお稲荷さんのペットだった!!!
      とってもかわいいです。
      >> 続きを読む

      2012/05/23 by 月うさぎ

    • iceさん はい。純和風ファンタジーです。
      「なんちゃって時代劇」とも違うのがいいですね

      確かにスタジャンって見かけませんね。
      このお話の時代設定は「昭和の末期」ということだそうなのすが。
      この時代なら着てた?
      むしろGジャン、革ジャンの方が多かった?
      ちょっと微妙ですね…。
      >> 続きを読む

      2012/05/23 by 月うさぎ


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