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赤い指

3.7 3.7 (レビュー7件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 580 円

少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。

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    「赤い指」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      加賀恭一郎シリーズ第7弾。

      幼児虐待や老人介護。家庭不和など、いつになく社会問題が盛り込まれている中身。

      息子が起こした少女殺し。
      夫婦は何とかこの危機を乗り越えようと、死体遺棄を敢行する。
      加賀は聞き込みの際にこの家族に不信を抱く。

      加賀自身が父親との最期に直面する作品。
      蒸発した母のため、肉親は父一人という家族。
      それに加えて、家族ぐるみで殺人を隠蔽という部分にどう折り合いをつけるのか。

      加賀らしくない情に訴える解決の仕方。
      だがこれには隠された事実があり、それこそが最も家族の絆を試されることになる。
      それは加賀にとってでもあるが。
      >> 続きを読む

      2018/08/31 by

      赤い指」のレビュー

    • 評価: 4.0

      2回目。
      前作あたりから主人公が「すごい刑事」になってきた感。
      読んでて安定感があり私は好きです。でもすごすぎて都合よすぎと感じる人もいるかも。

      前原一家は「明らかな悪事」を働いてきたわけではなく、毎日のほんの少しのすれ違いや小さなエゴを見ないふりし続けた結果が今回の事件を引き起こした。
      うちあたいするところもあり、自分の立ち位置はいつも確認しないといけないと思う。
      タイミングは大事だけど、先延ばしはいけない。 >> 続きを読む

      2018/04/16 by

      赤い指」のレビュー

    • 評価: 3.0

      やはり加賀さんは健在でした。格好良いです。
      ありがちな家庭、小さなイザコザ、、、全員が自責から逃れ、
      他責に考えると何でも正当化されてしまうと、
      改めて感じました。。
      みんなが少しずつ受容し理解していく事で、事件は防げたのかな。
      と予想しました。
      東野圭吾さん、やはり凄い作家さんですね!

      >> 続きを読む

      2015/07/10 by

      赤い指」のレビュー

    • 加賀さん、いいですよねー!
      家の本棚に眠ってるはずなので
      また読んでみます♪

      2015/07/10 by アスラン

    • アスランさん
      ありがとうございます!本に夢中になり、アスランさんを思い出してましたよ^_^

      赤い指、さまよう刃、、少女などの描写は読み込まないように
      してしまいました。やはり作者の表現力が高いからこそですかね。。今後も読めないでしょう。。
      >> 続きを読む

      2015/07/11 by Beausoleil

    • 評価: 5.0

      加賀シリーズです。
      このシリーズはどこから読んでも問題なさそうですね。

      物語は加害者側の視点で展開。
      殺人、隠蔽。
      前原一家のような家族は、どこにでもいそうですよね。
      嘘を重ねる加害者と見抜けない若手刑事松宮、そして加賀の鋭さにドキドキしながら読んでました。
      本当にさらっと読めます。
      でも、めちゃめちゃおもしろいです。

      ラストで2つの母親の愛情が浮かび上がってきます。
      妻の子供への愛情は、どこから歪んでしまったんだろう。
      妻は義理の母親を拒絶、そして夫は見て見ぬふり。「親が悪い」という子供。
      それに対し、気がついていない振りをして、息子を止めようとする母親の愛情。主人公が最後にそれに気づけたことがせめてもの救い。
      >> 続きを読む

      2014/12/11 by

      赤い指」のレビュー

    • ここでは加賀さん、鋭すぎぐらい気持ちよく解決しましたね。面白かったです。
      家庭の話は身につまされるところがありますね。
      >> 続きを読む

      2014/12/12 by 空耳よ

    • 空耳よさん
      加賀さんの洞察力すごすぎますっ!
      もし加賀さんに事情聴取されたら、怖くて縮こまってしまうと思います。。。
      このシリーズおもしろいですよね。

      家庭の中のことは・・・
      でも、最後に少しは成長が見られたのが良かったかな。
      >> 続きを読む

      2014/12/13 by あすか

    • 評価: 4.0

      加賀恭一郎シリーズ。加賀の従兄弟で警視庁捜査一課の新人刑事である松宮が所轄の加賀とコンピを組んで幼女殺人死体遺棄事件の捜査に当たる。

      家族の絆がテーマ。泥沼のように嵌っていく犯人の一家の心の闇が辛い。世間からみればごくのありふれた一家に見えるのに…老人介護、イジメなども織り込んだ社会派な作品。

      いわゆる倒叙(刑事コロンボのように犯人が判っていて、隠蔽工作を打ちくすず作品)モノですが、本作でも加賀の鋭い洞察力が光ります。
      そしてただ事件を解決すれば良いだけでない、そこに少しだけでも救いを見出そうとする加賀の信念がミステリーとしての面白さを際立たせてます。

      「刑事は ただ真相を明らかにすればいいとうもんじゃない。いつどこでどのように明らかにされるのかそれが大切だ。」

      そしてもう一つ、事件解決後のエピローグにて判明するもう一家族の真相。うぉぉそうきたか!

      幼女殺人という救われない事件で、かつ犯人の家族の陥り方が酷いので中盤までストレスが溜まるのですが、これほど終盤で一気に報われる作品はなかなか無いです。
      >> 続きを読む

      2014/03/23 by

      赤い指」のレビュー

    • >これほど終盤で一気に報われる作品はなかなか無いです。

      おーいいですね。
      東野圭吾って読みやすい安定の娯楽のイメージがありますが、けっこう読むと凹むものも少なくないですもんね… >> 続きを読む

      2014/03/23 by ただひこ

    • >これほど終盤で一気に報われる作品はなかなか無いです。

      そっちの方がいいですね~
      「さまよう刃」的なのは辛いです。。
      >> 続きを読む

      2014/03/23 by chao

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      講談社 (2006/06)

      著者: 東野圭吾

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      • 評価: 4.0


        東野圭吾の直木賞受賞後の第1作「赤い指」を読了。

        認知症の母と、息子を溺愛するだけの妻、甘やかされて育った14歳の息子。
        三人がそれぞれに高い垣根の中にうずくまっている。

        その垣根を越えないことで、「家庭」の形を保っている47歳のサラリーマン前原昭夫だが、息子が小さな女の子を引き入れ殺してしまい、その死体をどこかに捨ててくるよう妻に迫られれば-------。

        道は二つ。「俺は未成年なんだからな。未成年のやったことは親に責任があるんだからな」とわめき、部屋にひきこもってテレビゲームにのめり込んでいる息子を、社会の良識に従って自首させるか、それとも妻の言うように死体を捨てて家庭を守るか。

        前原は後者を選ぶが、隠蔽工作はたちまち刑事たちに見破られる。
        追いつめられた前原のとった作戦が、いかにして破綻するか。

        そこが、ミステリとしての「赤い指」の眼目であり、さりげなくいくつかの伏線を敷いて前原を追いつめる東野圭吾の腕は、直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」にも劣らないと思う。

        しかし、それだけでは物語はやせている。
        それを膨らませるのは、捜査にあたる二人の刑事、松宮修平と加賀恭一郎を結ぶ絆だと思う。

        二人はいとこ同士で、修平は母と二人の生活を援助してくれた恭一郎の父・隆正に、父親を見ている。
        だから、今、死に近い病床にある隆正を一度も見舞おうとしない恭一郎に、憤りに近い感情を抱いている。

        だが、着実に前原を追いつめ、作戦を破綻させた真相を突きつける恭一郎の眼差しの奥に、「家族の絆」への思いが潜んでいると気づいた時、そのわだかまりは溶けていくんですね。

        その修平の心の変化は、「今、ここでしか生きられない」と思い込んでいる前原とその家族の姿が、実は今の世相そのままであることを教えてくれるのだ。

        この作品の冒頭で、隆正が看護師と、一日一手か、将棋を指しているシーンがある。
        それが家族の絆を示すラストへと繋がり、ふっと読む者の心をなごませて、東野圭吾、あざといほどにうまい。

        >> 続きを読む

        2018/08/15 by

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