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新装版 間宮林蔵 (講談社文庫)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 吉村 昭
定価: 823 円
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    • 評価: 4.0


      安永九年(1780)、常陸の国に農家の子として生まれた間宮林蔵は、幼時から土木工事を見るのが好きで、19歳の年、幕府から奥羽地方の駅路図を作る仕事を命じられた村上某について仕事をし、次いで、蝦夷地に入り、やがて伊能忠敬に会う。

      測量という地味で正確さを旨とする仕事に打ち込む決意をする林蔵は、樺太(サハリン)が、陸続きの半島か、あるいは細長い島なのかを見究める大探検を、ほとんど独力で敢行する。

      そして、遂に世界地図のそれまで謎だと言われていた一つを解決した林蔵は、さらにアムール河口の地にまで行き、次いで北海道内陸部の測量を実施するのだった。

      一躍有名になった林蔵は、晩年を幕府の隠密としてシーボルトも含む外国人の探索に明け暮れし、波瀾に富んだ生涯を閉じることになる。

      著者の吉村昭は、間宮林蔵に以前から興味を持っていたとされ、「北天の星」や名作「ふぉん・しいほるとの娘」にも、この林蔵を登場させているんですね。

      間宮林蔵は、一般的には間宮海峡の発見者ということのみ有名ですが、吉村昭は、林蔵の一生は多くの謎に包まれていることに作家的な強い関心を抱き、「史料は、あたかも庭の飛石のように点在している。私は、その史料と史料の間の欠落部分を創作によって埋めていった」と書いているように、まさしくこの「間宮林蔵」という作品は、"間宮林蔵の再発見"の本だと思いますね。

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      2018/05/04 by

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