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時限 (講談社文庫)

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 鏑木 蓮
定価: 700 円
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    「時限 (講談社文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      おもしろかったーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

      ほんとにおもしろかったです!

      この作品の良さ、その良さの根源、根幹を成してるのは何と言っても主人公の片岡真子ではないでしょうか?この真子、花街で幼いころ育ち京言葉が自然に身につき警察官になった今でもはんなりと京言葉を使って一生懸命事件に向き合っている。

      そんな中呉服屋の居間の柱の欄干に帯締めで首を吊った若い女性の死体が発見される。その遺体にはもう一つ誰かの手で絞められた約冊痕が更に発見された。その呉服屋の主人とそこに居合わせた友人の男性に嫌疑が掛けられたが証拠が不十分で釈放される。この事件に京都府警に来たばかりの真子が臨場する。そこで真子は違和感に気づく。

      しかし、バディを組むことになった東京の本社から来た警部、高藤は真子の京言葉が警察官に、としてそぐわないと判断し直せと命令する。だが、真子はそれを余り意に介さずそのまま捜査に加わる。

      そのうち新事実が続々と発覚していきもう一つの死体遺棄事件並びに女性失踪事件が絡んでくる。その失踪した女性の兄がこのふたつの事件のキーパーソンに挙がり且つこの失踪した妹が実は先の事件の首吊り遺体が発見された呉服屋の先代の介護を介護士としていたという事が新たにわかりそこで真子の違和感は確信に近づいていく。

      その先に真子たちが見たものは・・・?

      ふたつの事件の内奥に潜むほんとの悪意とこの作品の表題でもある「時限」が迫ってくる・・・。

      いやあ、読み応えがありましたね!

      事件の端緒や経緯、過程、ミステリ要素、謎解き、それぞれが秀逸です。その中での真子のはんなりとした仕草や京言葉が良いゆとりとアクセントになり、ですが、事件が確信に迫っていくうちに真子の必死さやこの事件をなんとか解決したい!という熱い気持ちが1頁1頁毎に切々と伝わってきて真子と一緒にその場に居るような、捜査をしているような感じに浸り得難い時間を過ごせたなと思いました。


      ほんとに淡々と進んでいくのですがその中での真子の存在感はとても華やかで彩りを与えていたとも思います。

      ラストの事件が収束していく過程ではもう、読むのが勿体無いと何度も思いました。久々です、こんな思いに駆られたのは。



      読んでいて思ったのはこの作品の構成や文章が如月塔子シリーズに似ているなと。ああいう感じの綿密に緻密に一つひとつ丁寧に証拠や確証を積み上げていく、そしてラストで謎を解き真実を白日の下に曝す、犯人を検挙していくという重厚なミステリ調だなとも。


      こういう作品、やっぱり自分、好きです!


      また、良い作品を探す読書の旅に出たいと思います!!


      今回も良い読書が出来ました!
      >> 続きを読む

      2016/08/23 by

      時限 (講談社文庫)」のレビュー


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