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落語の言語学

2.0 2.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 大衆演芸
定価: 1,103 円
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    「落語の言語学」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 2.0

      落語の本であるが、出版が“講談社学術文庫”、予想以上にお堅い。

      目次を紹介すると
      第一章・落語の言語空間
      第二章・マエオキはなぜあるのか
      第三章・オチの構造
      第四章・演題の成立

      なんとなく難しいでしょう。

      アイスクリームはなぜ美味しいのか。
      と同じぐらい、落語が単におもしろければいけないのか、
      言語学者にかかれば、落語までもが研究課題に・・・。



      ただ、マクラには注目していたが、その前の“マエオキ”の研究には恐れ入る。

      そう言えば春團治師匠の・・・“え~、大勢のお運びで、厚く御礼申し上げておきます。
      相変わりません馬鹿ばかしぃところを一席聞ぃていただきまして、
      失礼をさしていただきます”のあのキマリ文句ですが・・・

      今では、時候の挨拶、来場への謝辞、口演内容の表明など
      (この本では、来場の様子、出演順のことわり、体調の不備、まであるんですよ)ではなく、
      自己紹介などが主になっているようで・・・。



      語り芸としての分類では、言語行動と結びつけてと

      ハナス 落語・漫談・漫才
      カタル 浄瑠璃・浪花節(浪曲)
      ヨム 講談(講釈)

      これって、解りやすいですよね・・・。



      そして、「地口落ち」については、感心できぬものと研究者たちが
      目の仇にするのだろうという、井上ひさし氏の言葉を引用している。
      井上ひさしさんは、「地口落ちこそ最も落語的であると信じている。」
      その理由を要約すると、
      ①日本語は音節の種類がすくないから、同音語や類音語がおおく、日本語を素材とする
      話芸である落語にジグチオチが多いのは当然である。
      ②それにもかかわらず、ジグチオチがきらわれるのは、そこに作為が感じられる為で
      「なるようになる」ということを重視する国民性にそぐわないからである。・・と。
      言葉遊戯の井上ひさしならではの、擁護の論ですな。


      オチの種類として、13種あげられていますが、
      列挙しときますと、ジグチ、マヌケ、ブッツケ、トタン、ヒョウシ、ハシゴ、サカサ、
      マワリ、カンガエ、シコミ、ミタテ、シグサ、ハナレ。

      でも、私は枝雀師匠の〈ドンデン〉〈謎解き〉〈へん(変)〉〈合わせ〉の
      「緊張と緩和の四分類」が好きですけど・・・・・・。


      結論、笑いは笑いで十分、あまり深く分析、探求するもんではおませんな。
      >> 続きを読む

      2014/01/13 by

      落語の言語学」のレビュー

    • >Shimadaさんへ

      ハナスとカタルの違いって難しいですよね。

      チョイと調べてみると、語るは、吟ずる歌うと同義語で、節回しがあるなしの違いでは・・・と思われますが。
      (確固たる自信はないんですが・・・・・。)
      >> 続きを読む

      2014/01/14 by ごまめ

    • >ごまめさんへ

      とすると、日本語の通常会話はハナスに近くて、英語の日常会話はカタルに近い感じとも考えられそうですね。 >> 続きを読む

      2014/01/15 by Shimada


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