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星空を願った狼の 薬屋探偵怪奇譚 (講談社ノベルス)

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 高里 椎奈
定価: 864 円
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    「星空を願った狼の 薬屋探偵怪奇譚 (講談社ノベルス)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      ミステリなので内容について詳しく書くのは差し控えます。とはいえ普段のレビューでも真面目に内容について書いているわけではないので、いつも通りと言えましょう。


      高里椎奈の代表的なシリーズと言ったらやっぱり薬屋シリーズで、妖綺談は終わりましたが怪奇譚は続きます。10年以上読み続けているシリーズなので個人的に非常に非常に愛着があって、もう読んでるだけで泣けてくるくらいです。懐かしい人たちが出てくるだけで、もうたまりません。高里椎奈の小説は、慈愛に満ちているのです。

      薬屋シリーズは文庫版の表紙が女性向けっぽいイラストになって、発売当時、そっちで売り出すのかーとショックをうけた覚えが。確かに美少年が出てきますし、男性の登場人物が多いですし、まぁお姉さま方を狙ってもおかしくない布陣ではあるでしょうけど、薬屋の魅力はそこじゃないんですよ。美少年設定なんてオマケでしかありません。秋の魅力はそこじゃないんだ…!

      自分にないものを備えた人に憧れたり嫉妬したりするのは人の性で、二次元なら憎まなくて済むのでただ愛でればよいのです。自由気ままで、頭がよくて、容姿端麗で、わがままでいたずら好きで、優しい。背伸びをせず卑屈にもならず、堂々と、ただそこにいることが可能な存在が、秋というキャラクターです。
      特に後半が大事です。等身大で、堂々とそこにいることができる存在。私たち読み手はリベザルの視点で彼を見上げ、追いつきたい、追いつけないと焦がれるのです。強くて美しいものに、人は憧れるものですよね。
      秋は神のような存在なので、まぁいろいろ別格なのですが。悩み苦しむリベザルをはじめとする周りの人たちに、読み手は少しずつ感情移入して、神のような秋とはまた別の人物たちの言葉に癒されたりするのです。そして少しずつでも、前に進んでいく。読後感最高。


      毎回座木さんのごはんがおいしそうで、ひそかに楽しみにしています。今回はサンドイッチでしたね。美味しそう…

      今回はひとつの区切りの作品でしたが、まだ回収されていない伏線は残っているので、今後も楽しみにしています。花屋とか。悪魔とか。シン・リー時代とか。
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      2015/11/29 by

      星空を願った狼の 薬屋探偵怪奇譚 (講談社ノベルス)」のレビュー


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