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χの悲劇 (講談社ノベルス)

4.4 4.4 (レビュー2件)
著者: 森 博嗣
定価: 972 円
いいね! Tukiwami

    「χの悲劇 (講談社ノベルス)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      とりあえず、もう森作品はミステリにカテゴライズする必要はないと思います。事件はおまけで、メインはそこではない。

      というかもはやSFだな、と思います。S&Mシリーズ、Vシリーズ、Gシリーズ、Xシリーズで森博嗣が描いているのは「真賀田四季が存在する世界線」の話です。われわれ読者が存在する「真賀田四季が存在しない世界」のパラレルワールドの扱いで、彼女が存在することでテクノロジーがこっちよりもスピーディに進化したりする。これは、SFだ。

      というわけで、いよいよいろいろつながってくるので、これまでのものを未読の場合には、読んでから進むことをお勧めします。私も、短編集の『レタス・フライ』が未読だったような気がするので、読んでおいた方がよさそうな。Xシリーズはどこまで追いかけていたっけ?というかむしろ、これまでのものを全部読み返したい勢いです。ディティールは忘れていますし。今回の語り手である島田文子、名前は知ってるんですけど、どこで出てましたっけ?時系列年表と登場人物相関図、絶対誰か作ってますよね。見たい…!

      昔持っていた文庫たち、売ってしまったのが非常に悔やまれます。買い戻すか…S&Mシリーズはドラマ化したくらいに表紙が新しくなって出ているのが気になってはいるんです。前の表紙も好きでしたが、白いのも格好いい。Vシリーズはカバーの紙質が好みだったんですよねー。あぁ、買いなおそうかなぁ、本当に…


      ちなみに今回の事件では、ひとつ気になることがあるので、ネタバレにならない範囲で。
      コンピュータというのは命令されたことしかできないんです。しかも命令されたことであっても、手段までしっかり指示しておかないと、目的だけでは実行できない。
      たとえば車の自動運転で道路に子供が飛び出してきて事故になりそうな場合。車の搭乗者を最優先で守るのか、路上の子供の保護のほうが優先度が高いのか、そういうのはあらかじめプログラミングしておかないと、いざというときにコンピュータだけでは動けないんです。自分で考える学習型AIはあり得ますけど、学習型というのは所詮データの取り込みの自動化なので、判断基準は人間様が指定してやらんといかんのですよね。
      今後自動化が進むとして、そういうところをどうやって順序づけていくのかが、個人的には非常に気になっています。イベント発生時の内部動作部分。真賀田博士はどのようにお考えなのかな。
      >> 続きを読む

      2016/11/20 by

      χの悲劇 (講談社ノベルス)」のレビュー

    • なるほど。四季さんの天才性の影響力に乗って、四季さんの世界線をSFと捉えることが出来るんですね。楽しいな꒰(⑉• ω•⑉)꒱ >> 続きを読む

      2019/01/08 by 月岩水

    • 評価: 4.0

      新作が出る度に既刊を読み返したくなるのが森作品。人物相関図や年表が欲しい。サイバー関係は意味がわからないけどスリルがあった。いつか森さんの「当たり前」に時代が追い付くのだろうか。

      2016/07/22 by

      χの悲劇 (講談社ノベルス)」のレビュー


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