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蟲師

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 漫画、挿絵、童画
定価: 620 円
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    「蟲師」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      和風の漫画では自分の中で3本の指に入る良策。

      今回も主人公の蟲師ギンコがとある街から街、村から村へ行きそこで蟲が原因で起こる事を調査していく。

      「沖つ宮」
      とある処の海に竜宮という海淵がありそこで命を落とすと生みなおしという事をすると死に逝った者とそっくりな子供が生まれる。その生みなおしにも当然蟲が絡んでいる。とある処の家族のお話。

      「眼福眼禍」
      元々眼の見えない少女の父親が蟲師で幻の蟲、その蟲を研究し使えば眼が見えるようになるかも知れない、その蟲が宿った眼玉を持ってきた父親は解剖しようと刃を入れた時に綺麗な花が出てきてそれを見た少女は眼が見えるように、なった。しかし少女は見えなくても良い物まで見えるようになってしまった。そう、人の未来から山向の海まで。そして家族と自分の未来、果ては自分の眼に入った眼玉ー蟲の最期まで。哀しくも暖かい家族のお話。


      「山抱く衣」
      ある少年が居た。その少年は絵を描くのが好きで絵の勉強をするため姉と父親を里に残して絵の勉学に勤しんだ。あるとき里から文が届いたが少年(もうその頃は一端の絵師になっていた)は有名な御仁の祝言用の絵を描いていてそれどころではないとその文を見なかった。それから暫くして少年は絵が描けなくなった。その時ふと里に戻ろうと思い戻ったら実家は大雨で流され父親は死に、姉は子供を産んだ次の年に死んだ。残された子供は5歳にもなったのに赤子の儘。その原因も矢張り蟲。ひとりの少年の成長していくお話。


      「篝野行」
      火の中に偽の火がある。突然その草は芽吹いた。そこから毒を吐いて作物を腐らせていく。その村にひとりの蟲師がいた。とても若く綺麗な蟲師が。その毒を吐く草を根絶やす為に山ごと焼き払うとその綺麗な蟲師は考えた。それを聞いたギンコは嫌な予感を抱く。ギンコは思い直すようにその綺麗な蟲師や村の人々を説得しようとするが他所者と聞いてもらえない。そうこうしてる間に綺麗な蟲師は山に火を付けた。そこで作物だけではなく人にも害をもたらす蟲が出てきて。蟲師対蟲師の静かな戦い。


      「暁の蛇」
      ギンコが乗り合わせた船の船頭をしている少年とその母親のお話。その母親は色々なもの、ことを忘れてしまう。只生きてく限りのことは忘れない。その原因も矢張り蟲が関係している。その親子には当然父親、旦那が居る筈。でも出稼ぎに行ったきり帰ってこない。母親はその旦那や息子のことを忘れてしまうのでは無いかと日々恐れている。ギンコと出逢いその原因が蟲の所為だと分ってふたりは父親の所へ行く決心をする。そしてその先でふたりが見たものとは・・・。


      ほんとに静かな暖かいでも時々不穏で不気味な感じの話が多い。でもそこが良い。

      「静謐」と言う言葉が一番しっくりくる作品だなと。


      前述した通りこういう和物の作品群の中では群を抜いてる思う。


      良い、不思議な世界に浸れて良かった。面白かった。
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      2015/10/18 by

      蟲師」のレビュー


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