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宇宙の「果て」になにがあるのか 最新天文学が描く、時間と空間の終わり (ブルーバックス)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 戸谷 友則
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    「宇宙の「果て」になにがあるのか 最新天文学が描く、時間と空間の終わり (ブルーバックス)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      晴れた秋の夜、双眼鏡で空を見ると、肉眼では見えなかった星が、たくさん現われる。

      夜空は、星でいっぱいだ。空は、舞台の背景のような平面に見えるけれども、もちろん奥行きがある。
      地球に近い星もあれば、遠い星もある。

      一番、遠い星のさらに向こうは、どうなっているのだろう?

      戸谷友則の『宇宙の「果て」になにがあるのか』は、この素朴な疑問に答える本だ。
      そして、「最新天文学が描く、時間と空間の終わり」という副題に注意する必要がある。

      宇宙の「果て」は、空間的なものだけではない。
      それは、過去・現在・未来という時間の「果て」でもある。

      なぜなら、我々の世界は、上下・左右・前後の三次元に、時間が加わった四次元であり、時間と空間は一体のものだからだ。

      アインシュタインの一般相対性理論の登場以来、科学者たちは、宇宙がどうなっているかを色々と考え、仮説を立ててきた。

      中でも有名なのが、ビッグバン説。初めに大爆発があり、その時から、宇宙は膨張し続けているという説だ。

      この本を読んで感心するのは、こうした説は、もはや仮説ではないということだ。
      ここ数十年、特に21世紀に入ってから、天文学上の新しい発見や観察があって、仮説を裏付ける証拠が、次々と出てきたのだ。

      天体望遠鏡をはじめ、測定する機器の性能が、飛躍的に進歩した結果だ。
      岐阜県にある、スーパーカミオカンデも、その一つだろう。

      宇宙は、138億年前に始まり、464億光年の半径を持つ球状のものらしい。
      その向こう側は、どうなっているのか?

      そもそも「宇宙」は、「この宇宙」だけなのか? まるで、哲学のような話。
      「果て」をめぐる謎に果てはない。

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      2020/12/04 by

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