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くちぬい (集英社文庫)

3.5 3.5 (レビュー3件)
著者: 坂東 眞砂子
定価: 691 円
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    「くちぬい (集英社文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      東京に住んでた竣亮・麻由子夫婦
      陶芸が趣味な竣亮は良い土があると
      高知の山間の集落に移住する気満々
      一方、妻の麻由子は
      そんな夫の言動を話半分に聞いてて移住する気なんてなかったけど
      福島の原発事故で放射能汚染に神経質になり
      東京から逃げ出したい一心で高知の移住を決めた。
      竣亮は自分の好きな陶芸に夢中になってるからいいが
      麻由子はただ東京から逃げただけで
      移住した先でのやりたい事や夢もない
      内心、自分はこのままでいいのか?と不満を感じていた。
      そんな折、
      竣亮が地元の人達が赤線と呼んでる道の上に陶芸の窯を作った。
      自分たちの買った土地に作ったのだが
      地元の老人たちは自分たちが普通に使ってる道で迷惑だと言い出し…
      最初の歓迎ムードから一転、執拗な嫌がらせが始まる。

      竣亮と麻由子はお互いにちょっと思うとこがあるが
      これからここで第二の人生を歩むつもりでいた
      しかし嫌がらせが始まってから
      お互いの嫌な部分が目に付くようになるし
      神経質な部分のある麻由子は地元の老人たちにも
      夫にも不満が募る
      そんな時、麻由子は近所のお婆さんと仲良くなる
      彼女もまた老人たちから苛められてると言う
      愛犬を毒殺され、水道管を切断され、猫の死骸を敷地に吊るされ、
      車がパンクするよう刃物を埋められ、
      その後に山から家に引いている水からはおかしな味がして
      終いには嘔吐して病院へ…
      ますます精神的に追い詰められる麻由子
      しかし夫の竣亮は危機感がなく半分は麻由子の狂言で
      話を誇張してるのでは?と疑っている


      竣亮に不満を持つ麻由子(性欲強くてレスが不満とか…色々)
      神経質で大げさだと思ってる竣亮(そんな麻由子に苛立ち)
      しかし嫌がらせは実際にあり……

      嫌がらせの犯人を見つけ追いかけた先で待ち受けていたのは…!!


      第二の人生を歩むつもりで移住したが
      そこは自分が思い描いた世界ではなく
      悲惨な未来が待っていた
      後味の悪い本…しかしこの後味の悪さがリアルでいい


      人生をダメにされた夫婦と
      変わりない日常を送る集落の老人たちの落差が凄い



      特別収録のエッセイに実体験をもとにした話と書いてあり
      それだもんリアリティがあるよなぁ~と、
      やはり限界集落は怖い!!!!!Σ(ll||д゚ノ)ノ
      下手なホラーよりも
      限界集落の老人たちが怖い
      やっぱ死んでる人間より
      生きてる人間の方が怖いなぁ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル



      〝田舎に住もう~!!〟とかあるけど
      時が停滞してる空間ってやっぱ独特のモノがあるよね
      閉鎖空間、閉ざされた人間関係、
      その土地ならではの風習でよそ者の居場所ってのは作りづらい
      田舎=楽園ではない(。-`ω´-)キッパリ!!

      >> 続きを読む

      2019/06/28 by

      くちぬい (集英社文庫)」のレビュー

    • もう「くちぬい」というタイトルからして恐怖感を煽っていますよね・・・あと、表紙の綺麗さと不気味さが混在しているさまもかなり怖いです(。>0<。)

      確かに限界集落とか田舎とか閉鎖空間ってそういうのが満載でむしろそういうものしかないと勘ぐってしまったりします。

      ・・・、って、自分住んでんの田舎じゃん(笑)
      >> 続きを読む

      2019/06/29 by 澄美空

    • >澄美空 さん

      私も都会じゃないとこに住んでるけど(笑)
      ここより田舎には絶対行けない・゚・(ノД`)・゚・。

      閉鎖された地域って新参者が仲間に入るのってかなりハードルが高いと思う。
      それに住んでる場所で常識が違うってのもね(*´Д`)=з

      後味が悪い話だったけど
      あとがきを読んだら
      作者の実体験を膨らませたとあって

      ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルってなったよ
      >> 続きを読む

      2019/07/02 by あんコ

    • 評価: 3.0

      うーん、じわじわくる怖さだったなぁ

      しかもこの話は
      著者が経験したことに脚色した話というのだから驚くわ~

      赤線の上で起こることはくちぬいさまのしたこととして
      村民が狂気に刈られるように
      異分子を追い詰め始末するわけだけど
      最後に真に悪い人たちが助かる辺り
      本当にくちぬいさまの力が働いたかのよう

      勧善懲悪ではないのですよね
      田舎の土着性のある人間のしたこととして
      片付けるのではなく
      人間誰でもこういう嫌な部分を持っている気がします
      それがくちぬいさまの威を借りて
      歪んだ掟を作り出しているのが元凶かも?
      >> 続きを読む

      2017/02/28 by

      くちぬい (集英社文庫)」のレビュー

    • 評価: 評価なし

      壮絶な破滅に至る、その経緯も不気味。
      都会の希薄な人間関係と、田舎の濃密すぎる近所付合、どちらも結局こわいのは死人より生きた人間。

      2014/09/08 by

      くちぬい (集英社文庫)」のレビュー

    • >どちらも結局こわいのは死人より生きた人間。
      そういう怖さってしばらく引きずりますよね…でも見たくなってしまいます… >> 続きを読む

      2014/09/08 by RAY-ROCK

    • >都会の希薄な人間関係と、田舎の濃密すぎる近所付合
      どちらもかなり危うい人間関係ですよね。
      常識っていう概念を理解してないから恐ろしいことが起きてしまうような気がします・・。
      >> 続きを読む

      2014/09/08 by CocaCola


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