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天使の梯子

3.8 3.8 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 480 円

バイト先のカフェで耳にした懐かしい声。それはフルチンこと古幡慎一が高校時代に思いを寄せた先生、斎藤夏姫のものだった。8歳年上、29歳の夏姫に、どうしようもなく惹かれていくフルチン。だが彼女は、体はひらいても心を見せてはくれない。10年前の「あの時」から夏姫の心には特別な男が棲んでいるのだから―。傷ついた心は再生するのか。愛は蘇るのか。それぞれの思いが交錯する物語。

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    「天使の梯子」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      再読2回目。「天使の卵」の続編。夏姫の恋人古畑慎一から見た夏姫、歩太の再生と過去への訣別の物語と言える。本を読んで色々な事が頭に浮かんできて感想に表すのは難しいが、愛する人に置いていかれる寂しさを消化して前に進むというのは、とても苦しいことだと思う。残された人たちは現実に生きていて、どこかでその辛さを乗り越えていかなくてはいけない。「卵」であれだけ打ちのめされた歩太にも、その機会が訪れたことは良かったなと思った。同じ物語を夏姫の視点から見たヘブンリーブルーや続編の天使の柩も読んでいきたいと思う。

      2017/02/04 by

      天使の梯子」のレビュー

    • 評価: 3.0

      天使の卵のスピンオフかな?
      一通り読むとなかなかおもしろくはなる。

      2011/03/29 by

      天使の梯子」のレビュー

    • 何だか気になるタイトルですね。

      「梯子」が読めなかったのは内緒w

      2012/12/25 by makoto

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      著者: 村山由佳

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      • 評価: 4.0


        村山由佳の「天使の梯子」は、「星々の舟」で第129回直木賞を受賞した著者の受賞後第一作であり、デビュー作となった「天使の卵」の続編だ。

        「天使の卵」では十九歳の歩太が、年上の美しい女性に一目惚れするところから始まる。
        遠回りしつつも結ばれた二人だが、やがて突然の出来事によって、歩太が彼女を失ってしまうことで終わる。

        「天使の梯子」は、「天使の卵」から十年後の物語という設定だ。
        この作品の主人公は、二十歳の大学生・古幡慎一。
        彼は、かつて通っていた高校の担任の女性と偶然に再会する。

        その女性というのが、「天使の卵」では主人公の歩太にかなわぬ思いを寄せていた夏姫だ。
        彼女は、歩太が愛した女性の妹でもあった。

        憧れの女教師と再会した慎一は、次第に夏姫への思いを深めていく。
        そんな慎一の一途な思いに夏姫も心を開いていき、やがて二人は付き合うようになるのだが、慎一は夏姫の向こうに、歩太の影を意識するようになっていく-------。

        この物語の人物たちに共通しているのは、自分にとって大事な人を失ったという、深い"喪失感"だ。
        慎一は、母代わりに育ててくれた祖母を、夏姫は、姉を、歩太は、最愛の恋人を。

        特に慎一は、心ない態度をとってしまった翌朝、心筋梗塞で突然逝ってしまった祖母に対し、心の深い部分で自分を責めている。
        そんな慎一に、夏姫は言う。「誰に何を言われても消えない後悔なら、自分で一生抱えていくしかないのよ」と。

        夏姫のこの言葉にこそ、十年という時間の重さが感じられるし、この言葉の深さは、読みながら私の胸にずしりと響いてきましたね。

        夏姫を愛すれば愛するほど、夏姫ごしに見え隠れする歩太の存在に心を乱される慎一。
        人を好きになることの切なさ、やるせなさを、著者は確かな手つきで鮮やかに描き出していると思う。

        「天使の卵」から十年。「天使の梯子」は、著者と物語両方の成熟を感じさせる一冊だ。

        >> 続きを読む

        2018/11/10 by

        天使の梯子」のレビュー


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