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谷崎潤一郎マゾヒズム小説集

3.7 3.7 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 500 円

エスカレートする遊びの中で、少年と少女が禁じられた快楽に目覚めていく「少年」、女に馬鹿にされ、はずかしめられることに愉悦を感じる男を描く「幇間」、関東大震災時の横浜を舞台に、三人の男が一人のロシア人女に群がり、弄ばれ堕ちていく「一と房の髪」など、時代を超えてなお色鮮やかな、谷崎文学の真髄であるマゾヒズム小説の名作6篇。この世界を知ってしまったら、元の自分には戻れない。

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    「谷崎潤一郎マゾヒズム小説集」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      「没後50年に伴い谷崎潤一郎氏の版権が切れる」
       去年の暮れのニュースです。

       谷崎潤一郎? もちろん名前くらいは知っておりますとも。昭和の文豪でしょ。でも、読んだことはありませんね。なんだかとっつきにくくて。なにせ文豪というくらいなので。

      ……という具合に当初は敬遠ぎみでした。しかし、谷崎氏の作品について少し調べてみた後、嬉々として飛びつきましたね。ナゼって、非常にアウトな匂いがしたからです笑

       内容云々はとりあえず脇に置いておいて、とにかく文章が巧いです。特に「魔術師」では、語り手が表現をこねくり回したような言葉で長々と話しているにも関わらず、リズミカルで読みやすい。まさに言葉の「魔術師」でした。それぞれの短編で書き方が違うのも見所です。

       収録作はどれも背徳的な香りを孕んでいますが、「マゾヒズム小説集」というには少しタイトル負けしている感が否めません。解説でみうらじゅうさんが書いておられるように、谷崎文学がそこに至る前の「萌芽」というのが正しいかと思います。
       表紙絵は中村佑介さんで、人目をはばかると同時に人心を惹き付ける書籍となっていますが、ちょっと狙いすぎかなとも思えます。

       これから代表作を読んでいこうという場合には、良い導入になる一冊です。
       ちなみに、『春琴抄』はもう青空文庫で読めます。
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      2016/01/16 by

      谷崎潤一郎マゾヒズム小説集」のレビュー


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