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白夜行

4.3 4.3 (レビュー13件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,050 円

偽りの昼に太陽はない。さすらう魂の大叙事詩。

※違う版の本の概要を表示しています。
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    「白夜行」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      東野さんの作品群でも間違いなく重要な位置づけとなるミステリドラマ。

      刺殺された人間から刑事の聞き込み捜査。
      そして事件に関係する二人の存在を追っていき、最後には事件の真相へと結実していく流れ。

      犯人が誰かというミステリはほとんど謎ではないし、誰かという一点は予想する必要もない。

      雪穂と亮二の二人の行動が描かれていくが、次第に周りの証言から二人が危険な人物であることが分かる。
      心情を他人に言わせて推し量るというのは珍しい構成だが、太陽と影という例えが端的に示される。

      ラストのあまりにもそっけない対応。
      関係ないと思わせるためなのか、切り捨てたのだろうか。複雑な読後にさせる。
      >> 続きを読む

      2019/07/10 by

      白夜行」のレビュー

    • 評価: 5.0

      衝撃的な悲しい結末でした。

      19年前の因縁から、二人はハゼとテッポウエビのように共生し、お互いを大切に思っていたのに、生きていくために雪穂は、亮司もはめたのではないだろうか。

      「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけど、あたしには十分だった。あたしはその光によって、夜を昼と思って生きてくることができたの。あたしには最初から太陽なんてなかった。だから失う恐怖もないの」

      雪穂にとって亮司は、太陽に代わる暗闇を照らしてくれる存在だったので、 亮司が死んだ後は、暗闇しかないのに…。「雪穂は一度も振り返らなかった。」から、雪穂の覚悟を感じました。 >> 続きを読む

      2018/06/28 by

      白夜行」のレビュー

    • 評価: 5.0

      面白かった。
      キーとなる二人からの視点は一切出てこなくて、読み終わっても腑に落ちない部分もあったから一回読むだけじゃダメかなとは思った。
      でも、その二人がいろんな登場人物の視点から描かれていてだんだ事件の真相が紐解かれていく感じがとても面白かった。
      読んでいるうちに感じる違和感が最後に謎を解くカギになっていった。
      人間らしさが(特に嫌な部分)ががっつり描かれていて私好みの内容。
      よし、もう一度読みましょうか。

      2016/10/23 by

      白夜行」のレビュー

    • 評価: 5.0

      素晴らしい

      2016/01/07 by

      白夜行」のレビュー

    • ほんと素晴らしい

      2016/07/21 by ミンティア

    • 評価: 5.0

      東野圭吾の作品で1番好きです。
      育ての祖母の言葉が刺さりました。

      2015/07/05 by

      白夜行」のレビュー

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      著者: 東野圭吾

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      • 評価: 5.0

        人は草木とひとしく春に咲き、夏みどり萌え、秋は末枯れて、モノクロームの冬を迎え入れる---と、大方の人は疑うことなく受け入れているようだが、果たしてそうだろうか?

        東野圭吾の「白夜行」は、モノクロームの冬をしか生きられぬ者の哀切な二十年の時間を、複雑な人間模様として織り上げた作品だと思う。

        物語は、1973年、大阪の近鉄布施駅近くにある七階建ての空きビルで、男の死体が発見されるところから始まる。

        それから20年、時間の流れとともに、新しい場所と新しい人間が次々と登場し、そこに過去の登場人物たちが、また現われ、物語の奥行きを広げていく。

        この事件の真相解明に、退職してもなお執念を燃やす刑事が、遂に真犯人を突き止めるというミステリだ。

        だが、この作品は、そこそこの謎を探偵役がそれなりに解決するといったものでもなければ、激情に駆り立てられて罪を犯す者と追う者のドラマでもないと思う。

        公害、オイルショック、地価高騰、バブル崩壊、コンピュータと、めまぐるしく移り変わる時代にそって、花咲く春、みどり萌える夏、末枯れた秋、それぞれの季節を生きようとする者と、それを拒否してモノクロームの夜を生きるしかない者がいる。

        彼らが、20年に渡って作り、壊していく人間関係の中に、現代人が心の中に押し込めている孤独感や愛憎のかたち、虚無を浮かび上がらせていく、見事な"社会派ミステリ"であると思う。

        現世は極楽と思えば極楽、地獄と思えば地獄。
        モノクロームの冬に花を咲かせようと白夜を行く者の哀切さは、時代の陰に張り付いた虚無を実感させる。

        東野圭吾は、ミステリの骨格はきっちりと押さえつつ、登場人物たちの心模様をくっきりと描いて、静かだが力強い物語を作り上げ、彼の前作「秘密」に続いて、ミステリの可能性を大きく押し広げたと思う。
        >> 続きを読む

        2018/08/06 by

        白夜行」のレビュー


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