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櫛挽道守

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,680 円
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第9回 中央公論文芸賞
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    「櫛挽道守」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      第9回中央公論文芸賞、第27回柴田錬三郎賞、第8回親鸞賞受賞作

      評価の高い本がやっと来たので、読みかけのものを置いて読んでみた。
      まず作者が女性と言うのを知った。
      作品は、女性の生き方が主なストーリーになっている。

      中仙道、木曽の山中にある藪原宿の集落が舞台。名人といわれる櫛挽職人の父を持つお登瀬の、櫛作りにかけた一途な半生が感動的に描かれている。

      女の人生が、より不自由に決められ、それに縛られていた幕末の頃、世間並みの生き方を捨ててでも、尊敬する父親の背を見て、櫛引の技を極めるために生きていくお登瀬の成長物語になっている。

      頼みの弟が早逝し、家族の絆が破綻してくる。そんな中で、お登瀬は年頃になって、世話人が持ってきた条件のいい結婚も断り、人々から阻害され始める。

      無骨な父親に弟子入りを志願してきた若者とともに、家業を継いで、櫛挽きの技を受け継いでいく。
      激動の時代を背景に、人の往来からわずかな文化が入り込んでくるような集落で、村の行事や風物を織りこみ、お登瀬の人生が、爽やかに力強く描かれている。

      自分で作った物語を絵にしてひそかに売っていた弟。窮屈な暮らしから逃げ出したが、やはり逃げ切れなかった妹、名人の技を慕ってきた弟子、出自を嫌って動いていく時代に飲み込まれた弟の幼馴染。

      登場人物も夫々面白くお登瀬に絡んでいく。
         
      読みやすいが力のこもった作品だった。  
      >> 続きを読む

      2015/03/12 by

      櫛挽道守」のレビュー

    • なんと!木内昇さんは女性でしたか。
      『漂砂のうたう』など、僕の好きな西村賢太さんも、とてもおもしろいと評されていた作家さんで、いつかは読まねば、と思っていましたが。
      いやはや、女性でしたか。
      >> 続きを読む

      2015/03/12 by 課長代理

    • 課長代理さん

      画像を見ましたが確かに女性でした(^^)
      だからか細やかな女性の心理が、よく描かれていました。
      桜庭さん、桐野さんなども知らないとまちがえそうですね!!(◎_◎;)

      「漂砂のうたう」も読みたいと思っています
      >> 続きを読む

      2015/03/12 by 空耳よ


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