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岳飛伝 十五 照影の章

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者: 北方 謙三
定価: 1,728 円
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    「岳飛伝 十五 照影の章」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      南宋の城郭を攻める岳飛に対し、程雲は忍耐強く準備を整え、見えない兵一万を潜伏させた。
      三十もの城郭を確保した岳飛だが、完全に包囲されてしまう。
      ついに程雲は岳飛を死地に追い込むのだが…。

      十五巻の出来事は以下のとおり。※以下、ネタバレです!要注!

      ● 北進を続ける秦容軍。
      いくつもの城都を解放したのち、臨安府南へ七星鎮と名付けた砦を根城に数万の大軍で駐屯します。
      続々と志願してくる漢民族の男たち。
      ついに南宋軍は見過ごすことができなくなり、雷恭・孔礼の2将軍の率いる大軍を派兵するも、完膚なきまでに敗れます。
      秦容の次なる一手は、漢水と長江の交わる所へ、3千の兵力を収容できる戦時下の城塞を築くことでした。
      それは既に対南宋よりも、その先の、対金国を想定した、梁山泊との連携拠点でした。
      秦容は、呼延凌とともに再び戦場に立てる日を思い、逸る心を抑える
      のでした。

      ● 秦容と同時に進む岳飛軍。
      やはり城都を解放しつつ、各地の漢族の志願兵を吸収し、日を追うごとに、その軍の様相は大きなものになりつつありました。
      ある日から、南宋軍があらかじめ城都を捨て城都外に駐屯するといったことが多くなり始めます。
      これは南宋官吏・黄広の献策。
      南宋に支配された城都を解放させるから、民は熱狂する。
      そのわかりやすい戦を、岳飛にさせない。
      手応えのないまま岳飛は進み、臨安府を落とすのに必要だと思われる地をひたすら目指します。
      その風のような進軍の最中の違和感。
      白紙に墨でうった点のような、ごく小さな違和感。
      その違和感は急速に岳飛の中で膨れ上がり、気づいた時には四方を一万の南宋軍に囲まれていました。
      彼らこそ南宋軍総帥・程雲直属の一万。
      この日の為に役夫に身を窶し、長らく埋伏を続けてきた強靱な精神力を持った一軍でした。
      初めて岳飛は死を意識します。
      程雲の刃は確実に岳飛に届きました。
      岳飛の意識は飛びます。

      ● 続々と発見される間諜たち。
      秦容の留守を預かる石英以下の小梁山幹部たちは戸惑っていました。
      南宋軍が、何のために。
      前線ははるか北方、南宋国内に展開しているはず。
      岳都や、小梁山を狙う軍があるとは思えず。
      しかし、大理と南宋国境付近に駐屯していたのは、許礼率いる地方軍5万。
      そして、遥か南方海上に夏悦率いる南宋水軍の影が。
      潘寛や荀浩といった南方出身の将軍たちは、秦容、岳飛が留守の間も血の滲むような調練を繰り返していました。

      と いったところです。

      結末に向けて進捗度合はスローです。
      昔の梁山湖に拠って戦っていたころとは、スケールが断然大きくなっている分、決戦の前の振りかぶりは大きくて、なかなかもどかしいものです。
      >> 続きを読む

      2016/07/14 by

      岳飛伝 十五 照影の章」のレビュー

    • >空耳よさん
      いつも、コメントありがとうございます。
      岳飛って実在の人物だったんですね。ウィキ見て、驚きました。
      北方さんは架空の世界と、実在世界を融合させたんですね。
      >> 続きを読む

      2016/07/15 by 課長代理

    • 私も岳飛が実在の人物って最近知りました!
      楊令のように全くのオリジナルキャラクターもいれば、歴史に沿った展開もみせ・・・
      このシリーズ、やはり壮大です。
      >> 続きを読む

      2016/07/15 by あすか


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