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水滸伝

カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,680 円

宋江の居場所が青蓮寺に発覚した。長江の中洲に築かれた砦に立て篭るが、官軍二万に包囲される。圧倒的な兵力に、宋江は追い詰められていく。魯智深は、遼を放浪して女真族に捕縛される。救出へ向かうが、幾多の危難がそこに待ち受けていた。そしてついに青蓮寺は、楊志暗殺の機をつかむ。妻子と共に闇の軍に囲まれ、楊志は静かに吹毛剣を抜いた。北方水滸、衝撃の第五巻。

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    「水滸伝」 の読書レビュー

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      玄武の章

      集英社 (2007/02)

      著者: 北方謙三

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      • 評価: 4.0

        宋江の居場所が青蓮寺に発覚した。
        長江の中洲に築かれた砦に立て篭るが、官軍二万に包囲される。
        圧倒的な兵力に、宋江は追い詰められていく。
        魯智深は、遼を放浪して女真族に捕縛される。
        救出へ向かうが、幾多の危難がそこに待ち受けていた。
        そしてついに青蓮寺は、楊志暗殺の機をつかむ。
        妻子と共に闇の軍に囲まれ、楊志は静かに吹毛剣を抜いた。
        北方水滸、衝撃の第五巻。

        中4冊の別作家さんの作品を挟んで、五巻の読了です。

        南へ旅を進めた宋江を巡る、江州での長江中洲塞戦と周辺野戦。
        頭目・楊志暗殺を含めた、二竜山・桃花山籠城戦。
        北の異国・遼の大地を踏み、捕われた魯智俊奪還作戦。
        ここにきて一気にヒートアップする、梁山泊軍対官軍の決戦に、読んでいて熱くなる五巻・玄武の章っ!!

        五巻での出来事は以下のとおり。※以下、バリバリネタバレです!要注!


        ● 青蓮寺の総帥・袁明とその部下たちは、各地で蜂起の声が上がる「奉天行道」の叛乱を前に、ついに明確に梁山泊を敵視し始めます。続々と寄せられる間者からの報告に、まず動いたのは叛乱担当吏僚・李富でした。
        兵力増強を重ねる二竜山・桃花山要塞の陥落に狙いを定め、手の内に入れていた馬桂を安丘の街に放ちます。

        ● 袁明は、江州の地の副知事として青蓮寺のうちでも老練な黄文炳を入れていました。
        その黄文炳に、叛乱の萌芽をいちはやく摘むため、江州の地にて宋江を捕えよとの命が下ります。
        宋江のもとには側近の武松と李逵の二人と、戴宗率いる三百の兵のみ。
        戴宗は長江の中洲に密かに築いた川塞に宋江を招じ入れます。
        囲む官軍はおよそ二万、うち一万は青蓮寺直轄の精兵。
        絶体絶命の窮地の報せは、遠く梁山泊まで届きます。

        ● 宋江の志に呼応した穆弘と李俊は、それぞれの手勢を束ねて江州へ向かいますが、その数およそ三千。
        途次、官軍蜂起の報を聞く二人でしたが、自軍の少数に臆することなく宋江救援の為、川塞包囲網の外側から攻撃を開始します。

        ● 川塞包囲軍は徐々に包囲を狭めていきますが、帳順の水中作戦による大規模な軍船の被害や、思いのほか険しい川塞の護りの前に思うような戦果を挙げることができません。
        しかし、包囲軍陸軍から一万を穆弘と李俊叛乱軍に当て、こちらは戦線を後退させることに成功します。

        ● 苦戦が続く穆弘と李俊叛乱軍のもとへ、遂に到着した梁山泊救援軍先鋒隊、致死軍の楊雄隊百名。
        たかが百名と侮るなかれ、公孫勝揮下、致死軍の百名の精兵です。
        埋伏の計で劣勢を挽回した穆弘と李俊叛乱軍でしたが、そこへ致死軍隊長・公孫勝と、五百の最強騎馬隊を率いる林冲も到着し、一気に戦局を覆すことに成功します。
        江州の街を制圧した梁山泊軍は、官軍司令官・黄文炳の首級をあげます。
        ここに宋江争奪をかけた、江州戦は、梁山泊本軍の到着を待たずに終結するのでした。

        ● 一方、北の国境を越え、遼国・女真族との連携を模索していた魯智俊を追うべく、飲馬川の野盗頭目・鄧飛は単身、遼国内を彷徨います。
        乞食に身を窶した鄧飛は、宋国よりはるか北方・通州の街の牢獄に繋がれた魯智俊をついに発見し、時間を掛けて策略をめぐらし、脱獄に成功するのでした。
        繋がれた鎖を絶つために己の左手を手首から切り落とした魯智俊を連れ、鄧飛は逃げに逃げ、とうとう凍土の地から海辺へと到達します。
        そして手漕ぎの小さな船で渤海へ。
        二人を乗せた小舟は、まるで木の葉のように荒れる大海へ投げ出されるのでした。

        ● 柴進は鄧飛が魯智俊救出に成功した報を聞いてからというもの、東方の海辺の村々へ隙間なく間者を送り込んでいました。
        その諜報網から二人の生還の報せが。
        梁山泊から安道全も到着し、生死の縁を彷徨う魯智俊は、左の腕と引き換えにその滾る命をとりもどします。

        ● 二竜山を預かっていた楊志の束の間の団欒の場所を、計を張り巡らせていた馬桂は突き止めます。
        青蓮寺の暗殺団・王和軍百五十人が、油断し、護衛もつれていなかった楊志を囲みます。
        瞬時に決死の覚悟を決める楊志、その熱い視線の先には、志を託した幼い楊令の姿がありました。
        最強暗殺団・王和軍を相手にひとり剣を振るい続けた楊志でしたが、多勢に無勢、遂には百名を道連れに討死します。

        ● 大いなる主将を失った二竜山と桃花山でしたが、悲しみに暮れることも許さぬように、官軍二万が襲い掛かります。
        副将・石秀と周通は、在りし日の楊志との語らい、そこから生まれた守備戦法を胸に、それぞれ配備につきます。
        包囲する官軍を率いるのは青蓮寺叛乱担当吏僚・李富と、現地将軍・許定。
        許定は、中央では一向に名前の聞こえぬ将軍でしたが、練兵、用兵は一流の将軍のそれで、李富は意外な好事とともに、中央中枢の腐敗を改めて感じるのでした。

        ● 梁山泊本軍がたどり着く前に、二つの山を落とさねばならぬ…。李富は両山内部へ送り込んだ間諜へ行動を開始するよう指示します。
        内部から崩れかける二竜山と桃花山でしたが、石秀の決死の切り込み、周通の捨て身の活躍で、何とか持ちこたえます。
        時を失したとみた許定将軍は、速やかに兵を引きます。
        すんでのところで重要拠点を失うところだった梁山泊軍でしたが、林冲率いる騎馬軍と公孫勝率いる致死軍が到着、本軍も一日遅れて着陣、さらに南方から合流してきた穆弘と李俊叛乱軍を加え、官軍を撃退することに成功します。
        しかしそれは、楊志、石秀、周通という大きな犠牲を伴った、悲痛な勝利でもありました。

        といったところです。

        なんと、主だったメンバーに早くも戦死者が出る展開に、正に手に汗を握りながら読み終えました。
        漢たちの咆哮が、ここまで聞こえてきそうな北方三国志。
        おそらく、今、僕はその醍醐味を味わっているものと思われます!
        >> 続きを読む

        2015/03/23 by

        水滸伝 - 五」のレビュー

      • >空耳よさん
        いつも、コメントありがとうございます。
        ははーん。空耳よさんは楊志が志半ばで死ぬことも、魯智深が腕を切り落とすこともご存じなんですね。
        僕は恥ずかしながらまっさらな状態で北方水滸伝に突入しているので、これが初体験です。吉川水滸伝をあとで読んだとき、どんな違和感があるか、それも楽しみですね。
        >> 続きを読む

        2015/03/24 by 課長代理

      • >あすかさん
        いつも、コメントありがとうございます。
        いつも、すいませんね、レビューで出来事をかいてしまって。
        サラッと流してくださいね(ゴメンナサイ)。

        いやー、ちょっと四巻で足踏み感があったんですが、ここにきて一気にもり上がってきました。
        えっ、こいつ今死ぬの!?みたいな驚き。
        「太陽にほえろ」で若手刑事が殉職したときのような喪失感がありますよ。
        >> 続きを読む

        2015/03/24 by 課長代理


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