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終末のラフター = LAUGHTER in The End of The World

4.0 4.0 (レビュー2件)
カテゴリー: 漫画、挿絵、童画
定価: 580 円
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    「終末のラフター = LAUGHTER in The End of The World」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      放浪を続ける青年に浮かぶ笑顔(ラフター)。そして彼が守りたい笑顔。

      何だか深読みすれば、とても奥が深い作品のような気がするものの、ツルツルと表層部分を読んでしまった感じ。

      襲撃しない代わりに定期的に生贄を要求する悪魔に魅入られた町。
      この町を訪れた、あどけない妹を連れて放浪する名を捨て「悪魔喰い」として生きる青年。

      町を苦しめる悪魔を倒すことで町を解放する契約を結び、悪魔討伐に向かう彼だが、ミッションを完遂し戻ってみると、町長の喉元過ぎれば的態度に遭遇する。

      「責任の所在をあいまいにされるから、俺は個人としか契約しない」

      公人としての町長なので、厳密には個人とは言えないようにも思えるが、変わらず現職の町長で有る間に、自らが契約した内容を反故にするとは言語道断な輩である。

      テーマは悪魔と人間のコントラストにより、人間に潜む悪魔性を描くことだと思う。

      絵の感じも全体的に好きだし、若干エヴァンゲリオンの使徒を連想させるものの悪魔のデザインもオリジナリティを感じた。

      調べた限り、それほど作品の多い方では無さそうだが、他の作品も読んでみたいと思った。

      驚いたことに、この著者は(「イエロウ」さんなのに)女性だそう。
      >> 続きを読む

      2013/07/14 by

      終末のラフター = LAUGHTER in The End of The World」のレビュー

    • >驚いたことに、この著者は(「イエロウ」さんなのに)女性だそう。

      驚きです。
      イエロウさん…Yellowさん…? >> 続きを読む

      2013/07/14 by tomato

    • 「悪魔」は「不死者」なのか、それを追い詰めた「人間」なのか・・・。

      ところで、著者の別作品「結界師」も好きでした。 >> 続きを読む

      2013/07/14 by Tucker

    • 評価: 5.0

      舞台は中世のような世界。
      ある日、突然、101の口を持つ「白い悪魔」(というより異形の怪物)が現れ、世界のほとんどを喰らい尽くす。
      密かに備え続けた者達が白い悪魔に戦いを挑み、7日間の死闘の末、白い悪魔は体を切り刻まれ滅んだ。
      ・・・かに思われた。

      バラバラになった「白い悪魔」の破片は人に取り憑いたのだ。
      そして、取り憑かれた者は不死者となり、周囲の人々から「悪魔」と忌み嫌われた・・・。

      「白い悪魔」との戦いから25年後。
      とある街に頬に「悪魔の口」(「白い悪魔」に取り憑かれた者に現れる烙印)を持つ少年(主人公:ルカ)と、その妹(ハル)がやってくる。

      その街は、すでに別の「悪魔の口」を持つ男(ゴドー)に脅されていたため、住民はざわめく。
      「なぜ、この街に2人の”悪魔”が・・・」

      だが、街に現れた2人目の「悪魔」であるルカは、町長にこう語る。
      「取引をしよう。
      自分は同族狩りが専門の”悪魔喰い”
      街を脅す”悪魔”を葬る代わりに報酬をもらうが、その後、街を去る。
      悪くない話だろう?」

      町長をはじめとする街の人々は、その申し出に戸惑いながらも「契約」を交わし、ルカと街を脅す「悪魔」との戦いが始まる・・・。

      ゴドーとの戦いは、いきなり始まるわけではなく、最初はゴドーの情報を得るため、聞き込みから始まる。(地味な感じではあるが・・・)
      「敵を知るため」であると同時に「武器」を手に入れるため。
      ルカ曰く「悪魔が本当に突かれて痛い所は、心にあんのさ」

      相手は不死者であるため、実のところ、ナイフなどの武器は、あまり役に立たないのだ。

      冒頭の町長との話や「聞き込み」の過程であきらかになるが、街の人々も一方的な被害者ではない。
      むしろ、原因を作ったのは街の住民の方。

      「悪魔の口」を持つ者を怖れるあまり、街の住民が先にゴドーを刺して殺してしまうのだ。
      が、ゴドーは不死者。
      生き返り、また街に戻ってくるが、恐怖に囚われた住民は、またゴドーを殺す。
      その後、再びゴドーを殺すが、また生き返り、戻ってくる。
      そして、殺されるたびにゴドーは街の住民への憎しみをつのらせてゆく。

      ゴドーは最初は「不死者」(というより「死ねない者」という表現の方が正しい感じがする)でしかなく、ひっそりと暮らす事を望んでいたが、そんなゴドーを「悪魔」にしたのは、街の住民自身だったのだ。
      何度も街に戻ってきたのは、憎しみからではなく、その街がゴドーの故郷だったから。

      恐怖に囚われ、冷静な思考ができなくなった街の住民。
      街の住民への憎しみに囚われ「悪魔」となったゴドー。

      ルカがゴドーに言い放ったセリフ
      「(一線を越えて)戻れねェ奴が最後にすがるのが、”思い出”たァ、笑えるね」
      が印象に残る。

      街の関係者の中では、唯一、教会の神父ラゲルだけが、「悪魔の口」を持つ者であっても「不死者」であるうちは、脅威となり得ない事を認識していた。

      教団の教えでは「人(「不死者」を含めて)を愛せ」と説くが、その教団の非公式な報告の中では、「不死者」は互いに喰い合い、一つになり、「白い悪魔」を復活させる怖れがある、と言っている。
      「白い悪魔」を直接、見た事があり、その後、何年も口がきけなくなるほどの恐怖を覚えたラゲルは、教団の教えと、脅威となる可能性を持つ(かもしれない)「不死者」への態度をどうすべきかで揺れ動く。

      街で「不死者」と「悪魔」の違いを説くが、自身「迷い」に囚われているため、その言葉は街の住民には届かない。

      ところで、ルカが”悪魔喰い”を生業としたのは「囚われないため」
      迫害を受け、引き籠っても「憎しみ」に囚われるだけ。
      「悪魔の口」の謎に近付くには、自ら動いて「悪魔」に近付くしかないから。

      全体として暗いトーンで、登場人物のうち心からの笑顔を見せるのは、ルカと妹のハルの2人だけ。
      (ルカは最後の最後で笑顔を見せるだけだが)

      囚われず自由である(少なくともそれを目指す)からこそ大口をあけて笑う事ができるのだろう。
      タイトルの「ラフター(Laughter)」(大声で笑う)の意味が最後になって分かった。
      >> 続きを読む

      2013/03/20 by

      終末のラフター = LAUGHTER in The End of The World」のレビュー

    • Tuckerさんのレビューを拝見してから、ずっと気になっていたのですが、やっと読みました!

      読了後にレビューを書いて、登録する前にTuckerさんのレビューを読み返して、自分の読み方の浅さを痛感(←イマココ)です。

      何だかちょっと恥ずかしい感じもしますが、レビュー登録行って参ります!!(笑)
      >> 続きを読む

      2013/07/14 by ice

    • 自分もレビューがかぶると「言っている事がまるで違ったら、どうしよう」といつもオタオタします。(笑)
      >> 続きを読む

      2013/07/14 by Tucker


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