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中年スーパーマン左江内氏

4.0 4.0 (レビュー2件)
カテゴリー: 漫画、挿絵、童画
定価: 1,575 円
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    「中年スーパーマン左江内氏」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      藤子・F・不二雄氏の少し風刺の効いたサラリーマンがスーパーマンになったら...というマンガ作品。

      刺激が少ない。それほど得るものもない。でも、少しホッとできるこんなマンガもたまには良いかという気にさせてくれる。

      ある日突然、スーパーマンになりなさい。でも、できる時だけでいいし、特別ミッションも無いからお気軽に...
      なんて言われてしまった中年サラリーマン左江内氏。

      左江内(さえない)というだけ有って、マジメ一徹では有るものの、ごくごく普通のサラリーマン。

      着るだけでスーパーマンの力を発揮できるスーツを手に入れたものの、その力を使って野望を抱くわけでもなく、粛々と身の回りの小さな悪事を解決して行く。

      大きな事件ではないものの、颯爽と登場して解決しているにも関わらず、その活躍は見た人の記憶から抹消される仕組みのため、決して感謝されるわけでもなく、いわば慈善事業的に人助けを続けている形。

      読み進めている内に、彼のように派手さは無くとも、自らの倫理観に沿って、地に足を付けて生きて行くことの偉大さを再認識した。

      なんで、さえないサラリーマンにスーパーマンの力を授けるんだ!とツッコミたくなったが、普通の人間なら、手に入れた力を使って、有名になるとか、お金を稼ぐとかを考えたくなるのではないかと思う。

      最後に同業?の(スー)パーマンと出会うのだが、彼はちゃっかり、この能力を使って商売をしているところを見ると、私的流用をしない人を選んで能力を授けているわけでもないようでは有るが...

      通勤電車に乗らずに空を飛んで出社したりする姿を予想以上に羨ましく思う自分が何だか悲しくなった。
      >> 続きを読む

      2012/12/11 by

      中年スーパーマン左江内氏」のレビュー

    • でもやっぱりヒーローが冴えないオサーンってのはアレだなぁw

      2012/12/11 by makoto

    • このマンガ、読んだのですね。

      自分も電車に乗らず、空を飛んで出社する姿は少しうらやましく思えました。
      でも、冬は寒そうですね。
      >> 続きを読む

      2012/12/15 by Tucker

    • 評価: 5.0

      ある日、スーパーマンを襲名することになってしまった万年係長の左江内(さえない)氏。
      その活躍を描く「中年スーパーマン左江内氏」
      一緒に収録されているのは、マンガ家を目指し、上京してからの約20年間を繰り返し生き続ける男を描いた「未来の想い出」

      「中年スーパーマン左江内氏」は、ある日、突然、スーパーマンになった、という点では「パーマン」を連想させる。
      が、この作品でスーパーマンになったのは、年下の上司がいる中年の万年係長。

      スーパーマンを襲名することになった理由も、次の3条件を満たす人物であったため。
      その条件とは
      1.最大公約数的常識家
      2.力を持っても大それた悪事のできぬ小心さ
      3.ちょっと見、パッとしない目立たなさ

      この条件は代々のスーパーマンが後継者を選ぶ際の条件として言い含められているらしい。

      左江内氏は、スーパーマンを継ぐという話を最初は(当然)断る。

      その時の先代スーパーマンのセリフがふるっている。
      「(スーパーマンとしての仕事は、会社の仕事との兼ね合いで)テキトーにやればいい」
      「スーパーマン一人がいくら頑張っても、この世の悪は根絶できっこない。
      カバーできる範囲はタカがしれているので、昼休みとかトイレのついでにちょこちょことやればいい」

      思わず力が抜けてしまうが、「この世の悪は(力で)根絶できる」と勘違いした某宗教団体や自称「世界のリーダー」の某国がしでかした事と比べると、はるかに柔軟な考え方とも言える。

      藤子・F・不二雄のスーパーマンネタの短編は
      「ウルトラスーパーデラックスマン」
      「わが子、スーパーマン」
      の2編がある。
      どちらもブラック・ユーモアの作品で、今にして思うと、両作品の主人公は「3条件」のどれかが欠けていた。

      左江内氏でさえ、一度だけイライラのはけ口にスーパーマンの力を使ってしまった事があった。
      しかも、その時、暴力の快感に酔ってさえいた。
      (すぐ我に返って反省したのが左江内氏らしいが)

      「大きすぎる力」は、人を狂わせてしまうのだろう。
      ・・・とすると、スーパーマンが後継者を選ぶ時の「3条件」の意味するところは、意外に奥が深いのかもしれない。

      ちなみに最終回で、左江内氏は自分のやっている事に疑問を持ち、悩んでしまう。
      が、それを救う特別ゲストとして「あの人」が登場する。

      「あの人」の
      「百人寄れば、百の正義がある」
      という一言に左江内氏はショックを受けるが、実際には、その通り。

      全体的に、オブラートに包んではいるが、チクッと皮肉の効いた作品、という印象を受けた。
      >> 続きを読む

      2012/09/16 by

      中年スーパーマン左江内氏」のレビュー

    • >makotoさん
      マンガの中では空を飛んで通勤する姿が描かれていましたが、つり革につかまっているような、この姿の方が似合う、と思ってしまいました。

      >iceさん
      「パーマン」より、親近感を感じていた自分に愕然としました(笑)
      >> 続きを読む

      2012/09/17 by Tucker

    • 読んでみました!

      読後にTuckerさんのレビューを再度読み返して、自分の読み方の浅さを恥じる思いです... >> 続きを読む

      2012/12/11 by ice


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