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ARMS 2 (小学館文庫 みD 10)

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 皆川 亮二七月 鏡一
定価: 810 円
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    「ARMS 2 (小学館文庫 みD 10)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      主人公達の通う学校を舞台にした、双子の天才児アル、ジェフとの戦いと、主人公達の出生の秘密が隠された鐙沢村(あぶみさわむら)でのエピソードから成る。

      これまで、主人公達のARMSは、体の一部が変形して、強力なパワーを発揮する、という程度だったが、鐙沢村編から、それぞれのARMSの特徴が明確になる。

      また、ARMSにつけられたコードネームが明かされる。
      主人公、高槻涼は「ジャバウォック(正体不明の魔獣))」、新宮隼人は「ナイト(騎士)」、巴武士は「ホワイトラビット(白兎)」
      それぞれARMSの特徴を暗示しているが、名前から分かる通り、「不思議の国のアリス」に登場するキャラの名前となっている。

      ストーリーでなく、文庫に収録するエピソードについてだが、先の展開を知っている人なら、「そこで2巻目を終わらせる?!」という所で切られている。
      次の巻を買わせたい、というのも理由の一つだろうが、おかげで3巻目がいきなり第一部の終わりのエピソードから始まる事になり、ちょっと違和感を感じた。

      印象に残ったのは、アルとジェフとの戦いのクライマックス。

      主人公達を生け捕りにしろ、という命令を受けたが、公共の場で騒ぎを大きくしすぎ、エグリゴリ(主人公達を狙う組織)に見捨てられたアルとジェフ。
      二人を抹殺するために現れたエグリゴリのエージェント、キース・レッドにジェフは殺されてしまうが、アルは間一髪で武士が助ける。

      その時の武士のセリフ。
      「この子達も"人間"に触れた事がないんだ!!
      "人間"とちゃんと接するのが怖かっただけなんだよ。」

      だから、「自分達は特別な人間だ」という殻に閉じこもり、それ以外の人間には何をやってもよい、と思い込んだ。
      言い方を変えると、"人間"は自分達だけで、"外"の世界は怪物が住む世界。
      だから怪物には何をしてもよい、と思い込む。
      なんだか、現実にも似たような事例がありそうな気がする。

      もう一つ、気になった点は、エグリゴリの「クリムゾン・トライアッド」と呼ばれるサイボーグ兵士三人兄弟のうちの一人、ビィのセリフ。

      最初、自分の機械の体を「化け物」呼ばわりされ、激高するが、戦いに敗れた後、非礼を詫びる武士に言う。
      「いつの間にか機械の体が私の心までも覆い尽くしていたんだ・・・。
      たしかに・・・
      化け物だったのかもしれない・・・」

      身の丈に合わない力を、突然、持ってしまうと、人は、おかしくなってしまうのだろうか。
      >> 続きを読む

      2014/07/13 by

      ARMS 2 (小学館文庫 みD 10)」のレビュー

    • >身の丈に合わない力を、突然、持ってしまうと、人は、おかしくなってしまうのだろうか。
      社会や倫理の束縛を無視できる程の力を得てしまうと、普段、それに対して不満を持つ人はタガが外れてしまいそうですね・・・。
      >> 続きを読む

      2014/07/14 by 喜楽の日々

    • 不満が大きければ、大きいほど、タガの外れ方もひどくなるのでしょうね。

      2014/07/14 by Tucker


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