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左京区桃栗坂上ル

4.0 4.0 (レビュー2件)
著者: 瀧羽 麻子
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    「左京区桃栗坂上ル」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      内容紹介-------------------------------------------------------
      父親の仕事の都合で引っ越してばかりだった璃子は、4歳の時、引っ越し先の奈良で果菜と出会う。
      二人はすぐに仲良くなって、八百屋を営む果菜の家で毎日のように遊んだ。それに時々つき合ってくれたのが、果菜の兄だった。

      幼い璃子は、ある日こんなことを言った。
      「わたし、お兄ちゃんのおよめさんになる」

      やがて璃子は埼玉へ引っ越し、果菜たちと離ればなれになるのだが、高校進学のタイミングで大阪へ来て、再会を果たす。

      璃子はそれから「お兄ちゃん」のいる大学へ進学。
      4回生になった兄は、大学院進学をひかえて研究に追われていた。

      穏やかな学生生活が続いていたが、ある秋晴れの日、二人にとって大きな事件が起きる。
      ---------------------------------------------------------------

      「桃栗三年、柿八年」
      「おいしい実を食べたいなら、じっくり時間をかけて育ててやらなあかん」
      一目惚れの運命的な恋もいいけれど、長い時間をかけて育んだ愛には格別な美しさがある。

      璃子が4歳の時、カラスに襲われそうになったところを安藤に助けられ、「お兄ちゃんのおよめさんになる」と言ったところが始まりだった。
      それからすぐに璃子の家が引っ越して離れ離れになってしまうが、その縁はゆるくも確かにつながっていた。
      京都への修学旅行で一人抜け出して奈良に行ったときは、果菜は璃子の成長した姿に気付かなかったが、安藤は気づいてくれた。
      そういう小さな出来事をいくつもいくつも積み重ねていく。

      左京区シリーズで一番の傑作なのは間違いなしで、物語のスケールからして安藤がシリーズの主人公なんじゃないかと思えてくる。
      すでに恋を知っている龍彦と山根が、安藤と璃子を見て「そういうことか」と納得するところにはシリーズとしての面白さを感じた。

      生き物を扱う研究をしている璃子がワニのリードを外して目を離したり、吹き矢を人間に当てたりといったところは気になったが、瀧羽麻子の実力が作品を重ねるごとに上がっているのは確か。

      これまでの作品では印象的なシーンが少なかったが、本作では先ほどの修学旅行の再開とか寮でのバーベキューとか、いくつか見ることができた。
      瀧羽麻子の作品には必ず自転車の二人乗りのシーンが出てくるが、今回はスクーターで、これも過去最高の出来。
      日常のちょっとだけ特別な出来事を描写するのがうまい。

      これで主要な理系男子3人の恋が描かれたわけで、左京区もこれで終わりかと思うと少し寂しい。
      >> 続きを読む

      2017/08/28 by

      左京区桃栗坂上ル」のレビュー

    • 評価: 4.0

      久々の左京区。別シリーズかと思ったら繋がった。理系男女のほんわか恋愛が可愛らしい。前の2作も読み返したい。

      2017/08/23 by

      左京区桃栗坂上ル」のレビュー


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