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それから

3.7 3.7 (レビュー1件)
著者: 夏目 漱石
カテゴリー: 小説、物語
定価: 460 円

三部作の前作「三四郎」で描かれた淡い恋愛は、この作で、より深刻な人間的苦悩にいろどられる。自然の情念に引きずられ、社会の掟に反いて友人の妻に恋慕をよせる主人公の苦しみは、明治四十年代の知識人の肖像でもある。三角関係の悲劇を通して漱石が追求したのは、分裂と破綻を約束された愛の運命というテーマだった。西洋化する近代日本文明への失望と封建的道徳の偽善の狭間で苦悩する自意識を描き鋭い文明批評ともなっている。明治42年作。

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    「それから」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      友人の平岡の妻三千代に気持ちを打ち明けたあと、生活が立ちいかなくなる恐怖から、パンのために、仕事を見つけなくてはいけないとあせり、外に飛び出すラストシーンは、印象的でした。父親から勘当され、友人も傷つけ、楽な生活も捨て、彼が持っていた考えさえすっ飛んでしまって、愛する人のために、「凡て戦う覚悟」をする代助は、優柔不断な高等遊民ではなく、頼もしい凡人の男だと思いました。

      2015/07/03 by

      それから」のレビュー

    • 「それから」なるほどです

      2015/07/03 by 空耳よ

    関連したレビュー

      角川グループパブリッシング (1985/10)

      著者: 夏目 漱石

      • 評価: 3.0

        ニート(高等遊民)の主人公が、親友の妻に恋をして親から勘当され、社会の荒波へ漕ぎ出そうとするまでの物語。
        あらすじを端的にのべてしまえばこんな感じだろう。
        続きがとても気になる。それから、どうしたのか。

        代助の三千代への恋心は、露骨に描かれることがなく、逆にリアリティを感じさせる。

        雨音に包まれた告白のシーンが良い。 >> 続きを読む

        2014/09/28 by

        それから」のレビュー

      • >雨音に包まれた告白のシーンが良い。

        ワクワクですよねー♡

        2014/09/28 by makoto

      • >ニート(高等遊民)の主人公が、親友の妻に恋をして親から勘当され、社会の荒波へ漕ぎ出そうとするまでの物語。

        こうやって端的に表現すると夏目漱石の本とは思えないですね!
        時代が変わっても人間が悩むこと(仕事、親、友達、恋愛)は変わらないってことなのかもしれないですね☆
        >> 続きを読む

        2014/09/28 by chao

      岩波書店 (1989/11)

      著者: 夏目漱石

      • 評価: 4.0

        「古き日本の有名な本を読もう祭り」開催中。(また祭り?)

        夏目漱石先生の5つの講演記録を読んだ後だからか、自然主義文学のよさが伝わってくる(・・気がする)



        代助は学生時代に仲のよかった友人の妹三千代に気があったのだけれど、別の友人片岡に薦め二人は結婚した。卒業後久しぶりに片岡に会った。三千代は子どもを生まれてすぐに亡くし体が弱い。片岡は三千代のことをあまり大事にせず怒りっぽくなったし、仕事もうまくいかず経済的に苦労している。
        三千代は代助に借金をお願いする。気の毒に思った代助は実家にお金を頼みに行き、兄嫁から内緒で都合をしてもらう。
        代助は大学を卒業してから就職をせず、実家からの送金で自由に暮らしているいわゆる高等遊民(いわゆるボンボン?)

        代助に縁談話がもちあがる。父親が自分の老い先を考えてのこと。しかし、代助は自由に生きていきたい。結婚をしなければいけない、とは考えない。三千代のことも気にかかる。

        父親や兄とは考えが違う。兄嫁からも責められるようになる。度々の圧力についに代助は、自分は好きな人がいるのだと縁談を断り、父親からはもう援助はしないと言われる。これからは働かねば・・・

        自分は三千代さんのことが好きなのだ。まず三千代に打ち明ける、次に片岡に。
        三千代は「今更ひどい」と言うが、そうかといって片岡のことももう愛してはいない。代助について行く腹を決める。片岡には、「三千代はお前にやるが、三千代の病気が治ってからだ。お前とは絶交だ」と言われる。そして、実家に事の子細を書いた手紙が届く。代助は実家から勘当される。



        ・・・みたいな話。三四郎のその後、という感じです。
        勘当された代助は、これからどう生きていくのでしょうね。

        まあ、自分で稼いで自立しなければ自由に生きるといっても、どうしようもないでしょう。
        食べて生きていくだけのことができてからでしょう。自由というのは自立が前提だからね。
        三千代を幸せにしようと思えば覚悟を決めて、もう前を向くしかない。
        三千代は代助より腹が据わってる。

        ちょっと切ないけれど、しっかり生きてほしいと思いました。
        ああ、何で打ち明けてしまったかなあ・・・
        代助にはそれが一番の選択だったんだろうかねえ・・・(甘い?しょうがないか…^^;)


        一人の人間の生き方、人間模様。面白かった。
        >> 続きを読む

        2014/06/05 by

        それから」のレビュー

      • 確かに自立なしでの自由は、いつなくなってもおかしくないですからね...。

        2014/06/05 by ACID

      • >「古き日本の有名な本を読もう祭り」開催中

        こういうムーブメントには乗っかって行きたいです! >> 続きを読む

        2014/06/05 by ice


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