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金閣寺

4.0 4.0 (レビュー24件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 580 円
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2015年09月の課題図書

1950年7月1日、「国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み―ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには幻想と心中するにいたった悲劇...。31歳の鬼才三島が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔。

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    「金閣寺」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      とにかく時間がかかったが何とか読み終えた。
      美への憧憬、コンプレックス、敵対心。きっと誰も少しずつ持っているけれど、そのバランスが何かのきっかけで激しくゆがんだりするとこうなるのかもしれない。
      世界を変えるのは認識だと思う。誰かにとっては些細なことであっても、誰かにとっては人生を変えるほどの出来事だったり、そういうことはよくあるから。

      2019/08/04 by

      金閣寺」のレビュー

    • 評価: 4.0

      2015年9月の課題図書。
      難しく時間がかかった。
      主人公は嫌いだが、共感できてしまう部分もあったり、量子力学的な議論かと思う部分があったりで、名作であることは拙い私にも感じられた。

      が、主人公は勃起できずに性交できないことを拗らせてるだけで、なんだかソレを金閣寺のせいのしてるようである。なんのことはない、慣れればいいだけなのに。お友達がナンパ師だから余計拗らせるんだろうか。

      金閣寺、まあまあ近いのでまた行ってみようと思う。 >> 続きを読む

      2018/10/04 by

      金閣寺」のレビュー

    • 評価: 4.0

      サラ・オレインが某番組で金閣寺を読んだことが日本へ留学する大きな理由の一つとなった、という話を聞いて再読。
      再読といっても大学生以来なので内容はほとんど忘れてるけど。
      とにかく読んで感じたことは、日本語って人類が使う言語で一番繊細で意味深いんじゃないかということ。
      内容は緻密で精巧、無駄や平凡な箇所が全くなかった。
      自分は理系で機械図面を何千枚と描いてきたけど、先輩や同業者でたまに待ったく無駄が無く美しいくらい機能的に図面を仕上げる人がいたけど、その時の感情に似ている。
      自分は文学には疎いけど、『完成された文章』とはこのような小説を指すのだろうな。
      >> 続きを読む

      2018/07/21 by

      金閣寺」のレビュー

    • 評価: 5.0

      近代以降の小説の、ひとつの到達点のような小説です。

      「これを理解できなければ、、、」みたいな言い方はもちろんしませんが、険しい山に登るような思いをしながらでも、最後まで読み、三島由紀夫が何を言おうとしていたのかを考えてみる必要はあるのではないでしょうか。

      ストーリーをここで改めて述べる必要はないと思います。

      一人の人間が大きな過ちを犯すまでに、いったいどのような過程があったのか?
      主人公の幼少の頃から小学生時代、そして青年期に至るまでを、これでもかというくらいに丁寧に静謐に書かれています。
      その多くは、失敗であり、恥であり、過ちであります。
      そしてその表現がいちいち美しく、無駄な装飾のない文章で、こうやって感想を書いていることもバカバカしく思えてくるほどです。

      主人公にとって、夢にまでみた金閣寺は、それほど美しくありませんでした。
      しかし、あるときに残酷なまでの美しさを湛える存在であると気づいたとき、、、彼の美への執着は、周囲への憎悪と相まって、「燃やさなければならないもの」へと変わっていったのでした。

      このあたりのスリリングな心情の変化は、三島由紀夫の悪魔のような表現力があってこそのものですね。

      素晴らしい。
      皆さん、もう一度読んでみてください。
      >> 続きを読む

      2018/06/24 by

      金閣寺」のレビュー

    • 評価: 3.0

      最近小説にあまり興味がもてなくなってきた、読んでてまどろっこしくなってきたり・・・。と言いつつとても有名な小説なので、図書館でつい手に取ってしまいました。

      やっぱり、半分読んで疲れた~^^;

      名文なの??難しい言葉と言い回し、分っかりにくい。しかも、主人公の思いに(理解はできるけど)まったく共感できない。気の毒とは思うけどね。

      日本の仏教はいったい何を教えているのか?ちゃんと「お釈迦様の教え」を教えてあげましょうよ。まあ、学ぶ側にもかなり問題があるけど、それにしても何とかしてあげようや。戒を守り、きちんと学んで修行(心を清らかに)しようよ。
      主人公の溝口は金閣寺の老師のもとで学ぶ学僧です(大谷大学に入る)。

      「美」は感覚、主観、認識、、、妄想と言ったら言いすぎか。金閣の美(マボロシ)に執着してしまう溝口は、妄想に生きているのね。「現実」から逃げたくて仕方がないのね。金閣寺はただの建築物(物質)ですよ。永遠のものではありません。あなたがわざわざ燃やさなくても、そのうち壊れてなくなるものなんですよ~。当たり前じゃん。何やってんの?

      心だって永遠じゃないのですよ。「無常」は仏教の基本でしょ?執着をなくすことを目指してるんじゃないの?「主観」「思考」が問題なのよね。これも仏教の基本。

      吃音の”コンプレックス”(←エゴが強いのね)、許せない母の不貞行為、母の野心(貧乏で実家の寺を手放した。お前は金閣寺の跡取りになれ)、米国人に命令され女を踏みつけた(悪行為)結果堕胎させたことを隠す(嘘をつく)、尊敬できない老師(女を買うとか。途中までしか読んでない)、せっかく出会った善友(鶴川。その後事故死)から自ら離れ、悪友(柏木)に惹かれる、、、

      気の毒な面は色々あるけれど、、、やっぱり、「人間」を乗り越えることができない、、、乗り越えようとさえしてない、、、逆方向に行っておかしな思考(妄想)にはまってしまってる、、、。心の闇・無明。人間界に絶望するテロリスト(破壊者)の心理なのかな?(受け入れられない、気に入らないから壊す)
      学僧なのに。学べなかった学僧の話ということかな。戦争も影響があるかもしれない。でも、どうやっても自業自得なんだな。

      半分しか読んでないけど、もういいかな。ごめんなさい^^;
      表現がかなり小難しくて(ワタシがバカ?)読みにくかったです。
      三島さん自体が自意識高い系、考えすぎる系なのかな?自決しちゃったし。^^;

      やっぱり、お釈迦様の教えを学ぶことにします。お気楽なバカボンさんには向かないのかな?(まあ、そのうち復活するかも)

      溝口君、苦しすぎるし暗すぎる(無明だから暗くなる?)。
      ああ気の毒だ。ちゃんと学んで明るく生きてほしい。

      追記
      終わりまで読んでないけど、最後の文は見た。最後まで読まずに言うのもなんなんですが^^;
      溝口君は金閣を燃やすことで「執着」をなくそうとしたのでしょうか?
      生きることは「苦」であり、だから生きるためにはある種の妄想(自分のストーリー)が必要です。実際は妄想に執着するから余計苦しくなるんですが。
      でも妄想(自分だけのストーリーをねつ造)すると真理が見えなくなる。(真理が見えれば「楽」になるんですが。)
      で、金閣の妄想(美)をなくしてしまえと?
      まあ、そんなことをすれば逮捕されて罪を償わなければいけなくなるだけですが、なんだか執着はなくなって気分が軽くなるって?そゆこと?
      (最後までちゃんと読んでからレビューを書け?^^;)
      >> 続きを読む

      2018/03/20 by

      金閣寺」のレビュー

    • バカボンさんは仏教の心をいつも探していらっしゃるからこそ、この小説に疑問を抱かれたのですね。
      永遠性というのはおそらく三島個人のテーマでしょう。
      実際に金閣を焼いちゃった僧の真実ではなく。
      真相を求めるならばむしろ水上勉の「金閣炎上」をお読みください。

      ところで私、自分のレビューを読み直してみました。
      レビュー書くってとっても便利ね!思い出すもの。

      「日本と心中しそこねた若者の不完全感を描いた青春小説」だと私は解釈しています。
      極端な行為を描いてはいますが、人間において普遍的なものも内包されていると考えます。
      そしてそれ以上に三島その人の葛藤そのものです。
      三島ってものすごい観念的な人物なんですね。ふ~。
      >> 続きを読む

      2018/04/21 by 月うさぎ

    • 観念的すぎると頭がついていきません、ワタシ^^;
      三島さんの作品は(これを半分読んだだけだけど)難しいですね。
      水上さんの作品、読んでみようかな。
      人生は観念じゃないですからね。現実的なことの方に興味があります。(お釈迦様の教えは超現実的なのです。永遠不滅なものはない、すべては無常であるという現実。)
      >> 続きを読む

      2018/04/21 by バカボン

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