こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

予定日はジミー・ペイジ

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 620 円

流れ星を見つけたとき、あ、できたかもと思った。初めての妊娠。でも、「私、うれしくないかもしれない」。お腹の生命も大事だけど、生活って簡単に変えられないよ。ひとり驚喜する夫さんちゃんを尻目に、頼りなくも愛おしい妊婦マキの奮闘が始まる。目指すは、天才ロック・ギタリストの誕生日と同じ出産予定日!笑えて、泣けるマタニティ小説。著者描き下ろしイラスト多数収録。

いいね!

    「予定日はジミー・ペイジ」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      「性交した。」という5文字から始まる日記形式の妊婦物語。主人公の出産予定日は、超絶ウルトラスーパーリフ.変則リズムなどを駆使した楽曲で昭和のロック少年少女を熱狂させたジミー・ペイジの誕生日と同じ♪

      ありがたいかどうかは分からないが、とりあえず天才ギタリストの生誕日に縁起を担ぎ第一子出産に臨む10ヶ月の妊婦の内面をストレートに描いていく(社会のものさしで測れない人々へのまなざしも角田作品の変わらぬ魅力だぜ)。

      妊娠感覚や精神状態、夫、親、友人母親学級など妊婦をとりまくサポーターや社会との微妙な温度差。

      「妊婦はこうあるべき」に当てはまらない不安、葛藤を抱えながらも臨月へ向かってゆく主人公の姿に、赤ちゃんは一つのフォーマットに収まらない、いろんな物語を経て生まれてくる新しい物語の種に思えた。

      どこにでもある小さなささやかな市民生活が舞台。ある夫婦が二人から三人になるプロセスを通して、主人公が毎日誰かの誕生日でこの世界は織り成されているという宇宙的な生命の神秘を享受する境地に着地する10ヶ月の物語はまさに妊婦の旅!!

      自分の体の中にもう一つ別の命が宿っているという僕ら男性には絶対に分からない未知の領域を、普遍性に満ちた世界観に昇華させる角田氏光代は、やはり物語を産むために生まれてきた人なのだ!

      ジミー・ペイジのギターリフに負けないペンの力を堪能。なんと角田さんの絵もページを彩るがかっこいい作品だぜ。
      >> 続きを読む

      2019/06/16 by

      予定日はジミー・ペイジ」のレビュー


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    ヨテイビワジミーペイジ
    よていびわじみーぺいじ

    予定日はジミー・ペイジ | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本