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無人島に生きる十六人

4.0 4.0 (レビュー4件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 420 円

大嵐で船が難破し、僕らは無人島に流れついた!明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁のちっちゃな島に漂着した。飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのだろうか?名作『十五少年漂流記』に勝る、感動の冒険実話。

いいね! niwashi

    「無人島に生きる十六人」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      明治31年、帆船・龍睡丸が太平洋上ハワイ島近くで座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁の小さな島(パールエンドハミーズ礁)に漂着しました。
      そこで16人の海の男たちが救援がくるまでの3ヶ月以上、その無人島で生き延びた、実話に基づく話です。

      文章のテイストが、明るく楽しく書かれているので、さらっと通りすぎてしまうんですが、よくよく考えて見ると九死に一生の難破です。9割り以上あの世に足を突っ込んでいたと思います。全員無事に島に辿りついたのは奇跡です。

      島に上陸してからは、より良く前向きに無人島生活をするための16人のすばらしいアイデアが数限りなく発揮されていきます。

      我々現代人にはいろいろと便利なものが与えられ過ぎてしまい、この創造工夫の精神・知恵が失われてしまっていると、身に詰まされる思いがします。
      もっと身の回りのものをシンプルにして生活できないものかと考えてしまいます。余りにモノが溢れている現代。

      それにしても、無人島に取り残されそのままそこで一生を終えるかもしれないという状況なのに、16人の超ポジティブな考え・生き方は何なんでしょう!
      過酷な状況でも生き抜こうとする力は時代や環境が変わっても大切ですね。

      とにもかくにも、終始一貫楽しく明るく物語が書かれていることが、この本の一番の魅力だと思います。
      >> 続きを読む

      2018/02/01 by

      無人島に生きる十六人」のレビュー

    • 評価: 5.0

      >「・・・いまこの島にいる人たちは、それこそ、一つぶよりの、ほんとうの海の勇士であるけれども、ひょっとして、一人でも、気がよわくなってはこまる。一人一人が、ばらばらの気持ちではいけない、きょうからは、げんかくな規律のもとに、十六人が、一つのかたまりとなって、いつでも強い心で、しかも愉快に、ほんとうに男らしく、毎日毎日をはずかしくなく、くらしていかなければならない。そして、りっぱな塾か、道場にいるような気持ちで、生活しなければならない。この島にいるあいだも、私は、青年たちを、しっかりみちびきたいと思う。・・・」(船長)

      規律は心の拠り所となります。恥ずかしくない暮らし方をしようという気持ちは大切なことです。そうすれば、”愉快に”明るく、元気に暮らすことができます。この世は道場です。愉快な道場にしたいね。

      >「・・・これから私は、塾の監督になったつもりで、しっかりやります。島でかめや魚をたべて、ただ生きていたというだけでは、アザラシと、たいしたちがいはありません。島にいるあいだ、おたがいに、日本人として、りっぱに生きて、他日お国のためになるように、うんと勉強しましょう」(運転士)

      運転士の言う「お国」という言葉は、国家(第一)主義とは違うと思います(帝国憲法の明治時代なので多少はあったかもしれないけど)。まずは、一人一人の向上と幸福があり、お互い様の結果として日本の向上が望める。そして日本が向上すればさらに国民も向上することができる。日本が向上すれば、世界もお互い様としてよくなるかもしれない。「他日」というのは、そういうことだと思う。

      >「私は、学問の方は、なにも知りません。しかし、いくどか命がけのあぶないめにあって、それを、どうやらぶじに通りぬけてきました。りくつはわかりませんが、じっさいのことなら、たいがいのことはやりぬきます。生きていれば、いつかはきっと、この無人島から助けられるのだと、わかい人たちが気を落とさないように、どんなつらい、苦しいことがあっても、将来を楽しみに、毎日気持ちよくくらすように、私が先にたって、うでとからだのつづくかぎり、やるつもりです」(水夫長)

      お手本が必要です。押しつけ(←口だけ)には説得力も効果もない。



      >私は、このときから、どんなことがあっても、おこらないこと、そして、しかったり、こごとをいったりしないことにきめた。みんなが、いつでも気持ちよくしているためには、こごとは、じゃまになると思ったからである。(船長)

      これぞリーダー! 優秀で心の強い指導者は怒りません。心が強い。だから明るい。やさしい。そして、決めたことはやり通します(厳しさとは怒ることではない)。

      >みんなは、このように、大自然と親しみ、じぶんたちのまわりのものを、なんでも友だちとしていた。ものごとは、まったく考えかた一つだ。はてしもない海と、高い空にとりかこまれた、けし粒のような小島の生活も、心のもちかたで、愉快にもなり、また心細くもなるものだ。(船長)

      >一人一人の、力はよわい。ちえもたりない。しかし、一人一人のま心としんけんな努力とを、十六集めた一かたまりは、ほんとに強い、はかり知れない底力のあるものだった。それでわれらは、この島で、りっぱに、ほがらかに、ただの一日もいやな思いをしないで、おたがいの生活が、少しでも進歩し、少しでもよくなるように、心がけてくらすことができたのだ。

      >私たちはこの島で、はじめて、しんけんに、じぶんでじぶんをきたえることができた。そして心をみがき、その心の力が、どんなに強いものであるかを、はっきり知ることができた。・・・・これも、みんなの心がけがりっぱで、勇ましく、そしてやさしかったからだ。(船長)



      船長さんをはじめ年長者の人々の”大人”なこと!若い船員たちのすばらしいお手本です(分からないことは立場関係なく若者から教えてもらいます)。だからこそ、遭難し大変な問題に直面しても”明るく”乗り越えることができたのでしょうね。家庭でも、学校でも、会社でも、組織・社会のリーダー、大人はこうでありたいものです。この世、地球は、無人島のようなものですから。
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      2017/10/02 by

      無人島に生きる十六人」のレビュー

    • 評価: 5.0

      奇跡の実話。

      太平洋の孤島で、救出されることを信じ、仲間と連帯し、日々を耐える。

      水平線に船を見つける瞬間は、実に感動できます。

      ※※※
      明治時代の実話でありながら、現代でも通用する口語で書かれてることも不思議です。
      >> 続きを読む

      2015/11/23 by

      無人島に生きる十六人」のレビュー

    • 少し前に「十五少年漂流記」を読んでワクワクしました。

      この作品も読んでみたいです♪

      2015/11/24 by ice

    • 評価: 4.0

      遠洋漁業中に遭難してしまう日本船。救助を待ちながらの共同生活。

      海洋国家で有るはずの日本。このような作品にもっと日の目が当たっても良いだろう。

      船舶での遭難というシチュエーションから、どうしても15少年漂流記を思い出してしまうのだが、周囲を海に囲まれた国家で有る日本で、類似の有名な話が無いのを残念に思ってしまう。

      本作品最大のセールスポイントは、実話がベースになっているという点。
      また、時代も明治31年と古過ぎないため、リアル感が漂うのも見逃せない。
      全体に実話ならではの迫力が漲っている。児童図書としても良いと思う。

      潜む野生が刺激されるのかもしれないが、島でのワイルドな暮らしは、とても刺激的かつ有る意味で魅力的に感じてしまう。

      当時の日本男子の毅然とした船員っぷりが、とても格好良く誇らしい。
      >> 続きを読む

      2011/07/25 by

      無人島に生きる十六人」のレビュー

    • 本屋さんに並んでいるのを見て私も「15少年漂流記」ぽいな~って思っていました。無人島という舞台、どうしたって魅力的ですよね^^

      実話ベースというのは知りませんでした!
      >> 続きを読む

      2012/06/13 by sunflower


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