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雲の墓標

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 阿川 弘之
カテゴリー: 小説、物語
定価: 460 円
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    「雲の墓標」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      「永遠の0」を読んだので思い出して読んでみた。

      若い頃に読んだときは、感傷的な読み方で、主人公の吉野が次第に死を肯定して特攻機に乗る、友人の藤倉は批判的でありながら、事故死をする。学府から離れた若い死に胸が詰まった記憶がある。

      戦後も遠くなったといわれ、自由を謳歌できる世代が育っている今、読んでみるとまた違った感慨がある。

      戦争の経過や、戦況は「永遠の0」でも少しは理解できるが、海軍予備学生は、兵学校卒には軽く見られ、命を兵器にする。

      学生生活(学問)に心を残しながら、次第に感化されていく様子が痛ましい。

      渦中にあればこのように、自ら命を捨てることを次第に肯定するようになるのだろう、敵機に向かって突っ込んで、命を捨て未来を絶つことも厭わなくなるのだろう。

      こういった気持ちは、平和になった今やっと気づくものなのだろう。

      人権・自由が保障されている今、放縦ともいえる生き方さえ許されている。
      こういう本を読むことで、改めて自分を考える時間を持つことになった。

      薄い文庫だが、読むことで記憶も薄れ掛けてしまいつつある、日本でも戦争があった事実を、振り返ってみた。
      >> 続きを読む

      2014/10/28 by

      雲の墓標」のレビュー

    • 阿川弘之さんの作品は『米内光政』や『宇垣一成』、『山本五十六』などの海軍ものを読みましたね~。
      どうしても海軍贔屓に書かれるものですから、若かりし頃の僕は、日本帝国海軍=国際協調・反戦派、陸軍=猪突猛進・好戦派と単純に色分けしていたのを思い出しました。
      司馬遼太郎さんや阿川さんや、戦争を実体験としていらっしゃる方々の、戦争観、昭和史観は勉強になりますよね。
      歴史は繰り返されますから、十分注意を払っていないと、知らぬ間に底なし沼に嵌ってしまうおそれがありますね。
      悲惨体験は読むことで抑止力になります。
      実が詰まっていれば、なおのことですよね。
      >> 続きを読む

      2014/10/28 by 課長代理

    • iceさん
      一たん社会に出ると、何かしら差別をする(される)のが一般的で、外に出るのが億劫になります。

      cojiさん
      ほとんど読んだと言うだけで忘れています。読み直してみたいと思うのですが、面白そうな本が次々に出て、そちらに走ってしまいます(^^)


      課長代理さん
      帰ってきたお元気な特攻隊のかたがたにインタビューをしていましたが、亡くなった方への気持ちが強くて、いまだに申し訳ないと思われ、消えていない戦争の傷跡を感じました。
      戦う気持ちは本能のようですから、常に人間としての意識の向上が平和を保つことに繋がるようにおもいます。
      >> 続きを読む

      2014/10/29 by 空耳よ


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