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悪名高き皇帝たち

3.7 3.7 (レビュー2件)
カテゴリー: 古代ローマ
定価: 460 円

紀元54年、皇帝クラウディウスは妻アグリッピーナの野望の犠牲となり死亡。養子ネロがわずか16歳で皇帝となる。後に「国家の敵」と断罪される、ローマ帝国史上最も悪名高き皇帝の誕生だった。若く利発なネロを、当初は庶民のみならず元老院さえも歓迎するが、失政を重ねたネロは自滅への道を歩む。そしてアウグストゥスが創始した「ユリウス・クラウディウス朝」も終焉の時を迎える...。

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    「悪名高き皇帝たち」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      ネロの統治五年間は、ティベリウスとクラウディウスの遺した組織と人材が健在であり、帝国自体も十分機能していて大きな問題は発生しませんでした。
      暴君の名で知られるネロですが、今まで思い描いていた印象と違っていました。統治者としては時には善政も行っているし、決して悪いエピソードばかりではないので評価が難しいのですが…政治や軍事より音楽や詩の方を好んだこと、ギリシャ文化に傾倒していたこと、何か起こったときに自己制御ができなかったことが重なり、あのような最期を迎えてしまったのが悲しい。カリグラですら二十四の皇帝でしたが、それよりもっと、もっと若い十六からのスタートだったことが、そもそも間違いだったと思います。アグリッピーナの野心の罪深さを考えます。

      母親殺し、妻殺し、さらに前線経験の長い司令官二人に自死を命じ、さらにアルメニア・パルティア問題解決の功労者・コロブロまでも自死を命じます。確実な証拠がない上、彼らの勤務地から引き離したところで死を命ずるという、卑劣なやり方でした。
      憂国の想いにガリア人が反乱を起こし、ガルバがスペインから軍団を率いローマへ進軍。誰からも見捨てられたネロは自死を選びました。このネロを最後に、アウグストゥスが始めた「ユリウス・クラウディウス王朝」は消滅。カエサルから始まり、アウグストゥスの血の系統はネロで終わりました。これがどのような混乱を生むのか。このシリーズの続きが気になって、他の本が手につきません!

      始めは難解に感じた「ユリウス・クラウディウス王朝」家系図も、終わってみればその流れが全て理解できています。
      塩野さんの書き方がわかりやすく、自然と習得できますね。
      >> 続きを読む

      2021/04/16 by

      悪名高き皇帝たち」のレビュー

    • 評価: 4.0

      初代皇帝 アウグストゥス
      2代目 ティベリウス
      3代目 カリグラ
      4代目 クラウディウス

      5代目皇帝ネロ登場。
      若いスターの出現に、ローマ市民は最初、歓呼をもって迎えたという。
      カリグラの時と同様だ。

      16歳で皇帝につき、30歳で「国家の敵」として処刑されるまで、13年あまりの治世をクールに追う。母アグリッピーナ殺害や、妻オクタヴィアの処刑、師であるセネカの処刑など、暴君らしいひどい事件が相次ぐが、おどろおどろしく取りあげることはせず、淡々と、政治的な業績とその評価の面からこの滑稽な皇帝の生涯を描く。

      時代は西暦50-60年代。この頃、ようやくブリタニアがローマ帝国の領土に組み込まれた。
      >> 続きを読む

      2017/10/21 by

      悪名高き皇帝たち」のレビュー

    • >16歳で皇帝につき、30歳で「国家の敵」として処刑される
      悪名高きといえばネロです。
      そんなにも若くして皇帝になってしまったなんて…。
      それは暴走もするでしょうし、失敗もするでしょう。
      どういうわけかずっとおじさんのイメージだったのです。衝撃です。
      >> 続きを読む

      2017/10/21 by 月うさぎ

    • コメントありがとうございます。

      ですよね~。第24巻に出てくるトライアヌス帝のように、日夜皇帝業務に専念し、ほとんどすべてに成功をするなんて人はほとんどいないと思います。 >> 続きを読む

      2017/10/21 by Raven


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