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とにかくうちに帰ります (新潮文庫)

3.8 3.8 (レビュー2件)
著者: 津村 記久子
定価: 497 円
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    「とにかくうちに帰ります (新潮文庫)」 の読書レビュー (人気順)

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    • 評価: 5.0

      芥川賞を始め様々な賞を受賞している作家さんとは知らず、図書館の沢山の蔵書のある中で、このタイトルに吸い寄せられるように手に取った。表題作の他に幾つか短編も収録されており、それもそれなりに面白く読んだ。しかし表題作の「とにかくうちに帰ります」が、座布団10枚差し上げたい位の(今の若者に座布団1枚の意味がわかるかはともかく)まさに今の自分にドンピシャリだった。ゲリラ豪雨という言葉は出てこないものの、それに相当するような、交通麻痺を伴う大雨の中、ひたすら家に帰る話なので、人によっては長く感じるかも。
      給料も今のままでいいし、彼女もいらないから、部屋でくつろぎたいんです!部屋でくつろぐためなら、大抵のことはやります。たとえば大雨の中をうちに帰るとか!~家に帰る以上の価値のあるものがこの世にあるのか~大袈裟と言えばそれまでだが、帰宅難民なのだから、無理もない。それよりも、家に帰りたい、部屋でくつろぎたい、と常々思っている私にとっては、それ!それなんだよ!超解る!と共感するばかりである。朝の通勤時間の時点で家に帰りたいと思う。仕事で何があった訳でもないけど、家に帰りたい。それが最重要課題なのである。もう少し仕事に対して建設的な意味を持たせた方がよろしいのだろうが、部屋でくつろぐ為、残業せずに帰る為なら休憩時間を早めに切り上げても、鬼の形相で仕事を片付けるのだから、必ずしも不真面目ではないと思いたい。しかし、これが仕事をせず無職だったら、時間は豊富にあるものの、生活の心配が忍び寄り、部屋でくつろいでいる場合ではない。仕事あってこその帰宅後のくつろぎ、休日万歳だと身に染みてわかっているから、今日も仕事へ行く。豪雪地域からしたらそれ位?のたった1日の雪で、荷物は届かないわ、送れないわで、日用品まで品薄になる程のパニックの余波が未だ解決されていないド修羅場の仕事場へ。家に帰る、部屋でくつろぐ、その幸せを思う存分満喫する為に。
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      2018/01/31 by

      とにかくうちに帰ります (新潮文庫)」のレビュー

    • 評価: 3.0

      著者さんの作品は初めて読みます。
      印象としては、観察眼が鋭く、繊細かつ丁寧に「日常」を見つめ、描く方だな、と思いました。
      ここまで丁寧に誠実に「日常」を見て感じて表現できる方も実は少ないんだろうなあ。
      そこが共感を呼ぶのかもしれません。

      六作収録されていますが、個人的に一番好きだったのは、表題作の「とにかくうちに帰ります」でした。
      誰もの記憶と確実に繋がる、大雨、寒さ、混雑、もうなんだかひどい目にあった、あの感じ(笑)。
      そしてうちに帰って、ほっとする、あの感覚まで。

      次は「ワーカーズ・ダイジェスト」を読んでみようかなあ。
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      2016/10/16 by

      とにかくうちに帰ります (新潮文庫)」のレビュー


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