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博士の愛した数式

4.2 4.2 (レビュー34件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 515 円
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2013年07月の課題図書
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    「博士の愛した数式」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      非情に簡潔な内容ながらも、喜怒哀楽が感じられる博士とお手伝いさんとその子供のルートのやり取り。

      80分しか記憶が持たない博士は、多くのことを数学に例える。
      それは素数であり定理である。
      更には阪神時代の江夏豊の記憶が多くのことで絡む。

      最初こそ非現実的だが、次第に数学のやり取りが楽しくなってくる。
      1から10を足すと出るのは55。
      簡単だがじゃあ1から百や千となると、すぐに計算できる法則を見つける必要がある。筆算では解けないから。

      まるで数学を習っている感覚だが、この雰囲気は独特。
      小川さんの作品は初めて読んだが、どの文も非常に柔らかい文体。
      他作品も読んでみたくなる。
      >> 続きを読む

      2019/03/16 by

      博士の愛した数式」のレビュー

    • 評価: 5.0

      「世にも美しい数学入門」で藤原正彦先生と小川洋子さんのお話にすごく興味がわき、「博士の愛した数式」も読んでみたいとずっと思っていました。
      その時のレビューが2016年9月なので、2年以上経っていますね。
      時が経つのは早い。。。

      有名な作品なので、なんとなくあらすじは知っていましたが、80分しか記憶がもたない博士と家政婦とその息子ルート。彼らのあたたかい日々は胸にじわりとこみ上げてくるものがあり、最後はボロボロと泣かせてくれる。ああ、読んでよかったと、心から思いました。

      「世にも美しい数学入門」同様、数式も(わからないなりに)楽しませてもらいました。
      数学苦手な私でも、なんだかいいな、美しいな、と魅力を感じることが、数学との距離を縮めてくれることだと思いました。
      身の回りにあるたくさんの数字には、それぞれ意味がある。
      それを認識することで今までより愛着をもって接することができる。
      すごく素敵なことだと思います。

      でも一番美しいと感じたのは、博士のルートへの愛情かな。
      博士が子供が好きで、ルートに接しているときは生き生きとした表情になるんですよね。
      阪神タイガースが好きという共通の趣味も微笑ましい。


      野球中継の始まりを知らせる音楽が聞こえてくる。
      「今日は絶対負けられないんだ。」
      私たちはまだ誰の足跡もついていない、真っさらなマウンドを思い浮かべる。
      場内のアナウンスが、観客の歓声と、雑音にかき消される―・・・

      完全数28を背負った江夏豊が、マウンドにいる光景が目に浮かびます。
      >> 続きを読む

      2018/11/09 by

      博士の愛した数式」のレビュー

    • 評価: 4.0

      ネタバレあり
      障害を抱えた元数学博士と家政婦親子の心温まる交流を描いた作品。

      非常に良いお話だと思う。
      ちょっと風変わりだが愛情深い心の交流が美しく描かれている。

      作品のキーキャラクターである元数学博士は、交通事故で脳に傷を負い記憶が80分しか持続しない。
      非常に面白い設定だと思うが、そんな正確な時間ごと発生する記憶障害がホントにあるのだろうか。

      数学の話を通してしかコミュニケーションをとれない博士が、数の世界の持つ静謐な美しさを語るシーンはなかなか素晴らしい。
      ラストで教員採用試験に合格し数学の教師になることが決まったルート(主人公の息子に博士がつけたニックネーム)が誇らしそうに病床にある博士にその事を報告するシーンは、思わず感極まって泣いてしまいました。

      数学の話が出てくる本という事だったので、積分記号とかがいっぱい出てくるのかな身構えていたら私でも理解できる内容で安心した。
      >> 続きを読む

      2018/02/24 by

      博士の愛した数式」のレビュー

    • 評価: 5.0

      なんとなく手にした本だった。
      記憶が80分しかもたない博士と家政婦の私。そして、最後まで名前がわからないがルートと名付けられた息子。登場人物はほとんどこの3人なんだが、次々にページをめくってしまう。時にむずかしい数式が出てくるのだが、やさしく解説してあって、へえーと感心してしまう。
      ああ、心に染み入るようないい物語だなあ。博士と私とルートの3人がそこにいる情景が目に浮かぶようだ。一字一句が心に残る。私の好きな文体だ。最後の情景は、感動が自然と沸き起こる。2017年の最後に良い本に出会った。もう一度読んでみたい。 >> 続きを読む

      2017/12/29 by

      博士の愛した数式」のレビュー

    • 評価: 5.0

      数式の本がこんなにも感動的で美しい……!
      数字の魅力を少しでものぞけて、新世界を発見した気分になりました。

      また、博士と主人公の女性、及びその息子のルート君の友情もとても素敵だった。
      さっぱりしている関係……というよりもさっぱり80分後には忘れられてしまっても、深く深く結ばれていく絆は、本当に不思議でした。
      家政婦の「私」も、博士も、幼いルート君でさえも、互いに理解しあって与えようとする心があるからできたことだと思う。
      たとえ80分の記憶しかなくても、その時間を精一杯使い、相手に丁寧に接した博士も、何度も何度も飽きずに自己紹介を続いた私も……簡単な言葉、行ない一つ一つに思いやりを感じました。
      そして、「私」が自己紹介するたびに、その絆が深まった感じもしました。

      時折、忘れたように、見慣れた人であっても新鮮感を持ち、決めつけるよりワクワクしてた気持ちで「探索」するべきだと思いました。
      勉強しても勉強しても数字は果てがなく、どんどん難しくなる。けど、分かるにつれて美しい。
      人も、そうなのではないだろうか。
      >> 続きを読む

      2017/11/26 by

      博士の愛した数式」のレビュー

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      著者: 小川洋子

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      • 評価: 5.0

        本屋大賞 第1回の大賞受賞作品です。

        ここのところ、個人的にはハズレが多かったので、絶対面白いという評判の本からチョイスしてみました。

        噂に違わず素晴らしい作品で、食事の時間も惜しんで一気に読んでしまいました。

        残念ながら数学の知識がないので、数式については理解できなかったのですが、そんな私でも数式の美しさがわかるような表現にこれまた感動です。

        悲しい境遇のはずなのに、読み終えた後に心が温かくなる。とても素晴らしい作品でした。

        作者は小川洋子さんなんですね。

        数学者という設定に、森博嗣さんとかそちら方面の方の作品だろうと思っていましたが意外です。
        >> 続きを読む

        2012/11/14 by

        博士の愛した数式」のレビュー

      • 「博士の愛した数式」

        このタイトルの前に「お茶の水」を付けると台無し~w
        ごめんなさいごめんなさい・・・ >> 続きを読む

        2012/11/14 by makoto

      • 「数式の美しさ」という表現が新しいと感じます。
        美しいというフレーズを聴くと、絵画とか音楽とか美術・芸術・音楽系のイメージが強いです。(個人的な意見ですが…)

        >数式の美しさがわかるような表現
        私もその美しさを感じてみたいです。
        >> 続きを読む

        2013/05/30 by kurumin


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