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暴雪圏

3.5 3.5 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 746 円

三月末、北海道東部を強烈な吹雪が襲った。不倫関係の清算を願う主婦。組長の妻をはずみで殺してしまった強盗犯たち。義父を憎み、家出した女子高生。事務所から大金を持ち逃げした会社員。人びとの運命はやがて、自然の猛威の中で結ばれてゆく。そして、雪に鎖された地域に残された唯一の警察官・川久保篤巡査部長は、大きな決断を迫られることに。名手が描く、警察小説×サスペンス。

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    「暴雪圏」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0


      最大風速32メートル。十勝平野が10年ぶりの超大型爆弾低気圧に覆われた日の午後、帯広近郊の小さな町では、いくつかの悪意が蠢いていた。

      暴力団組長宅襲撃犯、不倫の清算を決意した人妻、職場の金を持ち出すサラリーマン-------。

      それぞれの事情を隠した逃亡者たちが、辿り着いたペンション・グリーンルーフで、恐怖の幕がきって落とされる。

      すべての交通が遮断された町に、警察官は川久保篤巡査部長の他には、誰もいなかった-------。

      この現代のエイターテインメント小説の優れた書き手である、佐々木譲の「暴雪圏」は、パニック小説に群像サスペンス小説を加味したような作品だ。

      そして、この作品は、ウエスタンスタイルの警察小説でもあり、密閉空間での群像小説という、今までにない作品になっていると思う。

      エンタメ小説の可能性を追求してきた著者ならではの面白エンタメ小説になっているんですね。

      密閉状態で、様々な人物が登場し、サスペンスフルな展開が勢いを増していく。
      そんな中でも、川久保篤巡査部長の視点は穏やかで、実に頼もしい。

      読み終えて、この作品の全篇を覆っている怖さがじわじわと身に沁みてくる。

      >> 続きを読む

      2018/10/30 by

      暴雪圏」のレビュー

    • 評価: 3.0

      駐在川久保の活躍を描くシリーズ2作目。

      1作目は駐在としてやれることの限界を示す中身だったが、2作目は趣向が変わり多数の人物が事件に関わってくる。

      きっかけは川に落ちた死体であり、その件を担当するのが川久保。
      そこから大金強奪に成功した強盗2人組や、それを奪われたヤクザ。
      出会い系で知り合った男女などが、強烈な吹雪によって一つのペンションへと集まっていく。

      一見関係のない人物が実は意味があったという中身。
      その裁き方は上手いのだが、ラストがそこで終わるのかという場面。
      残った人物たちのその後を描かないのは、やはり川久保が中心だから必要ないという解釈でいいのだろうか。
      >> 続きを読む

      2018/10/28 by

      暴雪圏」のレビュー


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