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メリーゴーランド

3.6 3.6 (レビュー3件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 662 円

過労死続出の職場を辞め、Uターンしたのが9年前。啓一は田園都市の市役所勤務。愛する妻に子供たち、あぁ毎日は平穏無事。...って、再建ですか、この俺が?あの超赤字テーマパークをどうやって?!でも、もう一人の自分が囁いたのだ。“やろうぜ。いっちまえ”。平凡なパパの孤軍奮闘は、ついに大成功を迎えるが―。笑って怒って、時々しんみり。ニッポン中の勤め人の皆さん、必読。

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    「メリーゴーランド」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0


      世の中で地方公務員ほど暇で気楽な仕事はない、とよく言われる。
      しかし、彼ら地方公務員の側から言わせると、それはとんでもない誤解だと言う。

      選挙や災害の時には、休日でも駆り出されるし、地域のつき合いで真っ先に引っ張り出されるのも公務員。
      それと、仕事量より慣例に従って人員数を決めてしまうから、割りを食って多忙を極める部署もある。

      何より上司に気を使うのが大変で、決して暇でも気楽でもないのだと-------。

      あきれてものが言えない程、まさに典型的な公務員の意見だが、要するに彼らの常識は世間の非常識なのだろう。

      まあ、よくよく考えてみれば、仕事ぶりは横柄で超スロー。
      リストラの不安はないし、余暇もたっぷり、手当もたっぷり。老後の心配もまったくない。

      そんな職場で働く連中に、世間一般の常識を求めるほうが無理なのかもしれない。

      この荻原浩の「メリーゴーランド」の主人公は、十年程前に東京の有名家電メーカーから、Uターン就職で故郷の市役所に職を得た、三十代半ばの働き盛りだ。

      かつて勤めていた会社では、過労死あり、自殺あり、課員のほぼ全員は神経性胃潰瘍か円形脱毛症を患っていた。

      そうした激務に疲れ果て、もう一度自分の人生を見直すために地元へ戻ってきたのだ。
      今は結婚して子供も二人いる。彼にしてみれば、これはこれで十分幸せだったのだ。

      だが、そんな彼の生活が出向人事をきっかけに大きく変わっていく。
      異動先は、悪名高き第三セクター。その名も「アテネ村リニューアル推進室」だ。

      全国いたるところで見られる、"地域活性型テーマパーク"の失敗例がここにもあったのだ。
      一日の入場者数は、たったの百数十人。累積赤字が47億円にも膨らんだ、お荷物パークの再建が目的だった。

      ここから主人公の孤軍奮闘が始まるのだが、やがて彼が真に闘うべき相手は、同僚及び上司の役人根性と、お役所仕事の甘さであることが次第に判明するのだ。

      口は出すが仕事はせず、責任もとらない連中のただなかで、彼はなぜ働くのかを考えるのだった。

      げにすさまじき"宮仕え小説"ここにあり、ですね。

      >> 続きを読む

      2019/03/18 by

      メリーゴーランド」のレビュー

    • 評価: 4.0

      あきれるほどだめな部分が面白おかしく書かれている。
      楽しかった。

      2016/03/09 by

      メリーゴーランド」のレビュー

    • 評価: 4.0

      誇張されて書かれているのだろうが、市役所の公務員てこんななの?って思ってしまった。

      そこにはやる気のある人間は一人もいない。勤務時間を気にし、保身のため、穏便に穏便に・・・

      定時15分前には帰り支度ぅ・・・!? 

      (でもちとうらやましい・・ vs戦場のような現場、終わりの見えない山のような仕事量etc・・)



      市役所内部のものすごい官僚構造の中で主人公が一人闘う姿が、ユーモアを交えながら描かれていて、

      主人公の啓一と一緒に「なんじゃ~こいつら。千年先までやってろ。」なんてつい心の中でつぶやいていた・・;



      面白かった。
      >> 続きを読む

      2013/01/15 by

      メリーゴーランド」のレビュー

    • はい、大変すぎて、3年前に退職しちゃいました~。
      おかげで今はいっぱい本が読めます。^^ >> 続きを読む

      2013/01/15 by バカボン

    • > 誇張されて書かれているのだろうが、

      はい。まさか全員がそんなだったりはしないはずですけど、民間企業よりは潰れる可能性が無い点で、そういう要素が強いのかなぁとは思いました。

      > 保身のため、穏便に穏便に・・・

      でも、仕事に遣り甲斐を求めてしまうので、強制されてもムリだなぁ...(笑)
      >> 続きを読む

      2013/01/15 by ice


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