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凶刃

用心捧日月抄
4.0 4.0 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 662 円

好漢青江又八郎も今は四十代半ば、若かりし用心棒稼業の日々は遠い...。国元での平穏な日常を破ったのは、藩の陰の組織「嗅足組」解散を伝える密明を帯びての江戸出府だった。なつかしい女嗅足・佐知との十六年ぶりの再会も束の間、藩の秘密をめぐる暗闘に巻きこまれる。幕府隠密、藩内の黒幕、嗅足組―三つ巴の死闘の背後にある、藩存亡にかかわる秘密とは?シリーズ第四作。

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    「凶刃」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      再読。
      シリーズ第四弾。

      前作から16年後、青江又八郎は出世して近習頭取という役職についている。その又八郎に、またしても密命が下される。江戸に出府の際、嗅足組の解散を通知せよという密命だったが、女嗅足佐知との再会を喜び合う間もなく、藩の秘密をめぐる死闘に巻き込まれる。

      シリーズ第四作は雰囲気が変わって、老いを意識したものとなっている。用心棒稼業に精を出していた若き日々は遠く、又八郎は中年太りを気にする年齢となった。それでも剣を抜けば、昔の感覚は身体によみがえってくる。かつての相棒細谷源太夫は仕官していたはずなのに、酒毒に冒された身体で用心棒稼業を続けている。口入れ屋の吉蔵は大病をして、面変わりするほどやつれている。

      変わらないのは佐知だけで、又八郎への想いは強まっていく。二人の老後を暗示するようなラストがとてもさわやかで、シリーズの最後にふさわしい。
      師匠の書くものは、やっぱりいいなぁと今回も思った。


      >> 続きを読む

      2021/06/17 by

      凶刃」のレビュー

    • 評価: 4.0

      16年後の青木又八郎と、これまでの登場人物の姿が描かれている。

      かつての用心棒仲間だった浪人細谷源太夫や、口入れ屋の相模屋吉蔵など、本当にそうなるだろうなという姿に描かれている。

      細谷源太夫の妻の結末は意外だったが、しかし、そうなって全然おかしくはない。

      現実の社会というものはそういうものだろう。

      その一方で、エンディングの場面の、あの心憎い思いやり。

      厳しいような温かいような、作者の眼の確かさが感じられる。
      >> 続きを読む

      2017/09/14 by

      凶刃」のレビュー


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