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西の魔女が死んだ

4.1 4.1 (レビュー44件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 420 円
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2017年03月の課題図書

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも...。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

いいね! daya linarosa Moffy peace_1987

    「西の魔女が死んだ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      魔女修行を受けるという件からは、あまり魅力的に感じるものはなかったが、魔法と掛けることによって、まいが現代へと戻っていく描写が無理なく描かれている。

      ファンタジーの話なのだけれど、魔法というのが形を出すわけでもないし、かといって精神論で片づけるわけでもない。

      そういった曖昧なものではなく、食事や洗濯などの日常生活が積み重ねられていく。
      それが段々と心地よい余韻になっていくし、2年の空白が空いたのは、まいが大人になっていく証拠なのだろう。

      アイ・ノウで済ます辺りの魔女の飄々とした佇まいが素敵だった。
      >> 続きを読む

      2020/09/02 by

      西の魔女が死んだ」のレビュー

    • 評価: 5.0

      【ラストの2行にノックアウト】
       主人公のまいは、中学生の女の子なのですが、喘息を患っていたこともあり、不登校気味です。
       実際には、喘息はほとんど治まってきているので登校できないことは無いのですが、学校を嫌っており登校拒否状態にあります。

       両親は、そんなまいを問い詰めたり強いて学校に通わせるようなことはせず、まいが大好きなおばあちゃんの家でしばらく生活させることにしました。
       おばあちゃんの家は、自然が豊かな田舎にあり、まいはそんな環境の中で、大好きなおばあちゃんと一緒に暮らし始めるのですね。

       そんな過程で、おばあちゃんから、自分たちの一族には魔女の血が流れているという話を聞きます。
       いえ、魔女と言っても、物語に出てくるような箒に乗って空を飛んだり強力な魔法を使うというようなことではなく、何て言うんでしょうね、大変感受性が鋭く、予知能力のような力があるということなのでしょうか。
       もちろん、まいにもその血は流れているけれど、その力を使いこなすためには修行が必要だと言われます。

       と、言っても何か特殊なことをするというわけでもなく、まずは基本としてしっかりした規則正しい生活をし、すべてを自分で決めていくことが大切だと教えられます。
       まいは、その様な生活を始めるのですが……。

       静かな雰囲気の中で非情に豊かな自然が描かれます。
       梨木さんは、植物に造詣が深いですが、本作にも様々な植物が描かれます。
       銀龍草なんて初めて知りました。

       まいは、ある時おばあちゃんに尋ねます。
       人は死んだらどうなるの?って。
       以前、父親に同じ質問をしたことがあるのですが、その時、父親は、死んだら何もなくなると答えたのですね。
       その答えはまだ幼いまいにとってはあまりにもおそろしい答えに思えたのでした。
       おばあちゃんは、そうではないのだと言います。
       人間には肉体と魂があるけれど、死ぬということは肉体から魂が離れていくことなのだと。

       だから、死んでも全てがなくなってしまうわけではないのだよと。
       おばあちゃんは、もし自分が死んだ時には、まいにはそれがわかるようにしてあげようと言ってくれました。

       それは物語のラストに描かれます。
       たった2行なのですが……。何と素晴らしい!

       まいが登校拒否になった理由も、彼女自身の口からおばあちゃんに語られます。
       その理由は、私なりに共感できる理由でした。

       様々な点において、いいなぁ、やさしいなぁと感じることができた良い作品でした。
      >> 続きを読む

      2019/11/01 by

      西の魔女が死んだ」のレビュー

    • 評価: 4.0

      生きるパワーをもらえる本。

      死についてのおばあちゃんの考え方は私も一緒ですんなり入ってきた。
      仲直りできないままおばあちゃんと別れてしまったのは魂は残ってるので心配ないというメッセージなんだろう。

      内なる自分の声を大事にする。
      情報の溢れた今の世の中ですごく大切なことかもしれない。
      それに本音で繋がれる人が一人でもいたらそれだけでハッピーだ。

      最後に出てきたトラック運転手のあやさんは自分のやりたいことをやってるし人生を謳歌してる。
      読んで心が元気になるお話で私は好き。
      >> 続きを読む

      2019/06/02 by

      西の魔女が死んだ」のレビュー

    • 評価: 3.0

      不登校の主人公が山奥に住むおばあちゃん(イギリス人)と生活をし、

      徐々に生きる活力、美しさをつけていく話です。
      手作りのジャムを作ったり、規則正しい生活を作ったり、
      当たり前だけど大切なことを積み重ねていこうと思える本です。

      2019/03/17 by

      西の魔女が死んだ」のレビュー

    • 評価: 5.0

      中学生の夏休みの時プリントと一緒に配られる「中学生におすすめの本」を見てすぐに買いに行きました。本のページ数も少なめだし今日中に読もうそう思いました。私は、綺麗な本の世界に引き込まれました。自然豊かなおばあちゃんの家、その中で自分の居場所を見つける女の子、少し境遇が似ているからかのめり込んで読みました。そして、終わりも近くなったとき、女の子のその後が書かれた物語がまだ続いてくれる。今日読み終わるにはもったいないと思い次の日読みました。素晴らしい作品でした。二度と忘れることはないでしょう。この素晴らしい物語を、 >> 続きを読む

      2019/02/08 by

      西の魔女が死んだ」のレビュー

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      • 評価: 3.0

        児童文学ではあるが、大人でも学びがある小説。まだ小さかった子供の頃、なんでも知っていて不思議な雰囲気を醸し出すお年寄りが、神秘的で魔法使いのように見えた。夢のない言い方をすれば、単なる年の功、年寄りの知恵袋であるが、学校に居場所がなくなって投稿拒否している主人公のまいにとって、おばあちゃんとのひと月あまりの暮らしの中で経験した様々なこと、周りに惑わされず、自らの意思で決めること、やり抜くことの大切さを教えてくれたおばあちゃんは確かに「魔女」であっただろう。ラストも素敵な終わり方で、心温まる良い作品でした。 >> 続きを読む

        2018/09/17 by

        西の魔女が死んだ」のレビュー


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