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海軍めしたき物語

4.0 4.0 (レビュー2件)
著者:
定価: 368 円
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    「海軍めしたき物語」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      軍隊の主計課って漠然と経理を管理するところだと思っていたのだが、
      軍艦などでの烹炊、いわゆる乗組員の食事を用意する部署でもあった
      のね。

      本書は昭和16年に徴兵で海軍主計課に配属され、戦艦「霧島」の
      「めしたき兵」だった著者の回顧録だ。

      真珠湾攻撃にもミッドウェイ海戦にも参加した「霧島」だが、めしたき
      兵だった著者は戦闘は一切知らず。ひたすら烹炊所で乗組員の食事作り
      に精を出す。

      それも事あるごとに先任のめしたき兵からしごかれながら。ビンタは
      日常茶飯事、同年兵の連帯責任で不意に行われる腕立て伏せ。完璧な
      いじめだが、添えられたイラストの雰囲気もあり文章もユーモラス
      なので陰惨さはあまり感じられなかったのが救いかな。

      戦艦に乗り組んでいながら海を見る機会もほとんどなく、艦がどこを
      目指して航行しているのかも分からない。

      もうひたすら飯炊き。野菜や魚を切って、味噌汁を作って、ご飯を炊い
      て、後片付けをしての繰り返し。

      夜食のお汁粉が甘くならないからとどんどん砂糖をぶちこんで、「塩を
      入れんか!」と怒られ、一握りの塩を入れたらめちゃくちゃ甘いお汁粉
      になって、甘さを薄める為に水を追加するなんて失敗もしている。もれ
      なくゲンコツが飛んでくるのだが。

      いや~、太平洋戦争時の回想録でまったく戦闘場面のない作品も珍しい。

      尚、戦艦が戦闘状態に入っている時の食事は、五目御飯のおにぎりなのだ
      そうだ。それも鶏肉ではなく牛肉を使うらしい。牛肉の五目御飯かぁ。
      作ってみようかな。

      著者は「霧島」乗艦時に経理学校の試験を受け、見事合格。艦を降りて
      のちのエピソードもあり、この人には運がついて回っていたのだなと
      思った。

      こんな戦争の思い出話もいいかも。

      >> 続きを読む

      2018/03/19 by

      海軍めしたき物語」のレビュー

    • 評価: 4.0

      筒井康隆氏が編集長を務めていた雑誌に連載された作品で、漫画家でもあった著者の戦争実体験が味わいのあるイラストと共に描かれています。

      読み物としても面白いですが、当時の時代背景や生活などが分かりやすく描かれており、何度も読み返したくなる面白さがありますし、実際何度も読み返しました。

      安易に戦争反対などと書かれている書物などより、本書のような作品こそ読み継がれるべきだと私は思います。

      なので個人的に復刊希望&熱望です。
      >> 続きを読む

      2017/07/29 by

      海軍めしたき物語」のレビュー


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