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ヤノマミ

5.0 5.0 (レビュー2件)
著者:
定価: 746 円
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    「ヤノマミ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 評価なし

      ブラジルとベネズエラ国境周辺の「緑の悪魔」アマゾンの密林に居住する先住民ヤノマミの人びとと約150日間、生活をともにして調査にあたったノンフィクションです。中盤まではヤノマミの特徴的な生活を描き、終盤は文明に触れた彼らがどう変わりつつあるかを伝えてくれます。

      ヤノマミたちの生活のなかでもっとも目を見張らされた風習はやはり、「精霊として生まれてきた子供は、母親に抱きあげられることによって初めて人間となる」ところで、善悪ではない彼らの生き方が凝縮されているように見受けられます。

      そして筆者が取材して生活をともにした「ワトリキ」の村については、彼らの長であり村の創始者であるシャボリ・バタの存在の大きさが印象的です。シャボリ・バタという一個人があったからこそ文明からも適度な距離を取ることができ、「ワトリキ」という共同体が繁栄したことは間違いなさそうです。彼の半生は筆者が取材中に読む『百年の孤独』の物語をも想起させます。シャボリ・バタなしでは彼らと同居するこのような取材自体がありえなかったのではないでしょうか。

      ヤノマミを含めた先住民が文明と出会うことで引き起こされる変貌を通して、豊かさや安全や便利さと引きかえに私たち失くしたものが何だったのかを垣間見せてくれます。ここには漫画家・水木しげるが戦地ニューギニアで出会い、親しみを込めて「土人」と呼んだ人びとの暮らしとも重なるところがあります。水木氏は彼らの生活こそ本来の人間の生き方であると述べていました。

      著者自身が語る通り、仮にこれ以降に彼らを再訪しても従来のヤマノミたちの生活が残っているかの保障はなく、この取材は結果として、ヤノマミが文明に取り込まれてしまう直前のわずかな期間に、いろいろな偶然が重なって残すことができた比類ない貴重な記録となるのかもしれません。

      本書を読むことで、謙虚に取材にあたった著者の国分氏を通してヤノマミたちの「アハフーアハフー」という朗らかな笑い声が、あたかも自分で聴いたもののように響きます。
      >> 続きを読む

      2020/07/27 by

      ヤノマミ」のレビュー

    • 評価: 5.0

      人間とは何なのか?
      それを考えさせられる本。

      何気無くテレビで見ていたけど全てを見ていた筆者は精神的•体力的にボロボロになってしまったくらいショッキングな体験なのだと改めて思う。現代の日本では想像もつかない世界。

      なぜだかわからないが声に出して読みたい本。

      2014/03/24 by

      ヤノマミ」のレビュー

    • >全てを見ていた筆者は精神的•体力的にボロボロになってしまったくらいショッキングな体験なのだと改めて思う。

      読みたいような、読むのが怖いような気もします。
      >> 続きを読む

      2014/03/24 by sunflower

    • こういう場所でも違和感なく、毎日楽しく生きていける気がするんですよねー

      2014/03/25 by makoto


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