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儚い羊たちの祝宴

4.4 4.4 (レビュー8件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 500 円

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。

いいね! niwashi Tukiwami

    「儚い羊たちの祝宴」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 5.0

      再読。

      くうぅ・・・読んじゃった・・・
      勢いに任せて読んじゃった・・・・・・。

      でも、ちょー面白かったーーー!
      そして、ちょー怖かったーーーー!!!!!!!!!!!!

      これ、初読のときも思ったけど文体は凄く綺麗なのに物語の中で行われていることの不気味さと残酷さ!まだ年端もいかない女の子がこんな残酷なことを考え奸計を巡らせあまつさえ実行に移す様は本当に異様。でも、その綺麗さと不気味さが同時に描かれる甘美で耽美な世界から目が離せない・・・。そうなってくると「次はどうなるんだ・・?」「あ、こうなるのかな・・・?」と思い始めそれを知らないと何も手に付かないという症状に襲われ頁をひたすらに捲る・・捲る・・・捲り続ける!そして、気がつけば読み終わってる。これが一番の恐怖だったり・・・。

      物語、内容に関しては敢えて自分の稚拙な文章で書くより一見は百聞に如かずとの言葉がある通り実際に読んでもらった方が早いと思うので割愛します。


      感想は、兎に角面白い!不気味で甘美で耽美。
      その中に潜む奸計と残酷さ。怖い怖いも好きのうちではないけれどこんなにも気持ちの良くない気持ち良い読書体験はなかなかできないとも思う。なんだか、上流階級って怖いなと思うしこういうところに生まれなくてよかったとしみじみと思います。だって、こんな仕打ち、耐えられないっすもん(笑)


      ちなみにこの作品の一番の売りはやはりラスト一行の鮮烈な残酷さだと思います。もう、この一行を読むために(知るために)物語をひたすら読んでいると言っても過言ではないと思います。


      特に「玉野五十鈴の誉れ」はなんと秀逸な事か!
      このお話のラスト一行を読んで苦い笑いを浮かべない人は多分いないだろうなとも思います。ただ、その苦い笑いは決して悪いものではありません。是非この話だけでも読んでもらいたいと切に思います!


      暗黒米澤穂信此処に極まれり!
      「氷菓」や「春期限定いちごタルト事件」などのホワイト米澤穂信しか知らない方にはホントに読んでほしいです。こちらの米澤穂信さんは甘く艷やかでそれでいて人でなしのように残酷です。(あ、決してまわし者ではありませんし褒め言葉です笑)


      いやあ、連日の夜更かし・・・
      ・・・まあ、良いでしょう(笑)


      今回も良い読書が出来ました!
      >> 続きを読む

      2019/07/08 by

      儚い羊たちの祝宴」のレビュー

    • 面白そう~
      もしかして私好みの話かな?(〃艸〃)ムフッ

      読みたい本にチエックしなくちゃ!!☆(○≧ω≦)9 >> 続きを読む

      2019/07/14 by あんコ

    • あんコさん

      はい!
      多分気に入ってもらえると思います!
      なんせ、かなりダークで艶やかなので(*^ω^*)

      読まれましたらレビュー楽しみにしています(^^♪
      >> 続きを読む

      2019/07/14 by 澄美空

    • 評価: 5.0

      面白かった!!

      久しぶりに、手放しで「面白い」と言える小説でした。

      物語の時代は、少し昔。
      5つのお屋敷のお嬢様や、使用人のお話です。

      一見、短編小説に見えますが、この5つのお屋敷には、共通のある団体がありました。

      それが読書サークル「バベルの会」

      その会が、どう絡んでくるのか気になって、どんどん読み進めて思った事・・・。

      「え、怖っ(´゚д゚`)!」

      たったラスト一行だけで、こんなにも怖いなんて。

      でも、どれも面白い話で、私は大満足です。
      >> 続きを読む

      2018/09/06 by

      儚い羊たちの祝宴」のレビュー

    • 評価: 4.0

      ダークな雰囲気が魅力的な一冊
      語り口調の丁寧さと狂気が素敵。

      2015/12/27 by

      儚い羊たちの祝宴」のレビュー

    • 評価: 4.0

      ラスト1行で暗転する。全ての話の主人公がが大学の読書サークルに属しているという薄い繋がりを持って進んでいく。
      しかし、全く結末が想像できないわけではない。それでもかなりゾクッとしたが。
      この筆者は人間の底意地の悪さを表現するのがとても上手い。誰かに騙されることでもあったのだろうか。

      2015/11/21 by

      儚い羊たちの祝宴」のレビュー

    • 「ラスト1行で暗転」ですか!すごい読みたくなります。ミステリーって途中から「これってこうなんじゃないか」って邪念?が入ってくるから読まないんですけど、ゾクッとさせられたいです。
      読みたくなるレヴュー、ありがとうございます!
      >> 続きを読む

      2016/12/15 by MaNaSo

    • 評価: 5.0

      わたしのなかでは日常系ミステリ「古典部シリーズ」の印象が強い作者だが、これは全く異なる雰囲気の作品。
      「バベルの会」という読書会とそれを取り巻く惨撃。取り巻くといっても、本作は短編が5つ収録されており、どの話にも「バベルの会」という単語がちらりと登場する程度。最後に収録されている「儚い羊たちの晩餐」では大きく関わるが。
      登場人物はお嬢様や名家に仕える人々であり、各話は彼女たちの落ち着いていて美しい言葉遣いで語られている。だが、その美しさが事件の残酷さをより一層色濃いものにする。
      どの話もオチが素晴らしい。あと引く気味悪さと余韻。解説でも紹介されていた「玉野五十鈴の誉れ」という話のラストが忘れられない。 >> 続きを読む

      2014/12/25 by

      儚い羊たちの祝宴」のレビュー

    • 米澤さんのものが好きなのでよみました。
      最初は穏やかな出だしなのですがだんだん妖しくなってラストは残酷ですね。面白かったです。 >> 続きを読む

      2014/12/25 by 空耳よ

    • 〉どの話もオチが素晴らしい。あと引く気味悪さと余韻。
      イメージとして倉橋由美子さんっぽいのかなって思いました。

      >> 続きを読む

      2014/12/25 by 月うさぎ

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      • 評価: 4.0

        丁寧で細やかな叙述にある狂気。
        そんな印象の強い作品でした。
        不思議と引き込まれていく短編集ですが,今だ解読できていない
        繋がりや,見えていない真実がありそうです。

        暗いミステリの魅力はもちろん,
        建築物や人の表情がまざまざと思い浮かべられる描写力に
        感嘆しました。

        米澤さんの本は,これからもっと読んでいくことになりそうです。
        >> 続きを読む

        2016/12/02 by

        儚い羊たちの祝宴」のレビュー


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