こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

センセイの鞄

4.0 4.0 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 580 円

ひとり通いの居酒屋で37歳のツキコさんがたまさか隣りあったご老体は、学生時代の国語の恩師だった。カウンターでぽつりぽつりと交わす世間話から始まったセンセイとの日々は、露店めぐりやお花見、ときにささいな喧嘩もはさみながら、ゆたかに四季をめぐる。年齢のはなれた男女の、飄々として、やがて切々と慈しみあう恋情を描き、あらゆる世代をとりこにした谷崎賞受賞の名作。

いいね!

    「センセイの鞄」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      ごく自然な 流れの中の、ゆっくりと流れる小川みたいな恋愛でした。
      山に行くにもきっちりした服装と鞄、読みながら色々なシーンを頭の中で考え、楽しませてもらいました。

      2016/06/01 by

      センセイの鞄」のレビュー

    • 評価: 5.0

       ツキコさんこと大町月子は38歳のOL、センセイこと松本春綱先生はツキコさんの高校時代の国語の教師。
       ふらっと駅前の一杯飲み屋で隣りあわせた二人は、まぐろ納豆、蓮根のきんぴら、塩らっきょうとまったくおなじ品物を注文して顔を見合せる。
      「大町ツキコさんですね」と松本先生が声をかけるが、ツキコさんのほうは名前を失念していた。それをごまかすため咄嗟に「センセイ」と呼びかけ、それ以来、センセイはセンセイになった。
       二人はいろいろな場所へ行く。店で買ったお弁当をもって市に行ったり、キノコ狩りに行って旨そうなキノコ汁を食べたり、ときにはプロ野球の贔屓球団のことですこし諍いを起こしたりもする。それでも二人の距離感はあまり伸び縮みしない。
       ところが、ツキコさんのワガママから島へ泊まりの旅行をすることになって……


       今回も茶番から入るつもりでしたが、読書ログのみなさんの呆れ顔が目に浮かぶのが半分、気恥ずかしさが半分ということで自粛しました。そこで内容そのものには深入りしない「あらすじ」を付けました。
       率直にいうと、節度のある恋愛模様を描いた、だれにでも薦めることができる小説です。しかしストレートに恋愛というよりも、人と人との結びつきといったほうが正鵠を得ているかもしれません。男女の付き合いの基底にあるべき絆をこれほど丁寧にあたたかい物語に仕立てた作品は他に思い浮かびません。残念ながらツキコさんには惹かれなかったけれど、その分だけいっそうフェアーに評価できました(ぼくには珍しい 笑)。
       娘さんが居られる方は一緒にお読みになるといいと思いますよ。両親よりもうんと年嵩の紳士を彼氏として連れてくる危険を伴いますが……


      追記
       内田百閒の「素人掏摸」のくだりはケッサクでした。やっぱり川上さんは百閒がお好きなんだなあ~。
      >> 続きを読む

      2015/11/06 by

      センセイの鞄」のレビュー

    • 居酒屋常連組みとしては、まぐろ納豆、蓮根のきんぴら、塩らっきょうというラインナップはうなずけるところです。
      つい、秋口までは秋刀魚が旬でした。
      サンマのお刺身680円、サンマの塩焼き580円、お気に入りの蔵の大吟醸2合800円×2…で、税込み3,000円くらい。
      リーマンちゃぁ、こんな晩酌をおこなっているものなのよ
      >> 続きを読む

      2015/11/07 by 課長代理

    • 課長代理さん、コメントありがとうございます。

       えーと、先にキャバクラ(クラブ?)の話からイイっすか? でもあれですよ、ぼくは始めるには遅すぎます(笑)。若いとき無理やり何度か連れて行かされましたが、緊張しい(関西の方言)なので向いてませんでした。
       といいますか、課長代理さんはお小遣いが潤沢ですね (´・∀・`*)ィィな~♪
       
      >サンマのお刺身680円、サンマの塩焼き580円、お気に入りの蔵の大吟醸2合800円×2…で、税込み3,000円くらい。

       毎度毎度こんな贅沢な晩酌をされておられるとは……。片腎のぼくは特別のときしか飲みません。ちなみに、赤ワインかビールだと嬉しいです。う~ん、焼き鳥とビールの組み合せがベストかなあ~。日本酒ならおでんで よろしくねぇヽ(〃´∀`〃)ノ
      >> 続きを読む

      2015/11/07 by 素頓狂

    関連したレビュー

      文藝春秋 (2004/09)

      著者: 川上弘美

      他のレビューもみる (全12件)

      • 評価: 3.0

        10月の課題図書。
        駅前の居酒屋で、十数年ぶりに再会したセンセイとツキコさん。
        以来、センセイと過ごすことが増え、年の差を超え、お互いにとってなくてはならない存在となっていきます。

        とても穏やかな日々が描かれています。
        始めは穏やかすぎて退屈に感じていましたが、それが不思議とだんだん心地よくなっていって。
        ゆったりとした気持ちで彼らの日々を追っていました。
        でも、私は30歳以上の年の差恋愛がイマイチぴんとこなくて、同級生の小島くんとのほうがお似合いなのにと、だんだん物語とは反れた読み方をしていました。
        10歳差くらいならわかる。でも30ともなると、全く共感できない。
        素敵な日々が描かれていても、恋愛感情が入ってくると残念な気持ちになってしまう。

        感じ方はそれぞれなのでしょうがないのですが、優しい気持ちで読める本なのに、惜しいなと思いました。


        気候の良い日に、のんびりとした気持ちでページをめくるのが心地よい。
        今日がまさにポカポカ陽気で、共感できなかった私でもあたたかさに包まれる読後感でした。
        >> 続きを読む

        2018/10/21 by

        センセイの鞄」のレビュー

      • 美空さん
        お!美空さんもこの本積読されていますか!
        課題図書になって、良い機会かもしれませんね。
        私もそうでなければ出会えていない本でした。

        優しい雰囲気と、さらさらと読みやすい文章が印象的でした。
        読み始めたらすんなり読了できるかもしれません。
        私はどうも30歳差が引っかかり・・・プラトニックな関係だったら、もっと受け入れることができたかもしれません(^^ゞ
        >> 続きを読む

        2018/11/02 by あすか

      • ジュディスさん
        今年の夏はとても暑くて、やっと秋到来でほっとしますね。

        ジュディスさんは上弘美さん何冊か読まれているのですね!
        私は初でした。
        年齢差以外はとても心地よく読ませてもらったので、別の作品だったらもっと楽しめたかなぁ。
        仰る通り。。。なかなか入りきれなくて残念でした💦

        読書ログにも本屋さんにも♪
        気になる本は山のようにありますね~!!
        そして積読本の中にも・・・笑
        >> 続きを読む

        2018/11/02 by あすか

      平凡社 (2001/06)

      著者: 川上弘美

      • 評価: 3.0

        ゆったり流れる時間の中で育つ恋が素敵でした。愛というより恋。すごく綺麗な文章だと感じました。ところで、小島孝はどうなったんだ

        2013/10/10 by

        センセイの鞄」のレビュー

      • 鞄と言えばどうしても「ばくさんのかばん」を思い出します。

        大昔にやっていたNHKの子供番組です。 >> 続きを読む

        2013/10/11 by ice

      • >iceさん
        ごめんなさい。わからないです・・・;笑

        >アスランさん
        リアル禁断の恋・・!?

        >makotoさん
        あわび・・・。w
        なんじゃそりゃって感じですね、笑

        >sunflowerさん
        キュンってよりも大人の恋・・?
        でも切なくて熱くなります。
        >> 続きを読む

        2013/10/21 by SeNa


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    センセイノカバン
    せんせいのかばん

    センセイの鞄 | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    カエルの小指 a murder of crows

    最近チェックした本