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残虐記

3.0 3.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 420 円

自分は少女誘拐監禁事件の被害者だったという驚くべき手記を残して、作家が消えた。黒く汚れた男の爪、饐えた臭い、含んだ水の鉄錆の味。性と暴力の気配が満ちる密室で、少女が夜毎に育てた毒の夢と男の欲望とが交錯する。誰にも明かされない真実をめぐって少女に注がれた隠微な視線、幾重にも重なり合った虚構と現実の姿を、独創的なリアリズムを駆使して描出した傑作長編。柴田錬三郎賞受賞作。

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    「残虐記」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      「事実は小説より奇なり」というのに、
      これが小説だという事を忘れてしまうほどの
      「事実を超えた事実」が突きつけられたようだった。
         
      新潟少女監禁事件をモデルにした小説と言われているが、
      被害者や加害者、周りを囲むすべての人々の内面までは
      誰にも知り得ないはず。
         
      にも関わらず、自身の想像力だけで
      残酷なまでにリアルを描写できるのは
      さすがの桐野夏生さんだな、と感服してしまった。
         
      主人公である被害者が、
      監禁生活の恐怖のなかで思考を放棄しそうになっても、
      唯一救ってくれたのは想像力。想像力が希望を照らした。
         
      そして、否応なしに育てられたその想像力の高さから、
      「作家」として世に認められたというのは皮肉だ。

      想像力に捉えられて永遠に抜けられない、という
      腹の底にたまった塊が、読んでる側にも重たかった。
      >> 続きを読む

      2020/09/18 by

      残虐記」のレビュー

    • レビューを拝見して、モノ凄く興味を掻き立てられました。

      ご記載いただいた内容はもちろんなのですが、空行の挟み方とか、改行位置とかも、重要な要素なんだなぁと思わされます。 >> 続きを読む

      2020/09/19 by ice

    • ありがとうございます。
      文章にもデザインが必要、と昔に聞いた事がありまして、
      読みやすいように改行したり、内容をまとめるのが大事だと。
      そう言っていただけたなら、レビューを書き続けているうちに
      自然と習得できてたのかもしれない、と安心しました。

      この小説は読むタイミングが必要かもしれません。
      弱ってる時に読むと、ちょっとしんどいです。。
      >> 続きを読む

      2020/09/19 by NOSE


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