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東京島

3.3 3.3 (レビュー5件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 580 円

清子は、暴風雨により、孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。その後、日本の若者、謎めいた中国人が漂着する。三十一人、その全てが男だ。救出の見込みは依然なく、夫・隆も喪った。だが、たったひとりの女には違いない。求められ争われ、清子は女王の悦びに震える―。東京島と名づけられた小宇宙に産み落とされた、新たな創世紀。谷崎潤一郎賞受賞作。

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    「東京島」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 1.0

      2年ほど前にわざわざ取り寄せて購入、読み始めたにもかかわらず
      何かしんどくて中断、つん読していたのを再開。

      誰一人として感情移入できる人がいないまま終盤へ。
      ラストは全く想像つかなかった。

      嫌いな作家さんではないんだけども、読後感がすこぶる悪い。 >> 続きを読む

      2019/08/26 by

      東京島」のレビュー

    • 評価: 4.0

      ずいぶん前に映画版を見ていてつまらない印象しかなかったが、原作を見ると中々なサバイバル劇になっており、こっちの方が断然面白い。

      わずか2ページで清子が無人の島に流れ着いたことを分からせ、そこから東京島の決まり事や約束。
      そして島の人種や人口が。

      パワーバランスの変化が如実に変わる中で、ただ一人女性という立場を利用する清子。
      その清子にもバランスの変化が訪れるとき、島から脱出の時が迫る。

      結末はある種皮肉であり、別れた運命が人生を左右するという教訓のような話でした。
      >> 続きを読む

      2019/05/05 by

      東京島」のレビュー

    • 評価: 4.0

      社会秩序の縮図。

      あえて、題材がおもしろいよね。
      誰もが知ってるロビンソン・クルーソーとかアニメでやってたフローネとか、近年ではLOST(観てないけど)とか?
      過去のこういった題材が「正しい心」をもった"共感できる主人公"を中心に書かれたものはありましたが、本作では登場人物にまともなのがいないのが面白いところ。
      実際、極限状態ではまともじゃいられなくなると思うのでそこに"共感"を覚えます。
      おもしろかった! >> 続きを読む

      2018/07/18 by

      東京島」のレビュー

    • 評価: 4.0

      人の、女の、肉々しさや生々しさ、醜悪で悲惨な強さ。
      男数十人に女が一人という設定と、実話なのではと疑ってしまうほどに具体的な描写は、これまでの人生で幾度となく日常会話の一部として行ってきた「無人島に・・・」の想像をゆうに超えるものだった。文明からは遠く離れた小さな島で、ホンコンとトウキョウ、男と女、それらは色濃く対比させられていく。生活力に長け無人島の生活に適応しつつも、トウキョウ島からの脱出すべく逞しく生きていくホンコンと、虚脱感と現実逃避の空気が立ちこめ、生活力の向上よりも道楽に走るトウキョウ。また、中年の女が一人きりで、あとは全員男という、異常な状況がもたらす、清子と男たちの変化。この物語は、文明からある日突然切り離され、文明に恋い焦がれる人々を通じて、またこの場合でより強調される(これは理性の鎧が前提とされる現代社会においては、知覚することすらないであろう)「人間らしさ」の血生臭い強烈な臭いを発する。「生きる」とは本来こういった生臭く凄惨な営みであり、顔を背けたくなるようなグロテスクな側面を持ち合わせているはずなのに、なぜか現代の社会からはこの臭いがしないどころか、忌み嫌われる。この臭いをどうしたって振り払えないほどに嗅覚に刻みつけたような作品だった。 >> 続きを読む

      2017/07/22 by

      東京島」のレビュー

    • 評価: 4.0

      漂着した無人島で、男だらけの中たったひとりの女性である清子を中心に、文明から切り離された環境での人々を描く。

      男だらけの中のたったひとりの女とくれば、若い女性を想像しがちだが、中年のおよそ魅力的とは言えない清子と、その清子を巡って争う男たち。
      これだけだと滑稽なだけで終わってしまうが、そこが人間の汚い闇を描く桐野さんの手にかかると、醜い人間模様を呈しており、身勝手な人間ばかりで面白い。

      生きるためには平気で裏切ったり、利用したり、平穏な日常を送っていると嫌悪するようなことだが、非日常になれば誰もが本能剥き出しになるだろうと思う。
      自分さえ助かればいい、きっとそう思ってしまうのだろう。

      わたしなら、どうなるのだろう。
      何でも使えるものは使ってしたたかに生き抜くのか、希望を失くして自分さえ見失うのか。
      >> 続きを読む

      2015/01/15 by

      東京島」のレビュー

    • 僕は思ったよりドロドロしていないなと思いました。読み手によって色々な受け取り方が有って面白いですね。実はあらすじから蠅の王みたいな殺戮展開になるのではないかと思っていたので意外でした。エンディングはあまりに予想外でびっくりしました。 >> 続きを読む

      2015/03/19 by ありんこ

    • arinkoさん
      コメントありがとうございます。

      そうですか。じゃあ、わたしはピュアなハートの持ち主なんですよ。
      殺戮とかになると、絶対数が少ないのでたちまち危機的状況になりそうですね。
      ラストは、少し物足りない気もしました。
      >> 続きを読む

      2015/03/19 by jhm


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