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春のオルガン

3.3 3.3 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 420 円

小学校を卒業した春休み、私は弟のテツと川原に放置されたバスで眠った―。大人たちのトラブル、自分もまた子供から大人に変わってゆくことへの戸惑いの中で、トモミは少しずつまだ見ぬ世界に足を踏み出してゆく。ガラクタ、野良猫たち、雷の音...ばらばらだったすべてが、いつかひとつでも欠けてはならないものになっていた。少女の揺れ動く季節を瑞々しく描いた珠玉の物語。

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    「春のオルガン」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      多分、初湯本香樹実作品。
      読書ログのレビューを読んで、図書館でリクエスト。
      酒井駒子さんの表紙が素敵。

      お隣とギクシャクしてる家族の中で、
      受験に失敗した小6のお姉ちゃんのトモミと、図鑑好きの弟テツの話。

      角田光代さんの解説にもあるけど、おばさんの言葉がスゴイ

      「おばさん、どうしようもないことってあるね」「うん」
      「だけど、テツ、がんばってよかったんだよね」
       おばさんは大きく息を吸いこんだ。それからいつものガラガラ声をいっそう太くして、
      「どうしようもないかもしれないことのために戦うのが、勇気ってもんでしょ」

      読んでいて、子供の頃の「自分ではどうしようもなかった感」を思い出して泣けた。

      >> 続きを読む

      2015/05/30 by

      春のオルガン」のレビュー

    • もしかして僕のレビューで借りてくれたのでしょうか
      ?だとしたら光栄だなあ。僕も酒井駒子さんの絵好きです(といっても妻がファンで絵本持っているだけ)。それでこの本を手に取ったようなものです。 >> 続きを読む

      2015/05/30 by ありんこ

    • arinkoさん

      その通りです💦
      arinkoさんの丁寧なレビューと酒井駒子さんの表紙が気になり、読んだ次第です。
      コメントいただき、恐縮です。
      こんな出会いが読書ログの醍醐味ですね。
      ありがとうございました(^^)
      >> 続きを読む

      2015/05/31 by kucoma

    • 評価: 3.0

      小学校を卒業したトモミは中学校に入学するまでの春休み中。
      仲良しの弟テツ。いつも何かを修理したり、納戸の整理ばかりしているおじいちゃん。最近仲が良くないお母さんとお父さん。
      お父さんは殆ど家に帰ってこなくなった。前はこんな事無かったのに家の中がざわざわしてなんだか落ち着かない。
      トモミがずっと生まれる前に発生した隣地境界線のトラブルでお母さんはずっとイライラしている。
      元々うちの土地だったのに、隣のくそじじいは当然のような顔で塀を立ててしまった。
      トモミは見てしまった、テツが拾ってきた猫の死骸を隣りの庭に投げ込んでいるのを・・・。
      トモミは大好きなおばあちゃんが病気で腹 水が溜まり過ぎた時に、「おばあちゃんはもう死んだ方がいい」と思ったり、怪物になってしまった夢を見て不思議な昂揚感を感じてしまったりで、自分は良くない人間なんじゃないかという事を感じています。
      なんとなく家の中がぎくしゃくして、トモミも大人と子供の狭間でどうしていいのか不安定な気持ちを抱えています。
      ある日トモミとテツは廃車の中で一晩過ごすことにしました。おじいちゃんが毛布を持ってやってきて一緒に泊まりました。
      おじいちゃんの子供の時の話を聞きました。トモミも夢のこと、おばあちゃんの事を話しました。

      ほんわかした話ではありませんが、大人と子供の狭間の微妙な世界がよく書けていると思います。家族が上手くいっていないと確かにギスギスして身の置き所が無いんですよね。いつも息苦しくて子供なのにいつも気を遣ってばかりで。
      テツは猫の死骸を隣に投げ込んだりしますが、本当は良い子です。猫の餌やりおばさんの手伝いをしたり、病気の猫をなんとか助けようと必死になります。

      彼らの問題色々謎が残ったままなのですが、日常自分の周りで謎が全部解けるなんてありえないのでこれで良いのだ。
      >> 続きを読む

      2015/05/12 by

      春のオルガン」のレビュー

    • 大人だったんですね。自分のことが分かる人は人のことも分かるんですね。
      私は今でも同級生からテンネンと言われますが、中3くらいまでは本の読みすぎで夢見る人だったんです。それから急に現実が見えるようになって愕然としました。15年くらいは夢の中にいたのだからと、その後の山あり谷ありは、生きているだけで、まあいいかで済ましています。家族のこともそんなものかと言う風にみていました
      今でもまだ余り見えないこともあって、後でやっと気が付きます。本を読んでも好き嫌いは分かりますが、批評家にはなれません。偉そうにレビューを書いてますが(*/∇\*)
      >> 続きを読む

      2015/05/12 by 空耳よ

    • 空耳よさん
      天然と呼ばれていたのですか?!画面越しだとわからないですね∑(゚Д゚)昔ついた印象ってなかなか拭えないですよね。でも天然って最近褒め言葉だなって思います。自分の世界を持っているけど、人には押し付けないで自分で完結している人っ気がします。
      この年になって思うのはいつ大人になるんだろうって事です。色々分かってくる事もあるけれど、今でも10代からずっと続いている自分がいて、大人になりきれない部分があります。みんなが大人に見えるけど、自分もは人から見たらそう見えているのかな?とか。レビュー見ているとみんな色々考えながら読んでいるんだなと感心します。ぼく読んでる時実はなーんにも考えてないんで、レビュー書くときは裏表紙見たりパラパラ見直したりして大忙しです。
      >> 続きを読む

      2015/05/13 by ありんこ


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