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ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)

3.6 3.6 (レビュー4件)
著者: 宮部 みゆき
定価: 810 円
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    「ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      「もう一度事件を調べ直してください」そういった内容の告発状がマスコミに届いたとたん、沈静化に向かっていた事件が思わぬ方向へと動き出す。そんな話の流れ。終盤でやっと涼子が学校内裁判を決意する流れになるまでは「これでもか」という程の怒涛のように続く不幸な連鎖の事態に読んでいて気が滅入る思いだった。次の巻でやっと学校内裁判に向けて話が動きだしそう。気長に次の巻も読んでいきたいと思う。

      2016/09/26 by

      ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • 評価: 2.0

      第1部下巻は転落死した柏木卓也の告別式から始まる。
      まるで呪われた学校であるかのように「自殺事件」は思わぬ方向へ発展していく。
      平静を保っていたように見えた子供たちの内部には
      自分でも気づかぬ傷が今なお癒えずに血を流していた。

      学校も警察もマスコミもあてにならなかった。

      「自分たちで真実を見つけ出します」


      あ~あ~。そうですか。このⅠ部はまるまる「ソロモンの偽証」のイントロダクションなのね。
      長かったわ~。
      宮部みゆきが人気作家でなかったなら、途中で読むのをやめた人が続出したことでしょう。
      それも彼女の実力のうちということですかね。

      この段階ではこの小説が面白いのかどうなのか、判定することはできません。
      だんだん不愉快な事件が増えていくので、楽しい読書ではないです。

      事件はどんどん膨らんでいく。だから次に進むしかない!
      …というワナにはまっていますよね、私も。

      ところでこの小説には「家庭内教育問題」が織り込まれています。
      野田健一も柏木宏之も母親がネグレクト(育児放棄)状態。
      柏木卓也と三宅樹理の親は過干渉。
      大出俊次の父親は暴君。

      事なかれ主義は学校も警察も同罪。
      正義感を振りかざすメディアに二重三重に傷つけられていく構図…。

      ですが、それぞれ深い意味での問題提起はされていません。
      いうなれば、特定のパターンのてんこ盛りと言えるでしょう。

      宮部の作品で私が最も気になっている点の一つに、
      悪い親には悪い子が育つというものすご~~くシンプルな構図で描かれた作品が頻繁に見受けられるのです。
      「楽園」もそうでした。

      要するに、一見社会派なこの作品ですが、実はそうでもないので、
      深く考えずに読むようにしましょう。
      学校関係者とか、多分、真面目な方だとストレスになりそうですから。

      1990年12月のクリスマスのころから、1991年6月ころまで、『第2部 決意』が承前の1991年6月から8月まで、最後の『第3部 法廷』が1991年8月15日からの6日間+αという構成になっています。

      どうして1990-91年のバブル経済最末期を舞台にしているのか
      「ソロモン」と来れば私のような想像力貧困な人間は「指輪」なんですが、
      もしくはユダヤの王、ソロモン王につながる何らかの意味があるのか?

      最後まで読んだ時にその疑問が氷解するのか、期待しつつ第Ⅱ部へ…
      >> 続きを読む

      2015/08/25 by

      ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • 月うさぎさんは、「模倣犯」以来、宮部作品に辛すぎ。
      冗長をこそ楽しむ作品ですよ、ソロモンは。
      ありえない。あんなに理路整然と裁判形式で学級会をする生徒たちなんて。
      そんな前提のもとに読むおはなしです。

      長いんです(笑)。長いことが、ソロモンの取り柄のひとつと暖かくみてやってください。
      読者なめてません。お願いします(泣)。
      >> 続きを読む

      2015/08/27 by 課長代理

    • 課長代理さん
      「模倣犯」トラウマは大きかったです。長編=警戒になりました。
      >ありえない。あんなに理路整然と裁判形式で学級会をする生徒たちなんて。
      そっちはいいんです。そこをついたらフィクションじゃなくなっちゃうから。
      だって私、ジュブナイルとか結構読んでましたからね~。
      そういうケチをつける気は毛頭ありません。
      第3部は面白かったです。とても考えられて書かれたセリフなんだろうなと、ひたすら尊敬のまなざしで読みましたよ。
      だから3部のレビューはもっと褒める予定です。ごめんね。そっちも読んでね。
      ただ何が何でも手放しで褒めたくないんです。
      事実、第1部には粗がありますので。

      書き過ぎると先が読めちゃうんですよ。
      すべて想定内で収まってしまうので、意外性がない。
      こっちはもっとすごいどんでん返しがあるはずと考えてしまう。
      だってネタバレでわかってる謎を延々とひっぱっているから、
      これで終わる訳がないと思うじゃないですか。
      なのに…。
      >> 続きを読む

      2015/08/28 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

      誰もが、自身の正義に基づいて正しいと思ったことを行い、結果として、みんなが混乱する。そんな第二巻でした。相変わらず宮部先生の文章力が凄まじく、時折、鳥肌を立てながらの読了です。

      聡明で真っ直ぐなヒロイン・藤野涼子の動きが気になります。また、なぜタイトルが「ソロモン」なのか気になり始めました。

      2015/05/29 by

      ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • 映画は観ました。面白かったので、原作も読んでみたいです。

      2015/05/29 by naganaga

    • teflon59さん>>
      失礼しました。正義というより、利己意識の方がしっくりくるかもしれません。。

      ちょこぼさん>>
      第二巻では、失うまでは行ってないですねw

      magugafinさん>>
      知りたいような、知りたくないような。。

      naganagaさん>>
      そうですか?!そろそろ映画も観てみようと思っていたところですw
      >> 続きを読む

      2015/06/04 by こいこい

    • 評価: 4.0

      いかに正しい目的を持っていたとしても、「目的を実現するためならどんな手段を取ってもいい」という驕りだけは持ってはいけない。正しく生きる秘訣なんてそうそうあるもんじゃないけど、少なくとも心がけるべきこととしてこれは胸に刻んでおこう。

      人間は間違うものだし、偏見や思い込みに縛られるものだし、間違った手段によったせいで、正しかったはずの目的さえも醜悪なものに変化してしまうこともある。
      この物語で厄介な出来ごとを起こす人たちはみんなそこを間違っているようにみえる。「隣の部屋の女」しかり、ニュース記者しかり、告発者の女生徒しかり。
      かえって清々しいほどに何もかもがデタラメな大出父みたいな人もいるけどね(笑)。
      >> 続きを読む

      2015/04/02 by

      ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • 映画も気になっているところです!

      >「目的を実現するためならどんな手段を取ってもいい」
      こういう考えの人は怖いですよね…(;o;)
      >> 続きを読む

      2015/04/02 by coji

    • > cojiさん
      単なる我欲のためなのも困りものですが、それが本当に世の中とって正しいことだと信じてやっている人の方がより厄介な気がします。

      映画は、当初あまり気にかけていなかったのですが、読み進めていくうちに「この場面(または人)は実写でどんな風に表現されるんだろう」と思うところが出てきて、見てみたくなってきました。
      >> 続きを読む

      2015/04/02 by あいひぇん


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