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ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)

3.9 3.9 (レビュー3件)
著者: 宮部 みゆき
定価: 810 円
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    「ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      中学校の卒業制作で「学校内裁判」をやることを思い立つ涼子。実現までの過程は険しかったが、周りの協力もあり検察・弁護側に別れて裁判の開催に向けての証拠固めを進めていくのがあらすじかな。弁護士役の神原和彦に色々と謎がありそう。映画ではあまりクローズアップされなかった涼子たちの心情が詳しく書かれていて500p超えの作品でもページ数を気にせず読みふけってしまった。裁判開催までの行方がどうなるのかこの後も引き続き読んでいきたいと思う。

      2016/10/09 by

      ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • 評価: 3.0

      第Ⅱ部 決意 上巻  1991年7月20日~8月4日
      大出俊次を被告とする陪審員制の裁判が始まる。
      第二部になり、ようやく主人公格の人物が固まり、動き出します。
      しかしながら第二部は学校内裁判の準備だけで終わり、
      裁判が描かれるのは第三部です。覚悟して読みましょう。

      【ストーリー】
      柏木卓也の死は自殺なのか事故なのかそれとも大出による殺人なのか?
      自分たちの手で真相を。という涼子の呼びかけは、卒業制作としては受け入れられず、学年有志の「学校内裁判」という形で行われることになった。

      腰の引ける大多数の生徒から孤立した形の4人だったが、
      北尾教諭の応援によって賛同する最小限のメンバーが陪審員として確保された。
      弁護人として学外参加の神原和彦が立候補し、就任。
      (第1部下巻P312で野田健一との出会い、P170で名前が明らかになった)
      必然的に検事役を藤野涼子が拝命し、
      城東三中トップの秀才・井上康夫が判事を買って出て役者は揃った。
      検事側に佐々木吾郎、萩尾一美が、弁護側に野田健一がつき、各々独自の調査を開始。

      この裁判は罰を与えるものではない。またその効力もない。
      検事側・弁護側のどちらが勝つか負けるかが問題では無く、
      無実の罪であるなら、大出の身の証をたて別のところにある真実を見つけ出すことが目的だ。
      …とはいうものの。
      彼らは自分の責務に対し限りなく真剣だ。

      予断を持たずにそもそもの初めから柏木の周辺や足跡をたどろうとする。
      地道な調査により柏木の本性も徐々に姿を現し始めたようだ。

      森内教諭の告発状遺棄疑惑も探偵事務所の調査により事実が明らかになるなど
      新しい事実を得てますます熱が入る。

      「新しい事実」にどういうきっかけでたどり着くか。
      この小説の場合読者は神の目線であるため、その点では驚きはありません。
      中学生たちがどう動き、何を想うのかというプロセスを楽しむ小説です。
      宮部さんお得意の目に浮かぶような人物描写が生きています。

      特に最近はイヤな奴を描くのがやけに上手くなりましたよね。
      私の勘だとP80に初登場する山崎晋吾(第三部ではヤマシン)という少年武道家が宮部さんのお気に入りなのじゃないかな。
      ボディーガード兼廷吏の役目で行動を共にするようになる地味な役だけれど、強くて大人でカッコいいです。
      >> 続きを読む

      2015/08/29 by

      ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • iceさん
      3部構成で、文庫だとそれぞれ上下巻で全6巻です。
      第3部が裁判シーンで最も面白いのですが一番短いです。
      私は法定ものって結構好きなので、第1部、第2部よりも第3部がもっと見たかったなあという気がしました。
      第1部は群像劇スタイルで、長すぎるし、イマイチのめりこめませんでした。
      第2部で書き込みすぎているせいで第3部で驚きの展開というのがあまりなくて、
      むしろ検事や弁護士がどう攻めるのかという会話術の妙を楽しむ感じでした。
      読んでいて面白い小説です。
      でも中身は何なのかというと、この厚さに見合った重さはないです。
      宮部みゆきの小説が読みたい。という方にはおすすめできると思います。
      ミステリーとしては本格ではないですし、法定ものとしても陪審員制なので、借り物です。
      がんばっている子どもたちが好きになれれば良い小説だと思えるでしょう。
      >> 続きを読む

      2015/08/31 by 月うさぎ

    • ありんこさん
      ページ数は多いですが長大ではないですよ。
      細かい描写やセリフが多く、登場人物もエピソードも多いですが、ストーリーの核の部分のボリュームはそんなにないのです。
      足を踏み変えたのニッコリ笑ったの腕を組んだの手を握ったの汗をかいてハンカチを借りたの、そんなことまで可視的に描かれています。
      第一部のトンネルを抜ければ誰でもゴール出来ると思います。

      >宮部さんの願望の入った誠実で清潔感の溢れる少年って好きです。
      私も宮部さんの描く少年って好きなんです。
      今回はその手の少年は神原和彦くんで、小柄で女の子みたいな顔で頭が良くて清潔感があって、少し生い立ちが不幸で、という典型的なパターンです。
      でも、ヤマシンは外見やバックグラウンドがあまり書き込まれないままで登場し、
      しかも無口で裏表がないキャラクターなんです。
      多分最初はそんなに活躍させる予定ではなかったはず。
      その割にいい役回りなんですよ。私も結構お気に入りです。
      >> 続きを読む

      2015/08/31 by 月うさぎ

    • 評価: 4.0

      「学校内裁判」に向けて元クラスメート達が準備を始めました。登場人物達のキャラも立ち始め、ストーリーに厚みが増しています。

      真実を追求しようとする中学生の清々しさに惹かれます。中でも、優秀な藤野さんと神原くんのセリフや行動力は、大人顔負けですので、学ばせて頂いております。次の展開が楽しみです。

      2015/07/04 by

      ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • 映画も評判良くてなかなか面白そうですが、原作も面白そうですね。さすが宮部みゆきですね! >> 続きを読む

      2015/07/05 by ただひこ

    • ただひこさん>>
      さすが宮部みゆきです。原作も半分まで来たので、そろそろ映画(DVD)もチェックしようと思っているところです。 >> 続きを読む

      2015/07/12 by こいこい


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