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ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)

4.4 4.4 (レビュー5件)
著者: 宮部 みゆき
定価: 907 円
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    「ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      一巻ずつきちんと感想をしたためていこうと思っていたのに
      続きが気になって、レビューを書く時間を惜しんで読了。しまった。

      面白かったです!!
      陪審員に印象付けて行くための策略とか、言葉の応酬が見ごたえありました。
      裁判見たことがないのですが、実物を見てみたくなりました。
      やじ馬で行くべきものではないのだろうけど。

      最後、めくるページが少なくなってくると
      あぁ終わってしまうなぁと
      いつまでも読んでいたいような気持にさせてくれる作品です。
      裁判は終わったけれど
      各個人の抱える思いは、どう消化されていくんだろう
      なんて、余韻とちょっとの物足りなさが。
      ただ
      それでよかったのではないかなぁと思います。
      裁判でちょっと大人になった中学生がこれから先歩んでいく道を想像して
      それはそれでいい終わりかも。なんて。

      だから
      最後の、おまけは、正直ない方が、この余韻にもっと浸れたかも!!と思ってしまった。
      いや、楽しく読みましたよ。
      あらあら!やっぱりそんなことに!?なんてことも思ってしっかり楽しんだんですが。
      でも、でもね。
      本編の熱が常温くらいになってしまった感じがしてしまってなんとなく
      もう少し時間をおいてから読めばよかったな、なんて思ってしまいました。

      とはいえ
      長く、途中つらい話ですが
      最後きちんとひとりひとりに救いが用意されていて
      最後まで読んでよかったと思う作品でした。
      >> 続きを読む

      2019/04/04 by

      ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • 私も後日談は無くていいと思うんですよね。
      読者のイマジネーションに任せることをしないのが最近の宮部みゆきさんの欠点だと私は感じているの。
      世に残っていく名作ほど様々な読み方、解釈ができるものです。
      エンタメだから読んでいる最中が楽しければ良いという意見もあるかもしれませんけれどね。
      >> 続きを読む

      2019/04/05 by 月うさぎ

    • 月うさぎさん
      コメントありがとうございます^ ^
      読んでいただけて嬉しいです♪
      イマジネーションに任せておいてほしいということ、まさにそういう気分でした。
      本編を読まずに短編として楽しむのはそれはそれとして良い作品だととも思っただけに。
      宮部さん自身想いを馳せるところがあったのかなとも思います。
      本編でも匂わせてる2人の微妙な気持ちの部分的の、アンサーが必要だったかどうか…アンサー読んでスッキリする方もいると思うので個人の意見として、これから読む方には楽しんでほしいです^_^
      >> 続きを読む

      2019/04/08 by ∵どた∵

    • 評価: 4.0

      全巻読了。柏木卓也の死の真相に辿り着く。真相は凄まじいの一言。そんな中でも柏木卓也が最後まで死ぬのを止めようとし、自殺したことを後悔していた神原君はいい子なのかな。本編では語られないけど、検事役の涼子と結婚していたのは驚いた。あと、このような連作物は一気に揃えて読むのがいいということも今回学んだ。ハッキリ言うならどっぷりと世界観に浸かる小説なので、飛び飛びに読むと魅力が半減する。次に読むときは全部そろえて読むことにする。感想はこんなところです。

      2016/12/04 by

      ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • >検事役の涼子と結婚していたのは驚いた。
      この後日談、なんか余計な気がしたのは私だけじゃないみたいですが。
      神原君には少年のままで終わって欲しかったな~と。
      >> 続きを読む

      2016/12/05 by 月うさぎ

    • 月うさぎ様>コメントありがとうございます。

      >この後日談、なんか余計な気がしたのは私だけじゃないみたいですが。

      劇中、そんな素振りはみじんもなかった(と思います)ので、意外な感じがしました。その点余計だなと思ったのは同じ考えですね。
      >> 続きを読む

      2016/12/05 by おにけん

    • 評価: 4.0

      6分冊にもなる長編は普段ほとんど読まないので、読むのが時間かかりました。


      どんでん返しとか謎解きとか、ミステリー的な要素はいまいちでしたが、登場人物全員キャラが立っていて、中学生たちのやり取りを読んでいるだけで楽しかったです。

      2016/08/10 by

      ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • 評価: 3.0

      「我々大人どもは完敗だ。そして今はもう、待つことしかできない」
      第Ⅲ部 法廷 下 最終巻

      結論。これはYA(ジュブナイル)としておすすめの作品です。
      中学生が大きな謎に挑み、模擬裁判を成功させる大活躍をし、大人になるというストーリーです。

      宮部自ら子供達に熱く伝えたい言葉があるように思えました。
      『十四歳はそんなもんじゃないのか。みんな自意識過剰で、まわりとゴリゴリぶつかって、
      不安定な心は優越感とコンプレックスのカクテルで、傷ついたり傷つけたり。何年かそういった時期を過ごして、満身創痍になって抜け出していくんだ。』
      『学校という制度は、この社会の必要悪です』

      そうだ、その通りと思うか、余計なお世話と思うか、さてどっちでしょう?

      しかし、ミステリーとして大人が読むには少し肩透かしです。
      というのも「犯人?」が自ら自供してしまうからです。
      裁判の過程で驚くべき真実がみつかるのか、大きなどんでん返しがあるのかと思いきや…です。

      私なんか。神原和彦偽物説まで考えたのに…。

      著者も法廷ものをいろいろ勉強なさっていると思うのですが、
      事件解明が真相を知る人間の「告白」で終わるっての、アリだと思いますか?
      私はそれはナシだと思うんです。

      「あの子だよ」衝撃の真実が涼子を打ちのめす。
      え~~っ?!今更驚かないですよ。勘弁してよ。
      ここで一緒に驚いたという読者はいらっしゃいますか?
      知らなかったのは、涼子だけじゃないのですか?

      これが最大の謎???という不満もあります。
      電話の真相も説明されても合理性を感じません。
      (理由付けに苦労されただろうことは伝わります)

      海外作品では法廷ものにはいろいろな名作があるので、
      これはやはり子供向きなのかなあという感想を持ちました。

      しかしYAだというのなら、『事件後、20年たった大人になった彼ら』という叙述は不要です。
      少年少女は自らの未来に向かって一歩を踏み出すのであった。
      そのほうがいいと、私が編集者なら、そうさせます。

      残念ながら物語の終結部分で評価を下げざるを得ません。
      法廷シーンがすばらしかっただけに、残念でした。

      これより先ネタバレしますので、これから読みたい方はご遠慮ください。


      私は、柏木卓也が柏木卓也を殺したのです。
      という結論には与しません。
      これは柏木卓也による神原和彦殺人未遂事件だからです。
      「遺書」を預かってくれと言って手渡したのも、神原の死後、遺書らしきものを発見させ、自殺の裏付けとするためでした。
      卓也が書いたとバレても「小説だった」と言い逃れもできます。
      自分が自殺すると騒ぎ、それを止めさせるために金網を乗り越えさせ、
      神原を突き落とすつもりでした。
      (それなら学校を選ぶことはそもそも間違った選択なんですけどね)
      落下はだから事故か、自暴自棄の発作的行動だったと。
      その方が合理的に納得できる筋書きじゃないかな?

      それと、自殺すると騒いだ卓也に「そんなに死にたきゃ勝手に死ね」と言い捨てて去っただけの神原に『未必の故意による殺人罪』なんかは成り立ちません。
      強いて言うなら「自殺幇助罪」
      事実としては野田健一が主張したように「正当防衛」で無罪が正解でしょう。
      「未必の故意による殺人」の適用は誤りです。
      法廷ものとして読ませたいなら、もう少し厳密に願いたいです。

      【タイトルのソロモンについて】
      旧訳聖書の中に出てくる伝説的な王の名。
      ある夜、まだ若いソロモンの夢枕に、神が現れて言いました。
      「どんな願い事でもかなえてあげよう」
      ソロモンは「人々を正しく裁き、善悪を判断できる心をお与えください」と答えます。
      神は大変喜んで、ソロモンに大いなる知恵と、彼が求めなかった富や栄光、長寿をも与えました。
      こうしてソロモンは、武のダビデ王に対し智のソロモンと称えられる、賢王となったのです。

      つまり神のように賢くすべてを知っているソロモンが嘘をついたら?
      という大きなタイトルをもった作品ということなのでした。
      著者曰く、権力者や知識に勝っているものが嘘をつくとどうなるのか?
      それを認識してほしい。と。
      これ、伝わりました?

      【内容】
      8月17日~三宅樹里の証言
      8月18日 大出被告の証言
      8月19日 休廷
      8月20日 結審
      2010年 春

      「負の方程式」 藤野涼子が再登場。文庫版書き下ろしの続編。
      これはこれで単体でも読めますが、これ、嬉しいですか?
      意外性はあるものの、藤野涼子がツンツン気の強い女になっていて全然可愛くないのですが。
      そして、またも学校に関わるお話で、高圧的で非適格者のような教師が出てきて…
      宮部さん、そんなに学校が、教師がお嫌いなの?
      >> 続きを読む

      2015/09/04 by

      ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • …なるほど…いやっ、いやいやっ!
      確かに裁判なんて仰々しい手続き、必要ねーじゃん、と思った記憶はあります。
      でも、ま、そこはフィクション、それも無垢な少年少女を描かせたら切ないくらいうまい宮部さんのこと。
      それを読ませたくて、こんな長い設定にしたんだろうなーと、思いましたよ。
      まあ、読書の本質というより、刹那的な快楽を読者に与えようとしているな…というところがあることは否定しませんね。でも、エンタメ作家だから、そこも技量のひとつかな~と。
      マスコミについてはそんなに気にならなかったです。宮部さんマスコミに悪感情ないんでしょう。酷い取材を受けていないか、鈍感なのか、寛容なのか。

      >ビリー・ワイルダー監督の「情婦」でマレーネ・ディートリッヒ主演です。
      ディートリヒとはまた名画座ですね。クリスティも少年少女向けで止まっている僕は、おすすめの映画から観始めることにします。
      >> 続きを読む

      2015/09/06 by 課長代理

    • 課長代理さん
      >エンタメ作家だから、そこも技量のひとつかな~と。
      そこは私も宮部作品の最大の評価ポイントです。何を読んでも面白いと思います。
      とりあえず読んでいる瞬間は。
      だから連載に向いているのだと思います。それで自動的に長い小説になるのね。
      この作品も9年くらい書いていたらしいですね。
      それを短時間で読むからいろいろおかしな部分が目に付くのであって、連載を読んでいればまったく気づかないと思います。

      マスコミは宮部さん的には同じ業界の人って思っていそうです。

      「情婦」は大人なミステリーで俳優も演技も映像も脚本も演出も映像もいいです。
      そして原作とは違う幕切れの余韻があって、それがまたいいんです。見てみてね。
      >> 続きを読む

      2015/09/06 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

      全6冊をちょうど一週間くらいで読み終えて、なんだかひとつの長い旅を終えたような気分になりました。
      謎の解明よりも、そこにいたる道程の貴重さという意味で、まさに〈旅〉(「旅行」ではなく)。
      事件とか謎とか以上に、人生にたった一度しかやってこない「中学三年生の夏」というひとときの放つ光と影が、彼らの二倍以上も人生を過ごしてしまった今となっては、とても強く強く、過ぎ去った夏の陽のように心に焼きついた〈旅〉でした。

      2015/04/07 by

      ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)」のレビュー

    • >全6冊をちょうど一週間くらいで読み終えて
      達成感がありあそうです!
      旅と捉えるのも素敵ですね。 >> 続きを読む

      2015/04/07 by coji

    • > cojiさん
      引きつけられるように読み進められたので、「達成感」というのとはちょっと違うかも・・・。むしろ仕事などで読めないのを我慢することの方が努力を要したくらい(笑)。
      なんかそういう中毒性のある物語でした。
      >> 続きを読む

      2015/04/07 by あいひぇん


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