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小暮写眞館IV: 鉄路の春 (新潮文庫 み 22-104)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 宮部 みゆき
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    • 評価: 4.0

      心霊写真の謎を解く事から始まった物語
      でも結局心霊写真じゃなく様々な家族の物語だったのかな?
      最終話は花菱家とST不動産の垣本順子さんのお話


      テンコと一緒の帰り道、花ちゃん(花菱英一)は
      駅前のベンチでぼんやりしてる父・秀夫に会う
      なんと父は家出中、今家に帰ったら離婚の危機!!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

      夫婦喧嘩の理由は秀夫の実家から掛かってきた電話
      祖父(秀夫の父)が危篤と連絡が…
      しかし花ちゃんの妹・風子が亡くなった7年前に秀夫は実家と縁を切っていた…。

      (インフルエンザ脳症で4歳で亡くなった風子
      誰が悪いわけでなく、ただ運が悪かっただけ…
      しかし秀夫の家族はこぞって母親・京子が悪いと攻め立てた
      悲しみに打ちひしがれてるのに悪いと責められ
      精神的に不安定になった京子は秀夫に離婚を申し出るが
      秀夫は自分が家族を守る!!と実家と絶縁。)

      秀夫の父親の危篤で家の中に不穏な空気になるが
      今回、京子は一切関わらない事でやり過ごす事に
      しかし花ちゃんの弟ピカ(光)が不安定になり
      小暮さんの霊に執着するようになる。
      幼いながらに風子の死に思う事があり
      僕がいけないんだと思い込んでいた。
      しかし自分が悪いと思ってるのはピカだけでなく
      心の奥底で自分が悪いと花ちゃんは思っていて
      両親もまた自分が悪いと思い
      結局、根っこはみんなおんなじ…。

      そんな状態で家の中がバタバタしてる頃
      花ちゃんは苦手意識のあったST不動産の垣本順子さんと
      なぜか距離が近くなる
      距離が近くなるにつれ垣本さんが
      家族から逃げてきた女性と分かる

      今回、花ちゃんはケジメをつけるため
      ST不動産の垣本順子を立会人としてある行動に出る
      垣本さんを立会人に選んだのが過去から逃げてきたもの同士で
      ここで過去を断ち切ろうという思いがあるため

      『うちの親の娘で、オレの妹で、光の姉だ。』と啖呵を切る花ちゃん

      花ちゃんのケジメの付け方を見た垣本さんは
      自分も一歩を踏み出した



      垣本さんをあんなに苦手にしてたはずなのに…
      周りは花ちゃんが恋をしてたのに気づいてたんだね

      花ちゃん出会いと別れにより
      大人の階段上がってる最中

      ケジメを付けた事により変化あり
      1年後、花菱家と一部、親戚の交流が始まったのと
      花ちゃんに送られてきた1枚の春の駅のスナップ写真

      写真を見て新しい人生を走り出した垣本さんを感じ
      自分もまた走り出す決意を!!


      心霊写真からいつの間にか大きく話が変わってしまったけど
      これはこれで良かった。

      出会いと別れが切ない花ちゃんの成長物語

      これも青春だね~
      走り出せ、花菱英一。
      >> 続きを読む

      2017/04/06 by

      小暮写眞館IV: 鉄路の春 (新潮文庫 み 22-104)」のレビュー


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