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ティファニーで朝食を

3.7 3.7 (レビュー11件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 580 円
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2013年10月の課題図書

第二次大戦下のニューヨークで、居並びセレブの求愛をさらりとかわし、社交界を自在に泳ぐ新人女優ホリー・ゴライトリー。気まぐれで可憐、そして天真爛漫な階下の住人に近づきたい、駆け出し小説家の僕の部屋の呼び鈴を、夜更けに鳴らしたのは他ならぬホリーだった...。表題作ほか、端正な文体と魅力あふれる人物造形で著者の名声を不動のものにした作品集を、清新な新訳でおくる。

いいね! Minnie

    「ティファニーで朝食を」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 5.0

      自由奔放にしているようで、彼女のまっすぐなプライドが痛いほどに伝わる。
      環境は違えど、地方から出てきたころの自分とリンク。
      結婚指輪をティファニーに決めたのは間違いなくこの作品の影響。

      2016/06/13 by

      ティファニーで朝食を」のレビュー

    • 評価: 2.0

      本屋で見つけて読んでみました。短編集でした。新人映画女優が喜怒哀楽が激しく周りの人を振り回す物語です。このような古典は感想が難しいですね。なんだかモヤモヤします。他の物語もまずまずかなといった所です。とにかく感想が難しです。いつかもう一度読んでみよう思います。ちょっと期待はずれです。

      2016/06/12 by

      ティファニーで朝食を」のレビュー

    • 評価: 3.0

      11月になってしまいましたが、、課題図書読みました。

      少し掴みどころのない感じがしてしまって、物語全体の雰囲気が実は少々苦手でした。(そのため、読み終わるのに時間かかりました。。)

      みなさんのレビューでホリ―は好き嫌い分かれていましたが、ホリ―は私は大丈夫でしたよ♪恋人はできないですが(笑)そもそもホリ―は「恋人」とかに収まっているタイプじゃないですね。。

      月うさぎさんがおっしゃるような「切なさ」とかもわからないままあまり深い読み方出来なかったので、いつか何年後かに読み返してみようかなぁ。 >> 続きを読む

      2013/11/08 by

      ティファニーで朝食を」のレビュー

    • 私も3回目に読んで、印象ががらっと変わりました。
      最初はホリーってただ気ままでかわいい女の子だと思っていました。
      でも本当はいつ捨てられようと生き抜く覚悟の野良猫なんだなって。

      いつの日か再読を(^^)/
      >> 続きを読む

      2013/11/08 by 月うさぎ

    • > 「切なさ」

      吉川晃司の「せつなさを殺せない」が流れてきます(笑)

      2013/11/08 by ice

    • 評価: 5.0

      この本を読む前のお約束です。映画のことは忘れましょう。映画は映画。
      「マンハッタンで大金持ちとの婚活にいそしむヒロインをコミカルに描いたラブコメディー。
      ファッショナブルでゴージャス。愛を選んでハッピーエンド♡」
      なんて期待して読んだら、原作の良さはぶち壊しです。

      ホリー・ゴライトリーとその兄フレッドは最下層の孤児出身と想定されます。
      ホリーは自ら「野生動物」に例えるように、決して手なづけることのかなわない美しき獣。
      身一つで生き抜くために、彼女は夢を見ることと夢を与えることという手段を見出しました。
      ある人はそれを「騙す」という言葉で評するかもしれません。

      ホリーはカポーティによって、矛盾した二面性を併せ持つ不思議な存在感を与えられています。

      それがまず「ティファニーで朝食を食べること」という彼女の表現に象徴される
      上流階級のすっきりとした決まりきった安全な世界への憧れです。
      金持ち男と結婚にこだわるのも同様。
      これは、彼女の少女時代の飢えの記憶がフラッシュバックすることへの逃避行動です。

      強い上昇志向があり、安定した自分の居場所を死ぬほど渇望している。
      にも関わらす、自由を、自分自身であることを何よりも大事に考えているホリーという女。
      動物園も見事な工芸品の鳥籠も、彼女の目からは、自由を奪う檻としか思えません。

      でもね。自由に強く憧れるということは、本当には自由ではないからです。

      ですから、ホリーにはそんな矛盾が満ち満ちています。

      正直で嘘つきで、夢をみながら醒めていて、情がありながら人を信じない。
      親切で残酷で、愛しながら裏切る。
      勇敢で臆病で、大胆で傷つきやすい。

      彼女が望むなら手に入れることのできるものがいくらでもあるのに、
      彼女はいつだって「旅行中」。
      だから何でも誰でも棄てる準備をしているのです。
      所有することはその物に縛られることだから。

      稀有な人物を描き切ったものだと、感心してしまいました。
      もしかするとカポーティその人が「僕」+「ホリー」そのものだったのかもしれません。

      普通にはただの迷惑な女としか思われないかもしれませんが、
      こんなホリーを私は赤の他人とは思えないのです。


      クライマックスの猫を捨てるシーンは(嫌いな人が多いと思われますが)、
      実は最も切実にホリーそのものが描かれていると思います。

      冷たいとも、潔いとも、言えない。この迷い。
      この中途半端な行動と引き裂かれた心理。
      すごくいい。と思う。とても切ない。

      この話の全体に切なさのイメージがつきまといます。
      ホリーは決して格好良くないのです。
      けれど美しさは損なわれないままです。きっと永遠に。

      「おれが唯ひとつ望むのは、あの子が金持ちになっているってことだ。」
      彼女に想いをよせてるジム・ベルの願いが、彼女に届きますように。

      もしも彼女の夢がかなっていないのなら、安住の棲家がみつかっていないのなら、
      本当の居場所は、ホリー、ニューヨークのこの場所なんだよ。
      戻っておいで。と。誰か伝えて。


      【他の収録作品】
      「花盛りの家」  
        「ティファニー」と真逆の作品のようでいて対をなしているようにも感じました。
        ハイチの港町の娼館と山里の生活。
        人は生まれ育った環境を捨てられないもので、
        恋に堕ちることってこんなこと。っていうお話し。

      「ダイアモンドのギター」 
        若さと老い。男と男の間の純粋な愛。そして喪失。

      「クリスマスの思い出」  
        カポーティの自伝的作品のようです。
        「フルーツケーキの季節が来たよ!」
        60歳も年の離れたいとこで親友。僕の子供時代の貧しくも輝いていた日々。大切な愛。
        詩情溢れる哀しくも美しい季節の物語。

      お約束の「訳者あとがき」
        高校時代からカポーティの文学世界を愛してきた村上春樹。愛を感じますね~。
        カポーティの文学とその人物について真面目に解説しています。いつになく。
      >> 続きを読む

      2013/10/19 by

      ティファニーで朝食を」のレビュー

    • 深いレビューありがとうございます。
      高校生の時?に映画を見て、「なんかよく分からないっていうかオードリーかわいームーンリバーいい曲かもー」程度の感想で終わり、原作を読もうなどとは露ほども思いませんでした。
      が、村上さんの訳で出たときに初めて読んで、同じように「映画のことは忘れて読んでみて」と人に薦めました。映画ではホリーという女性の良さをほとんど伝えられていないと思います。月うさぎさんが示されているラストシーンの深さも、違ったように描かれてただ美しくまとめようとされてる感じがします。
      これは小説で読まなければもったいない作品ですよね。

      また他の短編も一つ一つ異なる味があって良いんですよね。特にクリスマスの思い出が好きでした。
      また読み返してみたくなりました。村上さん以外の方の訳でも読んでみたいです。
      >> 続きを読む

      2015/02/15 by pechaca

    • pechacaさん
      〉これは小説で読まなければもったいない作品ですよね。
      ほんとうに!同意して下さる方がいらしてとても嬉しいです!
      映画好きな方だとホリーが嫌な女でがっかり。という意見も多くて寂しいです。
      カポーティは(単に彼の好みかもしれませんが)マリリン・モンローのイメージで描いたらしく、
      彼女が「娼婦の役なんて嫌!」と言ったもんで、出演交渉決裂とか。
      オードリーのイメージがあるので、原作の設定をわざとぼかし表現にしたとかなんとか。
      ホリーが別人なので、別作品として楽しむのが正解だと思います。
      最近、映画と原作は別物として観るのに慣れてきました。
      「クリスマス」は好きだという方が多いですね!
      きっとカポーティは美しい話を美しく書くのも得意だったのですね。
      >> 続きを読む

      2015/02/16 by 月うさぎ

    • 評価: 3.0

      ホリーは嫌いじゃないかも(あくまで物語の中では・・・)読みながら思ったのはホリーがどうしてもマリリン・モンローに思えてしょうがなかった。ただ、マリリン・モンローをよく知っている訳ではなく私の勝手なイメージなのだが、あの自由な感じと恋愛の話など凄くピッタリな感じがした!(どうやら原作者は映画に関してマリリン・モンローを押していたとのことであながち間違いじゃなかった)

      ホリーは自由気ままな感じがするのだが、恋愛に関しては純粋な女性なのかなっとも思えた。映画の方は他の人のレビューなどを観る限り大分違う印象(確かにホリーをオードリーがやるイメージはないので)のようなので是非映画も観てみたいな~。 >> 続きを読む

      2013/10/15 by

      ティファニーで朝食を」のレビュー

    • 確かに、オードリーよりマリリンモンローのイメージのかも。

      2013/10/15 by Shimada

    • 私は今回読んでミア・ファローのイメージになってしまいました。
      マリリンはこの役、嫌だと思う。
      彼女自身の貧しい時代を思い出させるうえにホリーに娼婦のイメージがあるから。

      映画は原作と別物ですが、オードリーがかわいいです!
      基本的にラブコメだと思うので、気楽に観てみてください。
      主人公の作家はヒモだし、日本人の扱いがあんまりだ!と苦笑するかもしれませんけど。
      >> 続きを読む

      2013/10/19 by 月うさぎ

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    関連したレビュー

      新潮社 (1968/07)

      著者: カポーティ

      • 評価: 評価なし

        今回村上春樹氏の新訳版と自分が持っている既読の文庫版を読み比べてみました。
        「ティファニー」に関しては文章も読みやすく村上訳のほうが良いです。
        部分的にはお互いにそれそれ良い部分があり一概に甲乙つけるべきではないかもしれませんが。
        この旧版には、二つの重大な誤りがあったからです。

        一つはホリーの知恵おくれと思われる兄弟のこと。
        滝口訳ではこれが「弟」になっていて、私も今までずっとそう信じていたのですが、
        実は「兄」だったんですね。
        彼女が14歳で家を出る時、フレッドが3年間も8学級(the eighth grade :8年生。日本の中学2年にあたる)
        にいたというホリーの言葉から明らかです。
        he'd been in the eighth grade three years when I ran away.

        日本語のままでも間違いに気づくべきなのに、新潮社の人が気付かないままというのもおかしな話です。

        ホリーの顔を間近で初めて見るシーン。
        her eyes had an assessing squint, like a jeweler's.
        They wewe large eyes, a little blue, a little green, dotted with bits bo brown: varicolored, like her hair;

        彼女の目は宝石屋さんの眼のように、それとわかる程度に斜視だったからだ。
        それは大粒の眼で、少し青く、少し緑色をおび、あちこちに茶色がまじっていた。つまり髪の毛と同じく、雑色だったのである。(瀧口訳)

        彼女の目は、宝石鑑定士みたいにぎゅっとすぼめた目で、探るようにこっちを見ていたからだ。
        瞳は大きく、いくぶん青く、いくぶん緑で、いくぶん茶色だった。髪と同じようにあちこち色が混じっている。(村上訳)

        ホリーが斜視?!実は完全な美人じゃないのか?!ってびっくりしたんですよね。

        squintという単語のせいです。
        1.目を細くしてみること  2.斜視の やぶにらみの
        瀧口氏はこれを2の意味で取ったのです。
        でも、物語の全体を考えて、これはとても不適切な訳だと思いませんか?
        ホリーのキャラクターが大きく変わってくるとても重要な過ちだと思うのですが。

        原文を確認できていないのですが、ホリーと私の親しくなるきっかけのシーンでも
        瀧口氏は、バスルームから逃げ出してきたホリーがフランネルの「ワンピース」だけを身に着けていたと訳していましたが、
        村上訳では「バスローブ」です。
        ここも「?」と感じていた点だったので、村上訳で納得でした。

        ホセの手紙の中で「私には扶養すべき妻子があり」とあってびっくり。
        ブラジル外交官が結婚詐欺か重婚ですか?
        村上訳では「守らなくてはならない家名」でした。(_ _|||) は~。

        このようにストーリーの流れを追えば不自然なはずの言葉があちこちにあって、
        単語の意味の選び違いが多々あるためのように見受けられます。

        作家の翻訳の良さというのは、本人が小説を書くことを熟知していることでしょう。
        漠然と英語を訳すと気付かない不自然な行動や記述について、
        作家の感性があれば、間違いをあまり犯さないものなのかもしれません。

        And you looked so cozy. Like my brother Fred.
        ところがあんたときたらぬくぬくと気持よさそうに見えたでしょ。
        まるで弟のフレッドみたいだったわ。(滝口訳)

        あなたはずいぶんあったかそうなひとに見えたから。兄のフレッドみたいにね。(村上訳)

        こんなところにも違いがでますよね。


        他収録作品3篇 全て形は異なる愛の物語でした。

        「わが家は花盛り」 恋に堕ちた女のお話し。この翻訳は春樹さんよりも上手い。
          「あたい」「おら」という主語が気にならなければ。

        「ダイヤのギター」 刑務所で出会った二人の男。若者は老人に生きるということを思い出させました。

        「クリスマスの思い出」 作者の幼少期の思い出が背景。
          哀しいけれど貧しいけれど美しい思い出。それは何にも替えがたい宝です。


        【勝手にキャスティング】
        今回、カポーティが映画化に際し、マリリン・モンローを望んでいたという話を知り、
        既知、未知のマリリンをイメージしてみようと努めてみたのですが…
        結果、ムリ! 
        マリリンが断ったわけです。全然あわないもの。
        というよりも、これは彼女のやりたい役じゃないでしょう。
        カポーティが片思いだったわけだよ。彼女を理解していないもの。(≧∇≦)ノ彡☆バンバン!

        じゃあ、誰がいいかっていうと。

        オードリーでは、ないですよ。あれは別のホリーです。
        生き方を変えてハッピーエンドを掴み取った賢い?女です。

        私のお薦めは  ミア・ファロー! 

        人様のブログ記事ですが。写真がいいのでご紹介。
        http://ameblo.jp/snapmee/entry-10832026736.html

        ショートカットで痩せていて蠱惑的で妖精みたい。
        あばずれの子猫みたいにも見えるけど、清潔で上品。
        とてもセンシティブな危うい魅力の持ち主です。

        彼女は「華麗なるギャツビー」が代表作ですが、
        こっちに出た方がよかったんじゃないかと思います。
        もちろん原作のままのエンディングならね。ってことですが。
        >> 続きを読む

        2013/10/18 by

        ティファニーで朝食を」のレビュー

      • >私のお薦めは  ミア・ファロー! 

        うーん。
        あと何回誕生日を迎えても、こんなに大人っぽくなれるきがしないです(*_*) >> 続きを読む

        2013/10/19 by aimi☆

      • aimi☆さん
        私なんか大人になってン十年だけど、大人の女になったという自信は未だにないです。
        (^_^;)
        >> 続きを読む

        2013/10/19 by 月うさぎ

      新潮社 (2008/02)

      著者: 村上春樹 , トルーマン・カポーティ

      • 評価: 5.0

        初めての時よりも2度目に本書を読んだ時に「いいナ♪」と思い、それ以来何度か読み返しています。映画でオードリー・ヘップバーンが演じるホリーも好きですが、村上春樹さんが翻訳するホリーにはもっと純粋で素朴な印象があり、何度読んでも新鮮な気持ちになります。

        2013/01/23 by

        ティファニーで朝食を」のレビュー

      • Aslanさん、映画ステキですよネ♪本で読むとまた新しいステキさを発見できて楽しかったですヨー☆ >> 続きを読む

        2013/01/24 by satoko

      • makotoさん、ん~。ブレックファーストは。。。どうでしょうネ~^^?

        2013/01/24 by satoko

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